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今日の献立

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#出汁

やけのヤンパチ

やけのヤンパチ

啖呵売の一席。

去年の年末、ひたすらに寅さんの啖呵売りを覚えた日々が懐かしい。

さぁ、もうこうなったらやけだ!

やけのやんパチ、日焼けのなすび。

色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないときたぁっ。

ねぇッ。四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水・・・

特技はと聞かれたら、どや顔で披露したいです。

さて、なすびといいますと。

ねぇ。

美味い季節がもうすぐそこに。

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突然変異ってゾクゾクする

突然変異ってゾクゾクする

甘唐辛子についてのあれこれの一席。

甘唐辛子についての調べものをしておりましたところ、「辛み系の品種から突然変異で生まれた個体を選抜育種されたもの」との記述を発見。

むむぅ。おもしろい。

この種を大切に繋いでいろいろな固定種が生まれたのだそう。

今年は豆板醤を仕込もうと、唐辛子について調べていたのでもっと深掘りしてみることにいたします。

さて、焼くと青臭さも飛んで甘みがグッと増します甘唐

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陰翳礼讃

陰翳礼讃

蝋燭を灯していただく椀の一席。

学生時代に読みましてむむ〜となった谷崎先生の随筆でございます。

キラキラピカピカした現代の世では、失われつつある陰翳の世界(寂しいもんだぜ)。

ただのヘンタイ小説を書くおっちゃんじゃなかったんだなぁ。

今宵も、文明の利器に頼らず蝋燭(仏壇用ですが)を灯しております。

ゆらりゆらりと儚げな火だけがたより。

椀にしっとり盛り付けました

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人生は選択肢の連続だ

人生は選択肢の連続だ

先日ご紹介したおむすびに、ひと手間の一席。

あのおむすびに、ちょいとひと手間。

人生は選択肢の連続である。

ここぞという選択を迫られることもあるけど、日々のくだらないことでさえも、選択肢だらけだ。

「朝ごはんは何食べましょか」

「田中(うちにいるくまのぬいぐるみ)に、おはよう言うか、言わないか」

そんな些細な選択で人生が変わっちまうのなら、この世のパラレルワール

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テラスハウスぽくていいね。

テラスハウスぽくていいね。

個性ある面々の関係性を楽しむ一席。

周りの男性陣たちのテラスハウス人気がすさまじい。

生々しい人間模様が、むちゃくちゃ勉強になるのだそう。(ひぇぇ〜といつも聞いております。)

今回ご紹介いたしますは、まさにお料理のテラスハウス。

生命力に溢れすぎて我が道を突き進みまくる、いりこ(男子)。

ガツンとパンチの効いた喧嘩っぱやい狂犬、ニンニク(男子)。

じわじわとその

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愛犬の名は、みりん。

愛犬の名は、みりん。

油のことを散々調べたあたくしの天ぷらの一席。

先日のこと。

お世話になっておりますかつお節松村のにぃちゃんと、茶をすすりながら、今後の夢や野望なんかをあれやこれやと語りましてねぇ。

ワクワクすっぞ!とニヤニヤが止まらない我等でございます。

人たらしで、令和の世には珍しく人情深く昭和気質な男。

本日は、そんな彼が届けてくれるかつお節松村の削り節をつかった一品をご紹介。

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いりこ出汁の引き方

いりこ出汁の引き方

よっしゃ!昆布と鰹の次は、いりこ出汁が引けちゃうなの一席。

前回の話を復習しつつ、私が"やまくにいりこさん"から教えてもらった出汁の引き方をお伝えしてまいります。

と、その前に。

旨いいりこの見分け方をさらりとお話。

さて、このいりこちゃん。

旨味や栄養素もたっぷりなのですが、ちょっぴり脂肪が多め。(ガリガリよりは、少しふくよかな子の方が愛着があって好き)

脂肪が多いという

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伯山先生とフリットと日本酒。

伯山先生とフリットと日本酒。

ちょいと手間を加えたフリットの一席。

数ヶ月前に真打に昇進いたしました神田伯山先生。

ラジヲでは、「ど」が何個つくであろうお下のネタが、とんでもないことになっているな。(講談もすごいけどね!)

そんな話を肴に、もうそろそろ旬が終わる「長芋」に一手間加えたフリット。そして日本酒をくいっとな。

さぁ皆さま、本日はいたってシンプル。揚げ物は慣れです。

「長芋」「基本の出汁」「醤油」

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すり鉢ほしくなーる。

すり鉢ほしくなーる。

これを読むと「いいすり鉢がほしくな〜る」な一席。

ここ最近はひたすらに、美味い汁物をつくろうと励んでおります。

どうです皆さん、ここいらで「本気味噌汁のパンデミック」を巻き起こしてゆきましょう。

料亭みたいな感じではないです。安心してください。

濾す作業。

ないです、ふぅ〜!嬉しいっ!

家庭に落とし込めるけど、ちょい丁寧。何より楽しくつづけられるをポリシーに本日も参りますよー!

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丼または茶漬け

丼または茶漬け

美味そうな刺身を目にすると、反射的に手を伸ばしてしまうのは日本人の本能なのでしょうか。寿司も然り。

そのまま刺身で頂くのもいいけど、ほんのひと手間加えるとさらに贅沢な一品が仕上がるよ、なんてお話を。

本日用意するものは、「旬の魚」「醤油」「酒」「みりん」「ごま油」以上です。(あとはうまい、白米もお忘れなく!)

調味液にドボンと魚を漬け込み、ホッカホカのごはんの上へ。

さらに余裕があ

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和出汁のピクルス

和出汁のピクルス

今日は「和出汁のピクルス」の一席。

お店の定番。かつ季節の野菜をいれて日持ちもする救世主が登場。
普通のピクルスは酸っぱくて苦手だよ!そんな人でもパクパクいけたり、いけなかったり。

「基本のお出汁」「醤油」「酢」「砂糖」「塩」「お洒落なスパイス」で出来上がります。

材料/2人前くらい

)基本のピクルス液
醤油 スプーン1.5〜2
酢 スプーン 2〜2.5(いれすぎ注意)
砂糖

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お浸しの汁

お浸しの汁

前回の反省。
もっと、「なんかできるかも」「つくってみたい」の妄想が広がり、五感を刺激するような、さらりと読みやすい感じにしていきます。

今回はおひたしの汁。
旨味のギュッととつまったお出汁の中へ、醤油と塩をいれるだけ。
嘘だろ?と思いますでしょ。否。私は、はじめて試したときに大変感動しまして、きちんと出汁は引くようになりました。
出汁を引くのが面倒なら、白だしでやるでもよし◎(味濃くなりすぎな

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