甘い香りと、ユートピア。

…さぁ、夜が始まる。

ゴールドとイエロー、輝く街。

私だけのランウェイ。

赤いピンヒールを履き、

長い黒髪を揺らして、

自信満々に、歩く。

…怖いものなんて、一つも無い。

だって、ここでは、

男も女も

肌の色も

肩書きも

関係ないから。

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裏路地、地下のバー。

私は、ここで踊っている。

薄暗い熱帯夜。

身体の曲線と輪郭が、浮かぶ。

…アルコールの甘い香りと、

タバコの煙の匂いが、心地良い。

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〈you〉

あら、

お客さん初めて来たの？

……どうしたの笑

そんな死にそうな顔して、、、

とりあえず、これ飲んでみて、

すっっごい美味しいから！

今日は、私がおごってあげる！

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…世の中、不思議なことばかりねぇ、

こんなに、居心地良いところがあるのに、

わざわざみんな、

辛くて苦しい中で、生きてるんだもの。

………実は私も、そうだったのよ。

だからあなたの気持ち、少しは分かるわ。

…でもねぇ、

ここはねぇ、、、違うの。

ここでは、みんな、自由なの。

…だからあなたも、

辛かったら、、

……こっちの世界においでよ。