noteで見かけた収益化(マネタイズ)の方法 → Googleアドセンス広告 & 楽天アフィリエイト編
こんにちは。しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。
今回の記事は、noteでの収益化(マネタイズ)についての小話になります。
特に「noteを活用してGoogleアドセンス広告や楽天アフィリエイトで稼ぐことはできないのだろうか?」と疑問に思っている方には、とても参考になる内容になっています。
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まず、この記事を書くきっかけとなったのは、「しちゃおじ」のクライアントさんからいただいた以下のようなご質問でした。
このnoterさんって、noteに記事の冒頭部分だけを掲載して、その後は外部ブログにリンクを貼っているのだけど、なんのためにこんなことをしているのでしょうか?
ご質問の意図としては、「noteに記事の冒頭部分だけでなく記事全文を掲載すれば良いのに、なんでわざわざこんな面倒なことをしてまで外部ブログに読者さんを誘導しているのか?」ですね。
というわけで、そのnoterさんのクリエイターページを確認してみました。
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相互フォロバーさんでした
クライアントさんから教えていただいたクリエイターページを開いてみて、まず理解ができたのは相互フォロバーさんであるということです。
なんと、フォロー数もフォロワー数も、1万人を超えるトップ相互フォロバーさんでした。
「しちゃおじ」はいつも本気で感心してしまうのですが、1万人の方と相互フォローをするって只者ではないですよね?
数字で1万人って言ってしまうと現実味がないのですが、仕事の現場で1万人の方と名刺交換することを想像してみてください。
そこらの常人ではないことがすぐにわかります。
で、確かにそのnoterさんが投稿されている記事を確認してみたところ、記事の導入部分だけが掲載されていて「続きはこちら!」的な感じで、記事の全文が投稿されている独自ドメインのWordPressブログへとリンクが貼られていました。
記事のカテゴリーとしたらエッセイになるので、そもそも検索キーワードを意識して記事を書くこともないでしょうから、SEO的にこのような形にしている可能性はまず0です(仮にSEOを意識するとしたら、noteに記事の全文を掲載した方が有利ですので)。
そんなことを考えながらnoteに設置されていた外部ブログへのリンクをクリックしてみました。
外部ブログの記事を読んでみたところ、第一印象としては「かなり読み応えのあるしっかりとした記事を書かれている方だなぁ...」と思いました。
そして一読してわかったことは、記事の上部と下部、そしてブログのサイドバーにGoogleアドセンス広告が貼られていたことでした。
もうお分かりですよね?
「noteに記事の冒頭部分だけでなく記事全文を掲載すれば良いのに、なんでわざわざこんな面倒なことをしてまで外部ブログに読者さんを誘導しているのか?」は、このGoogleアドセンス広告による収益化を目的としているものと思われます(ご本人ではないので断言はできませんが)。
note内での直接的な収益化(マネタイズ)ではなく、note外での間接的な収益化(マネタイズ)をしている形ですね!
でもね、そもそもnoteがこれまでのブログ系メディアと比較して進歩的だったのは、「ブログ機能」だけではなく「決済機能」までがシームレスに備わっている点にあります。
ですので、本来であればnoteで記事を書いて、そのままnote内で収益化をはかるのが理想的な形なのですが、まぁやってみると実感できますが、note株式会社のビジョンや利用規約的な問題も絡んできて、これがとてつもなく難しいわけです。
noteではAmazonアソシエイトは利用可能なのですが、Googleアドセンス広告も楽天アフィリエイトも(裏技はともかくとして基本的に)利用不可ですので、noteにおいてはGoogleアドセンス広告を含めたアフィリエイトでもほとんど稼ぐことができません。
したがって、noteで稼ぐためには有料noteなどで自分の商品・サービスを販売していかなくてはならないわけですが、note自体に集客機能や拡散機能は備わっていませんので、もともと無名の新規参入組がnoteだけでがんばってみても無理ゲー状態になっています。
といった厳しい現実があるので、相互フォロバーさんになって相互フォローをがんばってしまう気持ちもわからなくはないのですが、以下の記事{誰も言わないnoteでの相互フォローの弊害(デメリット)についてマーケター視点で解説します}で書きました通り、
例え1万人単位で相互フォローをしてみたところで「ちっとも稼げない現実」が待っています。
このnoterさんの昔の記事を確認してみたら、普通に記事全文をnoteに投稿していましたので、note開始当初はnoteで有料記事などを販売してみたりしていたのかも知れません。
ところが、いくら一生懸命に万単位の相互フォローをして「ビュー」を伸ばしてみたこところでまるで稼げない現実を知って、noteから外部ブログへ読者さんを誘導することでGoogleアドセンス広告のクリック報酬による収益化に切り替えた可能性があります。
とは言っても、Googleアドセンス広告で稼ぐための第一条件は「新規訪問者であること」ですので、いくらnoteからファンの読者さんを外部ブログに誘導してみたところで、このアドセンスによる広告のクリック報酬では「雀の涙」であることは想像に難しくありません。
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Googleアドセンスで稼ぐための条件
知らない方もいるかと思うので書いておきますがGoogleアドセンス広告で稼ぐためには、リピーターではなく新規訪問者が必要になってきます。
なぜなら、ファンであるリピーターの方というのは、基本的にあなたの記事を読むためだけに訪問しているので、表示されているアドセンス広告には見向きもしないからです。
したがって、Googleアドセンスで稼いでいくためには、SEOによる検索エンジンからの集客が必須になってきます。
何かしらの情報を調べるために任意のキーワードで検索して訪問してくれる読者さんというのは、ほぼ間違いなく新規の訪問者だからです。
※既にあなたのことを知っているファンの方であれば、グーグルなどで任意の検索キーワードを打ち込んで記事に訪問するのではなく、ブックーマークなどから訪問しますよね?
そして、この新規訪問者が『なんやこの記事、スカスカでつまらーん!』の後に、訪問者の興味に合致したGoogleアドセンス広告が表示されていたようなときにこそ、次の回遊先としてアドセンス広告がクリックされます。
つまり、あまりに濃い情報を記事にしてしまうと、新規訪問者は記事の内容に十分に満足してしまいそのままネットサーフィンを終えてしまう可能性が高まるため、アドセンス広告はクリックされない傾向にあるのです。
だからと言って、内容スカスカの記事で広告のクリックを誘おうと意図してみたところで、そのような内容スカスカの記事ではSEOでの検索上位表示が上手くいきません。
このあたりのバランスこそが、Googleアドセンス広告の面白いところです。
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おせっかいにも試算してみる
誠におせっかいながら、この1万人単位で相互フォローをしている方の、noteから外部ブログへ読者さんを誘導することによるGoogleアドセンス広告での収益を試算してみます。
まず、10,000人の相互フォローの中で、記事の更新を楽しみにしている本当の意味でのアクティブなフォロワーさんは何人くらいいるのでしょうか?
「しちゃおじ」の感覚的には、良くて1/100の100人くらい、悪くて1/1000の10人くらいだと思いますので、ここでは真ん中をとって50人とします。
さらに甘く見積もって、noteで1記事を投稿するとこの50人の方がそのまま外部ブログの記事に訪問してくれたとします。
新規の訪問者ではなくリピーターの訪問者というのは、基本的にアドセンス広告をクリックしませんが、ここも甘く見積もって1/10の5人がクリックしてくれたとします。
クリック単価は難しいところですが、記事カテゴリーがエッセイのため高単価広告は期待できませんので、1クリック10円平均だとして「5人×10円=50円」が1記事投稿あたりの収益となります。
ですので、月に10記事を投稿すれば500円の収益、毎日投稿で月に30記事を投稿すれば1,500円の収益ですが、これはかなり甘い試算ですので現実的にはこれの1/10として、月10記事投稿で50円の収益、月に30記事投稿で150円の収益が良いところでしょう。
一度しっかりと想像して欲しいのですが、1,000人との相互フォローではないですよ!10,000人というとんでもない数の相互フォローをしてこの試算になっています。
これの意味するところを理解してくださいね!
ちなみに、この年度替わりでもある3月・4月にnoteの更新が止まってしまう方がたいへんに多いのですが、このnoterさん以外にも1万人単位の相互フォロバーさんが複数人noteを実質的に退場していることを確認しています。
ひとりは有料記事を集めた「有料マガジン」を販売していて、もうひとりは「定期購読マガジン(オンラインサロン)」を販売していました。
これも「しちゃおじ」がいつも疑問に思うのですが、noteの更新をやめてしまって退場していくのは一向に構いませんが、であれば「有料マガジン」や「定期購読マガジン」を販売するべきではありません。
特に『有料記事が増えるにつれて値上げをしていくので、今のうちにこの有料マガジンを購入しておくとお得ですよ!』といった煽り販売をしておいて、その後に購入者をほっといてnoteの更新をやめてしまうという無責任なクリエイターさんがいて呆れています。
「しちゃおじ」がこういった形の「有料マガジン」や「定期購読マガジン」を安易に販売しない理由は、「しちゃおじ」を信頼して購入してくれた読者さんに対して、その期待を裏切ることなく情報発信を継続していくという責任が発生してしまうからですね。
こういった当たり前のことを理解できない無責任な方が、相互フォローで見せかけのフォロワー数やビュー数を伸ばして、無垢なnote初心者や情報弱者を相手にビジネスを展開しているわけですが、そんなことをしてみたところでまるで稼げませんので必然的に退場が待ち構えています。
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楽天アフィリエイトで稼ぐための条件
話を戻します。
先述したnoterさんの場合は、外部ブログにGoogleアドセンス広告を設置してマネタイズをしていましたが、noteから読者さんを誘導しているのであれば、新規訪問者ではなくリピーターがメインですので、Googleアドセンス広告ではなく楽天アフィリエイトの方が良いかも知れません。
と書いておいてなんですが、つい今しがた楽天アフィリエイトのクッキー有効期間を確認してみたら、いつの間にか「30日間→24時間」に変更になっていますね。
これだとAmazonアソシエイトとあまり変わらない結果(収益)になりそうです。
ちなみに最近の楽天アフィリエイトだと、Instagramと楽天ROOMを活用して月額で数百万円を稼いでいる人たちをちょくちょく見かけますが、これは楽天という利用者属性に徹底的にミートした情報発信をしています。
詳細は書きませんが、言ってしまえばポイント乞食にフォーカスして稼いでいます。『10円安く買えるなら隣町にまで卵を買いに行く!』みたいな層がターゲットですね。
もし楽天アフィリエイトで大きく稼ぎたいのであれば、この楽天の顧客層に徹底的にミートした情報発信が必須になってきますよ。
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各種アフィリエイトの収益ボリューム感
以下は「しちゃおじ」がアフィリエイトに夢中になっていた頃(10年ほど前)の古いデータなので現在はどうなっているか不明なのですが、当時の各種アフィリエイトのおおまかな収益ボリューム感としては以下でした。
「Amazonアソシエイト×10倍」 ≒ 「楽天アフィリエイト」
「楽天アフィリエイト×10倍」 ≒ 「Googleアドセンス広告」
「Googleアドセンス広告×10倍」 ≒ 「ASPアフィリエイト」
簡単にまとめてしまうと、同じようなことをやったとすると「楽天アフィリエイトはAmazonアソシエイトの10倍稼げて、Googleアドセンス広告は楽天アフィリエイトのさらに10倍稼げて、ASPアフィリエイトはGoogleアドセンス広告のさらに10倍稼げる」といった感じになっています。
※楽天アフィリエイトのクッキー有効期間が「30日間→24時間」に変更になっていますので、現在では「Amazonアソシエイト ≒ 楽天アフィリエイト」なのかな?と思います。
これは実際に(10年以上前ですが)、「しちゃおじ」のいくつかの所有サイトでこれらの広告を入れ替えてみて結果(収益)を確認しています。
「しちゃおじ」は、Amazonアソシエイトも楽天アフィリエイトもGoogleアドセンス広告もやる予定がないのは、あんまり稼げないのがわかっているからですね(稼ぐことが目的ではなくて、リサーチ目的や記事ネタとしてやる可能性はアリ)!
なお、Amazonアソシエイト以外のアフィリエイトは、noteで直接的に展開することは不可ですが、先述したnoterさんのようにnoteから読者さんを外部ブログなどに誘導して間接的にアフィリエイトを展開することは可能です。
とは言っても、例えnoteで1万人規模の相互フォローをしてみたところで、試算した通りにちっとも稼げませんのでオススメはできません。
最近だと、なぜかnoteでKindle出版が流行っていますが、おそらくKindle出版はAmazonアソシエイトや楽天アフィリエイトと変わらないような収益ボリューム感になるかと思います。
なぜ、Kindle出版を各種アフィリエイトと同列に語っているのかと言うと、実はKindle出版というのは自分の書籍(コンテンツ)を売っているのではなく、実質的にはKindle Unlimited(Amazonの電子書籍読み放題サービス)をアフィリエイトしているのと同様だからです。
この事実は、Kindle出版を量産されているご本人すらも理解していないのですが、この辺りの詳細を知りたい方は以下の記事{noteからBrain・ココナラ・Kindle出版へ進出!?それ、逆ブランディングしていませんか?}を一読してくださいね。
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ちなみに「しちゃおじ」のクローズドコンサルでは、ご自身のnote運用に関するご質問に限ることなく、他のクリエイターさんのnote運用に関するご質問や、note以外のビジネス全般・投資、さらにはノマドライフや人生哲学的なご質問も受け付けております。
つまり『なんでも聞いてみて!』になっておりまして、実際に幾人かのクライアント様はnoteの運用に関するご質問よりもそれ以外のご質問の方が多くなってきています。
このクローズドコンサルにつきましては、{「しちゃおじ」がnoteを退会するまで≒ほぼ無期限}にご質問が可能ですので、気になった方は以下のページを一読してみてください。
それと、一応補足しておきますが「しちゃおじ」は老舗製薬会社や米国サプリメント会社等のリアルビジネスのコンサルティングをしてきておりますので、そこら辺のネットビジネスをちょこっとかじっただけのエセコンサルではありません。
企業コンサルティングの模様を収録した音声につきましては、ほんの一部ですが以下の記事にて公開しておりますのでご興味のある方はどうぞ!
また「しちゃおじ」のTwitter(@shichaoji)もフォローをしておいてください。
いつになるかわかりませんが、本格的にツイートを開始するときに先着100名のフォロワーさんには何かしらのプレゼントを考えておりますので!
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以上 – noteで見かけた収益化(マネタイズ)の方法 → Googleアドセンス広告 & 楽天アフィリエイト編 – でした。
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