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文章・音楽・映像のコンテンツを創作しています。ご覧いただいた方が共感&共鳴できるものを…

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文章・音楽・映像のコンテンツを創作しています。ご覧いただいた方が共感&共鳴できるものを発信していきたいと思います。

マガジン

  • デジタルインフラのアーキテクチャ

    21世紀に実現されるであろうデジタルインフラについて、できるだけわかりやすく解説していきます。

  • 読書メモ

    読んだ書籍の付箋を貼った箇所を中心に、読書メモにまとめています。

  • note:音楽

  • Synthesizer V Studio 操作ノート

    DREAMTONICS社の音声合成ソフトウェア Synthesizer V Studio Proと歌声データベースの操作方法のノートです。

  • 記憶と記録

    記憶を辿って掘り返されたものを紹介する散文です。

記事一覧

固定された記事

2021年、note始めます #人生の下期

2021年の新年を迎えました。 初めまして。駆け出しコンテンツ制作者のSynです。 民間企業(情報通信業)に勤めながら、コンテンツ制作者を目指して精進しています。不定期…

Syn
3年前
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研究開発とイノベーションモデル

はじめにこのコンテンツでは、研究開発とイノベーションモデルについて紹介します。日本ではイノベーションを「技術革新」と訳すことが多いですが、もう少し広い概念である…

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3日前
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研究開発の基礎知識

はじめにこのコンテンツでは、民間企業が研究開発を行う際の基礎知識を紹介します。下記の日本プロジェクトマネジメント協会の書籍等を主な参考資料としています。 研究開…

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3週間前
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[読書メモ] アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る / 藤井保文、尾原和啓

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残るデジタル化社会の到来で日本企業が持つべきマインドセットを、ビフォアデジタルとアフターデジタルの対比によって明示し…

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1か月前
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[読書メモ] 日本型プラットフォームビジネス / 小宮昌人、楊皓、小池純司

日本型プラットフォームビジネス海外メガクラウドのプラットフォーマーから遅れをとっている日本のプラットフォームビジネスにおいて、ゼロからプラットフォームビジネスを…

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1か月前
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[読書メモ] じぶん時間を生きる / 佐宗邦威

じぶん時間を生きる TRANSITIONコロナ過をきっかけに人生の時間の使い方を再定義し直して、軽井沢への移住によって「じぶん時間の生き方」を実践した作者の考察について余…

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1か月前
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[読書メモ] 二千年紀の社会と思想② / 見田宗介 大澤真幸

名づけられない革命をめぐって 新しい共同性の論理西暦1001年~2000年(11世紀~20世紀)における社会と思想から、次の三千年紀に向けた創造を促す書籍。第二章では、日本…

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2か月前
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[読書メモ] 二千年紀の社会と思想① / 見田宗介 大澤真幸

現代社会の理論と「可能なる革命」 有限性の時代へ向けて西暦1001年~2000年(11世紀~20世紀)における社会と思想から、次の三千年紀に向けた創造を促す書籍。第一章では…

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2か月前
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[読書メモ] オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学 / 早川友久

オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学台湾の李登輝元総統の日本人秘書である著者が、オードリー・タンの言葉を引用しながら台湾のデジタル化の軌跡を解説する。…

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2か月前
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[読書メモ] 伝える力 2 / 池上彰

伝える力 2一般の人に判りやすい説明をされることで有名な池上彰の「伝え方」を紹介するビジネス書の第二弾。判りやすい表現と判りにくい表現の対比や、不適切な言葉の訂…

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3か月前
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[読書メモ] 伝える力 / 池上彰

伝える力一般の人に判りやすい説明をされることで有名な池上彰の「伝え方」を紹介するビジネス書。物事の伝え方そのものに加えて、伝える上で前提となるマインドセットにつ…

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3か月前
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[読書メモ] DIE WITH ZERO / ビル・パーキンス

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール貯金・貯蓄を始めてから死ぬまで盲目的に貯め続ける現代人に向けて、お金の貯め方ではなく使い方、とくに使うタイミング…

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3か月前
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[読書メモ] アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか / 濱野智史

アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか一般的なアーキテクチャ(設計思想)の文脈ではなく、環境管理型権力としてのアーキテクチャが持つ特性について…

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3か月前
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[読書メモ] 組織と権力の教科書 韓非子 / 守屋淳

組織と権力の教科書 韓非子古代の韓非子の思想を頼りに、現代社会における組織・権力の構造を紐解く解説書。性善説の論語と性悪説の韓非子を対比しながら、現代社会の具体…

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4か月前
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[読書メモ] 東京の古本屋 / 橋本倫史

東京の古本屋東京にある古書店(古本屋)10店。それぞれの店舗を3日間、開店から閉店まで密着することで得られた貴重な取材記録。既に閉店してしまった古書店も含まれてお…

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4か月前
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坂本龍一 関連文献:龍一語彙 -3/3-

龍一語彙 二〇一一年 - 二〇一七年2011年から2017年にかけて坂本龍一が発言した言葉をもとにピックアップされた用語を、36のカテゴリ毎に分類して収録した用語辞典。「一般…

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4か月前
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2021年、note始めます #人生の下期

2021年、note始めます #人生の下期

2021年の新年を迎えました。
初めまして。駆け出しコンテンツ制作者のSynです。

民間企業(情報通信業)に勤めながら、コンテンツ制作者を目指して精進しています。不定期でnoteで取り扱うことが可能なコンテンツ、主に文章・音楽・映像のコンテンツを発信していきます。
文章が主体になりますが、なるべく難しい言葉は使わずに、ご覧いただいた方が感覚的に理解しやすい表現を意識して作成・発信していきたいと考

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研究開発とイノベーションモデル

研究開発とイノベーションモデル

はじめにこのコンテンツでは、研究開発とイノベーションモデルについて紹介します。日本ではイノベーションを「技術革新」と訳すことが多いですが、もう少し広い概念であることを本文で説明します。
本コンテンツ作成にあたり日本プロジェクトマネジメント協会の書籍等を主な参考資料としています。

線形モデルと連鎖モデル日本プロジェクトマネジメント協会の書籍によると、研究開発とイノベーション(技術革新)のモデルには

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研究開発の基礎知識

研究開発の基礎知識

はじめにこのコンテンツでは、民間企業が研究開発を行う際の基礎知識を紹介します。下記の日本プロジェクトマネジメント協会の書籍等を主な参考資料としています。

研究開発の分類OECDによる研究開発の分類

OECD(経済協力開発機構)が策定した、各国における研究開発に関するデータの収集・報告のための国際的マニュアルである「Frascati Manual 2015(フラスカティ・マニュアル2015)」に

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[読書メモ] アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る / 藤井保文、尾原和啓

[読書メモ] アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る / 藤井保文、尾原和啓

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残るデジタル化社会の到来で日本企業が持つべきマインドセットを、ビフォアデジタルとアフターデジタルの対比によって明示している。オフラインの延長にオンラインがあるのではなく、デジタル基盤の内側にオンラインとオフラインが存在するという発想や、ユーザの良質な体感やサービス価値を継続し続けることが重要という観点にはとても共感できる。

これが事実だとすると、個人情

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[読書メモ] 日本型プラットフォームビジネス / 小宮昌人、楊皓、小池純司

[読書メモ] 日本型プラットフォームビジネス / 小宮昌人、楊皓、小池純司

日本型プラットフォームビジネス海外メガクラウドのプラットフォーマーから遅れをとっている日本のプラットフォームビジネスにおいて、ゼロからプラットフォームビジネスを構築するだけではなく連携と協創も含めたビジネスモデルの基本型パターンが掲載されている。国内の大企業におけるプラットフォーム戦略の進め方の事例や、中小企業のプラットフォームビジネスの事例などは特に参考になる。

説明本書におけるプラットフォー

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[読書メモ] じぶん時間を生きる / 佐宗邦威

[読書メモ] じぶん時間を生きる / 佐宗邦威

じぶん時間を生きる TRANSITIONコロナ過をきっかけに人生の時間の使い方を再定義し直して、軽井沢への移住によって「じぶん時間の生き方」を実践した作者の考察について余すことなく記録している。じぶん時間を持つことによる相反する感情との向き合い方や、移住に伴うメリットとデメリットが記載されていてとても参考になる。個人というより人類の生活スタイルの転換期であることを認識できる一冊。

・アンビバレン

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[読書メモ] 二千年紀の社会と思想② / 見田宗介 大澤真幸

[読書メモ] 二千年紀の社会と思想② / 見田宗介 大澤真幸

名づけられない革命をめぐって 新しい共同性の論理西暦1001年~2000年(11世紀~20世紀)における社会と思想から、次の三千年紀に向けた創造を促す書籍。第二章では、日本の社会学者である見田宗介と大澤真幸の対談形式で新しい共同性について語られるが、文章だけでは非常に難解だったので図や表にして理解を深めた。

グローバリゼーションとユニヴァーサライゼーション

近代の世界的な高度経済成長を経て、化

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[読書メモ] 二千年紀の社会と思想① / 見田宗介 大澤真幸

[読書メモ] 二千年紀の社会と思想① / 見田宗介 大澤真幸

現代社会の理論と「可能なる革命」 有限性の時代へ向けて西暦1001年~2000年(11世紀~20世紀)における社会と思想から、次の三千年紀に向けた創造を促す書籍。第一章では、日本の社会学者である見田宗介と大澤真幸の対談形式で、これまでの社会思想とこれからの社会思想の変革の可能性を探る。高度経済成長と人間の社会思想のギャップから生じてきた継続的な課題を改めて再認識できる。

・文化的遅滞(cultu

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[読書メモ] オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学 / 早川友久

[読書メモ] オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学 / 早川友久

オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学台湾の李登輝元総統の日本人秘書である著者が、オードリー・タンの言葉を引用しながら台湾のデジタル化の軌跡を解説する。台湾と日本は地政学上の類似性があることから、台湾のデジタル化の成功事例は日本も見習うべき点が多い。特に国民の多様な思想や要求を満たすために、コミュニケーションを強化し共通の価値感を追求することの重要性を繰り返し説いている。また、李登輝とオー

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[読書メモ] 伝える力 2 / 池上彰

[読書メモ] 伝える力 2 / 池上彰

伝える力 2一般の人に判りやすい説明をされることで有名な池上彰の「伝え方」を紹介するビジネス書の第二弾。判りやすい表現と判りにくい表現の対比や、不適切な言葉の訂正など具体的な言葉遣いにまで踏み込んだ解説がされている。また、引っ込み思案だった筆者が人気解説者になるまでの体験談も多数紹介されている。

・和文和訳:そのままでは英訳しにくい日本語を英訳し易い日本語に言い換えること

ここでいう筆者の「和

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[読書メモ] 伝える力 / 池上彰

[読書メモ] 伝える力 / 池上彰

伝える力一般の人に判りやすい説明をされることで有名な池上彰の「伝え方」を紹介するビジネス書。物事の伝え方そのものに加えて、伝える上で前提となるマインドセットについても紹介されている。また、話すことだけではなく聴く・書くことも含んだコミュニケーション全般のノウハウを得ることができる。著者が体得したスキルは、NHK所属時代に担当されていた「週刊こどもニュース」の経験が非常に活きていると感じる。

・理

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[読書メモ] DIE WITH ZERO / ビル・パーキンス

[読書メモ] DIE WITH ZERO / ビル・パーキンス

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール貯金・貯蓄を始めてから死ぬまで盲目的に貯め続ける現代人に向けて、お金の貯め方ではなく使い方、とくに使うタイミングの重要性について説明している。「お金」と「時間」と「健康・体力」のバランスが大事で、「お金」のために「時間」と「健康」を犠牲にし過ぎない考え方を再認識するきっかけになる。

30代を越えたあたりで、お金を貯めることよりも使うこ

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[読書メモ] アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか / 濱野智史

[読書メモ] アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか / 濱野智史

アーキテクチャの生態系 情報環境はいかに設計されてきたか一般的なアーキテクチャ(設計思想)の文脈ではなく、環境管理型権力としてのアーキテクチャが持つ特性について論じた書籍。若手の論客らしい視点で、SNSなどのコミュニケーションツールを中心に、アーキテクチャがもたらす社会的な効果について様々な考察がされており参考になる。

ローレンツ・レッシグによるアーキテクチャの概念定義を参考に筆者が要約したもの

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[読書メモ] 組織と権力の教科書 韓非子 / 守屋淳

[読書メモ] 組織と権力の教科書 韓非子 / 守屋淳

組織と権力の教科書 韓非子古代の韓非子の思想を頼りに、現代社会における組織・権力の構造を紐解く解説書。性善説の論語と性悪説の韓非子を対比しながら、現代社会の具体例を用いて説明されている。
古代ギリシアや中国の哲学は現代社会においても参考になる点が多いが、特定の哲学・思想を盲信するのではなく、ケースバイケースで参照するのが良い。

・韓非(B.C.280?~233):中国戦国時代の思想家。法家思想の

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[読書メモ] 東京の古本屋 / 橋本倫史

[読書メモ] 東京の古本屋 / 橋本倫史

東京の古本屋東京にある古書店(古本屋)10店。それぞれの店舗を3日間、開店から閉店まで密着することで得られた貴重な取材記録。既に閉店してしまった古書店も含まれており、それぞれの店の特徴はもちろんどの古書店にも共通する矜持のようなものを知ることができる。店舗の外でよく目にしていた古本の均一棚は、日々並び方を変えているという事実も興味深い。

盛林堂書房

本を生き物のように扱う。古書店員の本に対する

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坂本龍一 関連文献:龍一語彙 -3/3-

坂本龍一 関連文献:龍一語彙 -3/3-

龍一語彙 二〇一一年 - 二〇一七年2011年から2017年にかけて坂本龍一が発言した言葉をもとにピックアップされた用語を、36のカテゴリ毎に分類して収録した用語辞典。「一般的語彙」、「龍一的語彙」、「(龍一の)語録」の順で解説されており、坂本龍一の一般用語の解釈を捉えやすい構成になっている。
この語録の掲載期間に起こった主要なイベントとしては、日本国内では2011年3月に東日本大震災が発生し、米

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