スティーーーブ

旅するように生活したい人。よく歩きます。

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記事一覧

Nikon Zf - 新しい。懐かしい。心地いい。

今回は(今回も?)カメラのお話。 タイトルにもある通り、Nikon Zfがやってきた。1月21日のことだ。 この日は大学の友人がカメラを買いたいというので、その買い物に付き…

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帰りの列車と、母のおにぎり。

ちょっと前の話だけど、2024年1月4日の話。 書いたことをすっかり忘れていて、なんだか半端な時期に上げることになるけど、 せっかく書いたので載せることにする。 長いよ…

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2024年

2024年、新年早々、その雰囲気に似合わないニュースを観ている。 そして、いつもと変わらぬ山形での帰省を、穏やかに過ごしている日々を噛み締めている。 元日、NHKでサッ…

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2023年、まとめ。

なんだかんだであっという間に過ぎてしまった2023年。 今年はいつになく、激動の年だった。 7月に転職をした。 同じ営業だけど、カウンター営業からメーカーの営業になっ…

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安定的な、不安定な生活の中で。

先月、大学の友人と東京アートブックフェアに出向いた。以前から興味はあったが、きっかけがなく行ったことがなかった自分にとって、またとない機会となった。 そこでは写…

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生活圏内の、ちょっと先へ。

10月も終わりかけていた頃。 岩手出張の帰り、新幹線はやぶさで東京駅に着いたタイミングで、一本の電話が来た。 インスタで知り合った友人、ryojohoさんだった。 「週末…

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新幹線のタダ券と共に、ある意味贅沢な旅をした話。

突然だが、みなさんは「どこかにビューン」というサービスをご存じだろうか。 これはJR東日本が行なっているもので、Suicaを使って電車に乗ったり、JR東日本管内の駅ビルや…

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帰省旅と一眼レフ。

身の上話だが、転職をした。 有休消化の兼ね合いもあって、6月下旬から7月中旬にかけて、1ヶ月ほどの人生の夏休みを手に入れた。 6月いっぱいは今までなかなか飲みに行け…

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一眼レフ。光学ファインダーという快楽。

先日、ひょんなことからPENTAX KPという一眼レフカメラを中古で手に入れた。ミラーレス全盛期の、この時代にである。 私の愛機であるX-Pro3が、シャッターボタンの不調に…

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最近、写真を撮っていない自分へ。

ここ数日、カメラを触っていない。 これは、ちょっとした事件である。 やむを得ず触れない理由なんて、何処にもない。 鞄に入れていれば、写真はほんの数分でも撮れる。 で…

気軽に、身軽に、旅カメラ。

自分自身、旅先、そしてそこでの行動は行き当たりばったりなことが多い。ただ、よく歩いて、よく写真を撮っていることは一貫している。 旅先の街並みのスナップ写真が多い…

知らない街の片隅で。

何か特別用事があったわけでもない。 ただなんと無く、新幹線に乗りたかった。 でもそれだけではなんか罪悪感。もう一つ理由が欲しい。 先日、宇都宮に行って餃子を食べた…

「この街の、この時代。」としての写真。

「この街とヒミツを作る。」 90年代のいつだったか、青春18きっぷのキャッチコピーだ。 情報が洪水のように溢れている時代。あの街が気になる、行ってみたいとなれば、…

故郷について。

最近、故郷の山形のことをよく思う。 自分は山形で生まれ、高校までの18年間、山形で育ってきた。 しかし、実際山形について表面の知識はあれど、自分自身で体験し、その…

2023年

とかタイトルに書いておきながら、もう1月も終わろうとしている。 2022年も積極的に書き続けたいと言っておきながら、全然書いていなかった。 相変わらずマイペースだし、…

X-Pro3 - “Beloved” is Back.

相棒が、進化して戻ってきた。 FUJIFILMのカメラ、Xシリーズとは8年の付き合いになる。 その中でも、X-Proと呼ばれるシリーズは、長く使えるカメラとしてずっとお気に入…

Nikon Zf - 新しい。懐かしい。心地いい。

Nikon Zf - 新しい。懐かしい。心地いい。

今回は(今回も?)カメラのお話。

タイトルにもある通り、Nikon Zfがやってきた。1月21日のことだ。
この日は大学の友人がカメラを買いたいというので、その買い物に付き合っていた。
買う前に一応の目星は付けていて、見た目もよく、程よい軽さで持ち歩きにも良いNikon Zfcを第一候補として当たることになった。
当時は自分もZfcを使っていたので、自信を持っておすすめできた。
そして足を運んだ

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帰りの列車と、母のおにぎり。

帰りの列車と、母のおにぎり。

ちょっと前の話だけど、2024年1月4日の話。
書いたことをすっかり忘れていて、なんだか半端な時期に上げることになるけど、
せっかく書いたので載せることにする。

長いようで短い正月休みも最終日。
いよいよ東京へ戻って、現実へ帰らないといけない。
帰るときにいつも乗ることを決めているが、いつまで残るかいよいよ分からなくなった陸羽東線。かつての高校時代、毎日乗っていた始発の列車で帰ることにした。

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2024年

2024年

2024年、新年早々、その雰囲気に似合わないニュースを観ている。
そして、いつもと変わらぬ山形での帰省を、穏やかに過ごしている日々を噛み締めている。

元日、NHKでサッカーの中継を観ていた。国立競技場での強化試合のタイ戦。5-0で勝利し、ビールを飲みながら森保監督の勝利インタビューを眺めていた。
突然、嫌なチャイムとともに緊急地震速報が流れた。それまでとは明らかにテンションの違う音に、一瞬何がな

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2023年、まとめ。

2023年、まとめ。

なんだかんだであっという間に過ぎてしまった2023年。
今年はいつになく、激動の年だった。

7月に転職をした。
同じ営業だけど、カウンター営業からメーカーの営業になった。
取り扱うものも違えば、社員の平均年齢、営業のスタイルも違う。
多少は通用するはずと思っていた自分のやり方は、軽々と吹き飛んだ。
中途入社だけど、気持ちはさながら新入社員だ。

製品の知識も違うし、対応するお客さんも自分より一回

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安定的な、不安定な生活の中で。

安定的な、不安定な生活の中で。

先月、大学の友人と東京アートブックフェアに出向いた。以前から興味はあったが、きっかけがなく行ったことがなかった自分にとって、またとない機会となった。
そこでは写真をはじめ、自らのアウトプットの手段の可能性を信じる人たちがいた。
ZINEなどの形にし、想いの共感してくれる人たちがそれぞれの思いを胸中に秘め、会話に花を咲かせる。

それぞれが、自分の作品について話すときは表情が輝いていた。
みんな、自

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生活圏内の、ちょっと先へ。

生活圏内の、ちょっと先へ。

10月も終わりかけていた頃。
岩手出張の帰り、新幹線はやぶさで東京駅に着いたタイミングで、一本の電話が来た。
インスタで知り合った友人、ryojohoさんだった。

「週末、鹿島線を撮りに行きませんか?」

鹿島線は、千葉県の佐原駅と茨城県の鹿島神宮駅を結ぶ路線だ。
利根川や北浦を長大な鉄橋で渡る様が圧巻である。

この週末は、気持ちの良い秋晴れの予報だった。
最近は西や北へ行ってばかりで、東の方

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新幹線のタダ券と共に、ある意味贅沢な旅をした話。

新幹線のタダ券と共に、ある意味贅沢な旅をした話。

突然だが、みなさんは「どこかにビューン」というサービスをご存じだろうか。
これはJR東日本が行なっているもので、Suicaを使って電車に乗ったり、JR東日本管内の駅ビルやコンビニで買い物をすると貯まる「JREポイント」を6000ポイント貯めると、ランダムで東日本の新幹線駅のどこかへの往復きっぷをプレゼントしてくれる、素晴らしいサービスだ。

現状は、出発駅が東京〜大宮のどこかに限定されたりと色々と

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帰省旅と一眼レフ。

帰省旅と一眼レフ。

身の上話だが、転職をした。

有休消化の兼ね合いもあって、6月下旬から7月中旬にかけて、1ヶ月ほどの人生の夏休みを手に入れた。

6月いっぱいは今までなかなか飲みに行けなかった人たちと飲みに行ったり、自室でゆっくりしたり、珍しく近場でのんびりと過ごす日々だった。

月が変わり、そろそろ何かでかいことをしたいと思った。
いろいろ計画していたが、まずは地元に帰ろうと思い、二泊三日で山形に帰ることにした

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一眼レフ。光学ファインダーという快楽。

一眼レフ。光学ファインダーという快楽。

先日、ひょんなことからPENTAX KPという一眼レフカメラを中古で手に入れた。ミラーレス全盛期の、この時代にである。

私の愛機であるX-Pro3が、シャッターボタンの不調により修理に出すことになった。
完全にシャッターが切れなくなったわけではないので、写真は撮れるっちゃ撮れるのだが、いかんせん精神衛生上よろしくない。
そして、今のところボディがこの1個しかないので修理中は写真が撮れない。これも

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最近、写真を撮っていない自分へ。

最近、写真を撮っていない自分へ。

ここ数日、カメラを触っていない。
これは、ちょっとした事件である。
やむを得ず触れない理由なんて、何処にもない。
鞄に入れていれば、写真はほんの数分でも撮れる。
でもそう出来ていない。カメラは家の防湿庫にしまっている。

どうした、自分。

そりゃ写真を撮らず、仕事を惰性にでもこなしていれば、生きてはいける。
でも写真を撮ることは、そして思ったことをnoteにでもインスタにでもメモ帳にでも書き留め

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気軽に、身軽に、旅カメラ。

気軽に、身軽に、旅カメラ。

自分自身、旅先、そしてそこでの行動は行き当たりばったりなことが多い。ただ、よく歩いて、よく写真を撮っていることは一貫している。
旅先の街並みのスナップ写真が多いが、ときには旅先で仲良くなった方々の写真を撮ることもある。

今はスマホのカメラで撮る写真もかなり綺麗になったが、ひとつのこだわりとして、旅先の写真はちゃんとしたカメラで撮るようにしている。そして、どんなカメラで撮るのかということも重要だ。

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知らない街の片隅で。

知らない街の片隅で。

何か特別用事があったわけでもない。
ただなんと無く、新幹線に乗りたかった。
でもそれだけではなんか罪悪感。もう一つ理由が欲しい。

先日、宇都宮に行って餃子を食べた。
宇都宮といえば餃子が有名だけど、2022年の年間消費量は2位だった。
1位はというと、静岡県の浜松市だった。
「そうだ、餃子食べに行こう。」
縁もゆかりもない街だが、ちょっと新幹線で遠くへ行く理由としては十分だった。
もっとマシなお

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「この街の、この時代。」としての写真。

「この街の、この時代。」としての写真。

「この街とヒミツを作る。」
90年代のいつだったか、青春18きっぷのキャッチコピーだ。

情報が洪水のように溢れている時代。あの街が気になる、行ってみたいとなれば、ちょっとスマホを操作したり、コンビニの本屋の旅行ガイドを開けば、それっぽい必要なものはこれでもかというくらい簡単に出てくる。
それを基に旅行計画を立て、実行すれば最も簡単にその街を体験し、味わうことができる。なんと幸せな時代なんだろう。

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故郷について。

故郷について。

最近、故郷の山形のことをよく思う。

自分は山形で生まれ、高校までの18年間、山形で育ってきた。
しかし、実際山形について表面の知識はあれど、自分自身で体験し、その中身をちゃんと知っているかというと、結構怪しい。

自分の生まれたところは、宮城県との県境から車で5分ほどの場所。
車だと、山形市と仙台市までの所要時間も同じくらい。
休日の買い物も、出かける時も、行き先は山形県内では無く仙台であること

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2023年

2023年

とかタイトルに書いておきながら、もう1月も終わろうとしている。
2022年も積極的に書き続けたいと言っておきながら、全然書いていなかった。
相変わらずマイペースだし、このnoteとの距離感は一向に縮まっている気がしない。

2020年の中頃から、時間の流れが一段と早くなった気がする。
ステイホームと言われ続け、その間に転職し、そこから激務となったが一日の密度は格段に濃くなった。上からの圧力は毎日ひ

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X-Pro3 - “Beloved” is Back.

X-Pro3 - “Beloved” is Back.

相棒が、進化して戻ってきた。

FUJIFILMのカメラ、Xシリーズとは8年の付き合いになる。

その中でも、X-Proと呼ばれるシリーズは、長く使えるカメラとしてずっとお気に入りの存在だ。X-Pro1はもちろん、X-Pro2は、今まで出会った中で最高傑作のカメラとして、自分の写真人生の中でも一番長く使ったカメラでもある。今でもなお「愛機」と呼びたい存在だ。

X-Pro2についてのラブレターのよ

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