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言葉を編んでいく感覚

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以前まで『言葉を手にしていく感覚』というブログを書いていました。 http://ryohsblogtakk.blogspot.jp/ それを引き継ぐ形で、今後はこちらに私的な文…
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ぼくはだれに「文章の書き方」を教わったんだろう

ぼくはだれに「文章の書き方」を教わったんだろう

おかげさまで、編集協力で参加させていただいた『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文、落合陽一共著)、『日本進化論』(落合陽一著)が同日重版との嬉しいニュースがあった。(それぞれ14刷25.4万部、4刷9万部)

ありがたいことに、現在も多くの書籍のライティングを担当させていただいている。(その一冊一冊には、プロダクトを丁寧に作り込んでいく感覚があり、早く世にリリースしたい気持ち)

でも、ふと立ち止まっ

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原稿料を気にしない

原稿料を気にしない

駆け出しのライターとして、取材のお仕事をはじめてから、一度も原稿料なるものを気にしたことがないかもしれない。

『GQ JAPAN』WEBのブログ用に、ガジェット紹介のような記事を書き始めたことをきっかけとして、『週刊プレイボーイ』で記事を書くようになった。

さまざまな媒体で執筆の機会をいただきながら、ここまで過ごしてきたが、量的な観点でいえば、四年前に立ち上げから参画した『SENSORS』(今

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サブスク、ワークアズライフ、ネオ消費

サブスク、ワークアズライフ、ネオ消費

歳をとるほど、物欲がなくなっていくのを肌で感じる。

車や時計はもちろんのこと、家や服や家具、何も欲しくない。
特段、"ミニマリスト万歳!"みたいなこだわりがあるわけでもなく、ただ嘘偽りなく自分の内的な声を聞いてみても、「欲しい物がない」のだ。
ミレニアルズっぽいなんて、言われても仕方ないほどに。

上の世代の人からは、「つまらない奴だな」なんて顔をしかめられるかもしれないのだけれども。

モノを

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ストロングゼロに発動された深夜のポエミーたち

ストロングゼロに発動された深夜のポエミーたち

仕事を終え、帰宅するのがだいたい23:00-0:00頃。
そこから小一時間くらいはストロングゼロを片手に諸作業をさばいたり、Netflixを観ながら過ごしている。そして、気づいたら寝落ち。

ストロングゼロ・ロング缶が2本目に差し掛かる頃には、思考のリミッターが外れて、ポエムが横溢し出す。

ときには、シラフの状態では発露しないであろう言葉もいくつかあって。目をさました朝には、こっぱずかしくなった

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#鬼の確定申告パック (3週間ぶり) 湯河原チーム合宿まとめ

#鬼の確定申告パック (3週間ぶり) 湯河原チーム合宿まとめ

こちらの「原稿執筆パック」以来、約3週間ぶりにチームメンバーを引き連れ、THE RYOKAN TOKYOさんにお世話になってきました。

今回もまた、龍崎さんがツイートしていたこちらを見て、すぐに予約。

3週間ぶりのTHE RYOKAN TOKYO確定申告の進捗は......!?悔しながら確定申告自体は終わらせられず、いまは渋谷の東武ホテルで引き続き作業に当たっております。
それは置いておいて、

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ミレニアルズ・競馬・ホモデウス・パラレル親方

ミレニアルズ・競馬・ホモデウス・パラレル親方

おかげさまで、とても忙しい日々を過ごしています。

本来は取材をするのが本業なのですが、近頃は取材を受けることも増えてきました。(たまたま今月に集中していただけかもですが...)

とはいえ、それらを並べてみると、なんかそのカオスさ(ミレニアルズ・競馬・ホモデウス・パラレル親方の混交体)が自分らしいと感じたのでnoteにまとめておきます。

W. ミレニアルズ

まず『朝日新聞デジタル&M』にて、

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ライターのアイデンティティって?落合(陽一)さんとのこと覚書

ライターのアイデンティティって?落合(陽一)さんとのこと覚書

僕がまだ学環にいた頃、落合さんがまだMCになる前に、宇都宮大学で『Fairy Lights in Femtoseconds』の取材をさせていただいたこともあります。
(→最新作『Fairy Lights in Femtoseconds』と"メディアアート"の定義とは)

こちらは絶賛、書籍化に向けて編集作業の詰めが行われているようです。

僕がライティングさせていただいた、堀江貴文さんとの共著『1

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#鬼の原稿執筆パック 湯河原チーム合宿まとめ

#鬼の原稿執筆パック 湯河原チーム合宿まとめ

こんなツイートを見かけ、秒で予約したのが、先月中頃。

このパックが提供されるTHE RYOKAN TOKYO自体、前から行ってみたいと思っていた旅館でした。
なんと、旅館を経営するのが千葉功太郎(Drone Fund)だそうなんです。
(参考:地方都市におけるスタートアップコミュニティの現状--小笠原治×千葉功太郎 エンジェル投資家対談 - SENSORS)

そんなわけで、今週の月曜日より、本

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編集者としての1歩を踏み出した、独立1年目を振り返る

編集者としての1歩を踏み出した、独立1年目を振り返る

年末には振り返りを終えている予定だったのですが、
高熱に見舞われ、すっかり自宅で憔悴しておりました...。
一週間も経つのに、まだ治りきっておりません...。

とはいえ、年が明けてから数日が経つので、そろそろ振り返りを行っておきます。

リクルートホールディングスを退社した昨年は、独立1年目でした。
間違いなく、人生でもっとも高速でかつ濃密に過ぎ去った1年となりました。

当初は一人でフリーラン

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フリーランスの働き方をアップデートするための第一歩、「パラレル親方」の夜を振り返る

フリーランスの働き方をアップデートするための第一歩、「パラレル親方」の夜を振り返る

柿次郎さんにお声がけいただき、カツセマサヒコさんを司会に、モリジュンヤさん、今井雄紀さん、望月優大さん、くいしんさんとともに「パラレル親方」のキックオフイベントを開催しました。

柿次郎さん主催の「長野山梨コラボ忘年会」に向かう新幹線でこのnoteを書いています。

思えば、去年の今ごろ。
柿次郎さんもぼくも、会社を辞める直前で、東京駅のカフェに二人集まって、「これからどうしようか」なんて話をして

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フリーランス編集者のアシスタント論

フリーランス編集者のアシスタント論

編集アシスタントを務めてくれているうちの一人、オバラ君がこんなnoteを書いてくれました。

僕もアンサーnoteを書いてみようと思います。

オバラ君はフルコミットで業務に携わってくれているアシスタントです。
アシスタント業務の全容については上記のnoteに詳しいですが、箇条書きで列挙すると、主に以下の項目になります。

①編集業務
 a) 企画出し
 b) 取材アポ取り
 c) 取材同行
 c

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フリーライター/編集者のビジネスモデル

フリーライター/編集者のビジネスモデル

ここ数年でしょうか、周りを見渡せば、「ライター」「編集者」を名乗る人が激増しました。(はい、僕もです)

出版社で編集をしている人、フリーランスで紙/Webともに編集している人、キュレーションメディアで学生バイトとして編集している人。その内実は様々でしょう。

こうした大きな括りのなかでいえば、僕は2番目フリーランスの紙/Webともに編集している人に分類されるかと思います。とはいえこの区分のなかで

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