見出し画像

好きなことで生きる〜信念と覚悟が生む奇跡〜

本日はご要望いただいたテーマを。

「好きなことで生きる」ということについてです。

自分の好きなことでお金を稼ぎ、自由度の高い
困らない生活を送るというのは憧れます。
おそらく好きなことで生きているというのは、
自己満足としても幸福度もかなり高く、他人に
自分の好きなことで影響を与えられるという
幸福や自己肯定感も高いはずです。

好きなことで生きていく選択をした先には、
とても良い人生が待ち受けているように誰もが
思えると思いますが、実際には行動に移して
いない人がほとんどですよね。

「好きなことで生きていきたい」と言われた時に、
どのような感情が思い浮かびますか?

おそらく批判的な意見もあると思います。

「一握りの才能ある人ができることだ」
「今からだともう無理だ、遅い」

能力的や環境的な縛りの観点での理由です。

好きなことで生きるということは、自分が好きだ
と思えることや得意なこと、楽しいことで
生計を立てていこうということです。

たしかに、自分が好きなことだけで生計を立てる
には、その事柄に他より秀でる何かがなければ
なりませんし、その事柄に没頭できる時間的、
家族構成的、組織的、たくさんの縛りに対し、
ある程度の自由度がなければ行動に移すことが
難しいように感じます。

しかし、これらは全て「成功」ありきであるから
このような「縛り」に躊躇して行動に移せない
のではないでしょうか。

誰に何を言われようが、他人に迷惑をかけようが、
ホームレスになろうが、生活保護を受けようが、
「好きなことで生きたい」という信念と覚悟が
あれば、失敗したっていいという思いで行動
できるのではないでしょうか。

家族に迷惑をかけるから…といった様々な理由
が出てくると思いますが、それは行動に移せない
自分への言い訳に過ぎません。
さらに言えば、そういった反対処理が出てくる
時点で本当に好きなことなのかどうかも再検討
が必要かもしれません。

過去記事で一冊の本を紹介しました。

夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。

高橋歩さんの言葉です。
好きなこと=やりたいこと となるため、
それを生計の柱とすると思いますが、
〜したいという願望だけでは何も叶いません。

行動こそ真実です。


「好きなことで生きる」ということは、そういった
信念や覚悟を持って、取り組んだ暁にある成功
の現れだということです。

第三者から見れば「好きなことで飯が食えて
楽で人生楽しそうだな」と思うかもしれませんが、
その過程には犠牲にしたもの、失ったものも
多いでしょうし、何より死ぬ気で取り組んだ結果
今があるのだと思います。

言うならば「好きなことで生きている」現在は
「氷山の一角」に過ぎず、その下には多くの
苦労や努力が埋まっているはずです。

「好きなことで生きたい」と口に出すのは簡単
ですが、そういった覚悟や本気の取り組みが
できる人が成就する道だと考えています。


また、似たような言葉で、

「好きなことだけして生きる」

これは全く別物ですね。
「好きなことで生きる」は好きなことが生計を
立てる手段として成り立つことでありましたが、

「好きなことだけして生きる」は生き方そのもの
のスタイルを指しています。
極論、巨万の富を得て、そのお金で一生好きな
ことだけして遊び呆けることもこれに入ります。

この2つには相容れない「要素」があると思って
います。

それは、人生における「やりがい」です。

過去記事で「FIRE」について記載した時にも
触れたことです。

一生生活していける資産を築き、早期リタイアを
して「好きなことだけして生きていく」ことが
FIREという認識も多いのではないでしょうか。

ここで私が言及したことは、「やりがい」です。

上記記事にも記載しましたが改めて、

私の好きな映画のひとつ
「マイ・インターン」の作中、
ロバート・デニーロが言った言葉で、

毎日行くところがあるのは素晴らしい。
人とつながり、働く喜びを得たい。
挑戦したいし周囲に必要とされたい。

この言葉通り、働くことでの幸せや自己実現、
社会や人とのつながりを感じる喜びなどが
あると思います。

上記はまさに「やりがい」の1つではないで
しょうか。

好きなことで生きる
好きなことだけして生きる

この2つの言葉にはこの「やりがい」という
人生における大切な要素があるかないかで
大きく違うと思っています。

社会において自分の役目を認識し、人との
つながりを感じながら好きなことで生きていく

こちらが私的には目指すべきゴールかと思います。
もちろん人それぞれです。


また、好きなこと生きられている人の特徴として
多くの「ご縁」と「運」の積み重ねがある人では
ないかなと個人的に思います。

自分と関わる人を大切にして、助け助けられ、
また、日々のちょっとした善行の積み重ねで
運が蓄積されていき、ご縁と運の相乗効果で
好きなことで生きられるということが成り立って
いるようにも思います。

自分の信念や覚悟から生まれる弛まぬ努力を
最後カタチとして仕上げてくれるものがこれら
ではないでしょうか。

過去記事もご参考ください。


色々と脱線しましたが、

「好きなことで生きる」ということは、信念と
覚悟を持ち、自分の好きなこと、やりたいこと
に対して、素直に愚直に取り組んだ集大成。
また、その下支えには多くの「ご縁」や「運」
があり、1つ1つに感謝したものが結果として
作用しているのではないかという、ある意味
「奇跡的な」状況だと思います。

指揮者である佐渡裕さんの素敵な考えで、

「奇跡を起こす方程式」というものがあり、
才能や運や努力は足し算だが、掛け算になる
ものが1つだけある。それは「感謝力」だ。

という考えがあります。

才能も少しはあるかもしれませんが、
努力や運をどんどん蓄積していき、
最終的にそれらを倍々にしていくのは
「感謝」だということです。

「好きなことで生きる」というのは「感謝力」
の高い人の最終形態なのかもしれませんね。

少し本日はファジーな内容でしたが、
お付き合いいただきありがとうございました。

それでは。

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?