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2023年4月の記事一覧

『ルパン三世』 日活ノワールの集大成としての大隈&大和屋ルパン 町山智浩単行本未収録傑作選24

『ルパン三世』 日活ノワールの集大成としての大隈&大和屋ルパン 町山智浩単行本未収録傑作選24

文:町山智浩
初出:『映画秘宝 夕焼けTV番長』(1994年)
タイトル写真© トムス・エンタテインメント

『太陽にほえろ!』の「ゴリ、勝負一発」ってエピソードを知ってる? ビデオ出てないからうろ覚えなんだけど、たしかこんな話。

 ある日、ゴリさんこと石塚刑事(竜雷太)の目の前で通行人が次々と撃たれるんだ。弾丸を調べると7・63ミリのモーゼル弾。拳銃弾なのに射程距離が500メートルもあるやつだ

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性換金女性の時代

性換金女性の時代

この記事のロジック↓

増加する性換金志向の女性近年、性的な魅力をお金に変える女性が増えていると感じます。

女性たちの意識が愛よりカネにシフト

例えば、出生動向基本調査では、独身者に結婚の利点を聞いています。女性において特にパートナーとの愛情を利点とする割合が減り、一方で経済的なメリットを回答する割合が増えています。

また、大学生においてセックスをお金で買うことに対する許容度が増えているとい

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新卒社員を解き放て。

新卒社員を解き放て。

 僕は、現在の日本の大企業に一般的な「新卒一括採用」というスタイルが好きではない。大学四年になったら一斉に就職活動を始め、短い期間で企業のことを未定め、面接を受けて内定を「勝ち取る」。
 そして、4月に同じようなスーツを着て入社式に臨み、その企業のしきたりなどを「新卒研修」で学んで、現場に配属される。その「横並び感」が好きではないのである。

 僕が新卒で今は存在しない「日本興業銀行」という銀行に

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読み放題対象「なぜインテリリベラルたちは”死んでも許さぬアベシンゾー!”がやめられないのか」

読み放題対象「なぜインテリリベラルたちは”死んでも許さぬアベシンゾー!”がやめられないのか」

「死んでも許さぬアベシンゾー!俺たちの闘いはこれだからだ!」――この情念が、安倍晋三の暗殺後、リベラル界隈をずっと覆っている空気だ。そう、今もずっとだ。

え? ほんとなの?
という感じだが、ほんとにこれだけで彼らのおよそ合理的ではない行動原理、説明できちゃうのだ。

なぜいつまで経っても彼らは「死体蹴り」がやめられないの?「(自分たちは正しい側にいると思う)リベラル・インテリ層」たちが、いつまで

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危険な飲料。2型糖尿病者の飲料消費量と死亡率

危険な飲料。2型糖尿病者の飲料消費量と死亡率

📖 文献情報 と 抄録和訳2型糖尿病成人における飲料消費量と死亡率:前向きコホート研究

[背景・目的] 2型糖尿病成人における死亡率および心血管疾患(cardiovascular disease, CVD)の転帰に関連する特定の種類の飲料の摂取量を調査すること。

[方法] デザイン:前向きコホート研究。設定:米国内の医療従事者。参加者:ベースライン時および追跡期間中に2型糖尿病と診断された男

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香りのデジタル化市場は年平均10%成長へ。新たなビジネスを生み出す4つのトレンド

香りのデジタル化市場は年平均10%成長へ。新たなビジネスを生み出す4つのトレンド

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遠隔で商品の香りや匂いを体験できる、これまでなかった製品やサービス開発にAIを活用する、ユーザーの好みにあわせてパーソナライズした香り製品を提供する。大手からスタートアップ各社の「香り」をデジタル化する試

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GPT-4に感動して社内業務を人工知能に置き換えようとしている取引先への報告にGPT-4を使って15分で終えた話

GPT-4に感動して社内業務を人工知能に置き換えようとしている取引先への報告にGPT-4を使って15分で終えた話

 人工知能はものすごく進化しているけどジェネレーティブAIって割と嘘を書いてくるよなあって話は文春で書きました。ジェネリックひろゆきというニュアンスのことを書いたのですが、西村博之のほうが酷いという反響が寄せられたのは印象的でした。そんなもんですかね。

 で、コロナ明けというのもあって最近は対面での打ち合わせも増えているところ、足を向けた取引先の社長がGPT-4を試しているとかでやけに感動して「

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先生が先生になれない世の中で(21)遊びのないところから新しい世界は生まれない

先生が先生になれない世の中で(21)遊びのないところから新しい世界は生まれない

昔、サモアの島々に住んでいた原住民は、ある日突然やって来たヨーロッパの白人たちをパパラギと呼んだ。この本が最初に出版されたのは1920年。実に1世紀以上も前であるにもかかわらず、まるで今日を生きる私たちに語りかけているようだ。大人たちは、少しでも時間を節約しようと、一日にいくつもの用事をつめこむ。移動の際には高速道路を使い、快速電車に飛び乗り、景色などには脇目もふれずに目的地へとひた走る。時間を節

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サディスティックな人が快楽を求めるプロセスは確認されるか

サディスティックな人が快楽を求めるプロセスは確認されるか

記事でも何度か登場してきている,近年ダークなパーソナリティとして注目されつつあるサディズムに関する研究を見ていきましょう。サディズムはパーソナリティに関連する障害として扱われることもあるのですが,普段の生活の中でもよく見られる,一般的なパーソナリティ特性でもあります。

サディズムというのは,他者の苦痛に喜びを感じる傾向を含むものとされています。これは「サディスティック・プレジャー・メカニズム」と

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4/27 「きれいに傷付くことを練習すれば、傷付いていないようにすら見える。」

4/27 「きれいに傷付くことを練習すれば、傷付いていないようにすら見える。」

わたしは繊細だ。長く付き合ってきたひとびとからすれば、なにを今さら、と思われるかもしれない。けれども、第一印象としてわたしはよく「メンタルが強い」「飄々としている」といった評価をうけるのだ。それを否定するわけではないが、この繊細さの存在を無視することはできない。わたしは繊細だ。第一に、繊細なのだ。

なにが起きても、あなたは傷付いているようにはみえない、と言われてきた。たしかに。でもそれは、繊細す

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インボイス制度に関する僕の結論

電子書籍の取次サービス「電書バト」を運営しています。

公正取引委員会から電話が一本。

インボイス制度導入に向け、先月から弊社取次サービス利用作家 数百名に対して、インボイス適格請求書発行事業者登録番号の取得状況を確認しています。

登録予定のない作家には、「制度開始の10月以降、今までロイヤリティに消費税相当分10%を加算した金額をお支払いしていたものから、消費税相当分10%を加算しない金額を

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