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フリーランスの働き方をアップデートするための第一歩、「パラレル親方」の夜を振り返る

柿次郎さんにお声がけいただき、カツセマサヒコさんを司会に、モリジュンヤさん、今井雄紀さん、望月優大さん、くいしんさんとともに「パラレル親方」のキックオフイベントを開催しました。

柿次郎さん主催の「長野山梨コラボ忘年会」に向かう新幹線でこのnoteを書いています。

思えば、去年の今ごろ。
柿次郎さんもぼくも、会社を辞める直前で、東京駅のカフェに二人集まって、「これからどうしようか」なんて話をしていたのが遠い昔のよう。

それからすぐに二人とも独立し、年始には男二人『ジモコロ』取材で熊本へ。
あの頃の日常は、下記のnoteを読むと、すぐに蘇る。

それからの日々はお互い怒涛だったのではないかと思う。
メンバーがあれよあれよという間に増えていき、僕のチームは5人体制に。

この期間、僕自身が弟子となりながら、柿次郎さん、ジュンヤさんと多くの仕事もご一緒させていただいた。
『ジモコロ』や『BAMP』でライターをさせてもらいつつ、『AMP』では編集デスクとして関わらせてもらっている。

カツセさんの「パラレル親方」振り返りnoteでも触れられていた「"学ぶ"より"盗む」に近い感覚は、今振り返ると僕自身が柿次郎さんとジュンヤさんからやっていたことそのものかもな、とも思う。

波がないとき、いきなり突撃してきた男、"オバラミツフミ"

独立してから、すぐに、ある男の子からメールが来た。
それが他ならぬ、オバラくんであった。

いまではチームに欠かせない存在になっている彼。
この1年弱で最速の成長を遂げてくれたのではないかと思う。

フリーランスとして一人で細々と仕事をしていく所存はすぐに壊れ、組織ならではの生産性の高さ、メンバーのかけ算が生み出す熱量と、そのポテンシャルに魅了された。

そんな思いを抱きつつあったときに、自主企画で『サイボウズ式』さんに持ち込ませてもらったのが下記の記事。
会社員でもフリーでもない、その中間ぐらいの生き方を模索しているところです──モリジュンヤ×徳谷柿次郎

この記事はこんな言葉で締めさせてもらった。

会社に就職することなく、フリーランスの道を歩み、記号を使い分けるために法人を設立したモリさん。カウンター志向で会社を移動しつつ、独立、ギルド的組織運営で新しい仕事の進め方を模索する柿次郎さん。別々の道を歩まれてきたお二方のこれまでを伺うと、キャリアは決して一直線ではないということにあらためて気づかされます。そして、”小さなオープンイノベーション”は会社員やフリーランスといった立ち位置に起因するのではなく、個として”安定”をいかにとらえ、行動するかに懸かっているのではないでしょうか。

この頃から、より深くチームのあり方、フリーランスという働き方のアップデートに関心を持つようになった。

「パラレル親方」始動

そして迎えた、「パラレル親方」。

80人超の方から応募をいただき、親方衆全員で選考作業を行った。
その結果、選ばれた約40名の方が会場に足を運んでくれました。

予想していたように、数多くの応募者の方々と親方それぞれが十分にインタラクションをする時間は取れない。
それでもあの場で、それぞれが何を感じ、そこからどんなアクションに繋げるのかが重要なのだと思う。

そもそも面倒なあのフォームをしっかりと記入し、選考に選ばれ、「パラレル親方」に参加した。
その時点である意味の、スタートラインに立った、といった見方もできるのではないか。

イベント終了時には、何名かの皆さまから個別に連絡もいただいたので、お仕事もご一緒出来そうな流れができつつあります。
ただし、このイベントの主眼は親方と弟子とのマッチングではなく、そのさらに上流でパラレルにリソースとナレッジを共有していくこと。

「パラレル親方」という試み自体も、まだまだ改善していく予定です。

世界が、だれかが、僕を見つけ出すために

親方衆が続々と振り返りブログを書いていた圧に負け、僕もフライングで筆をとりましたが、来月のチーム共同noteのテーマは「パラレル親方の振り返り」にします。

イベント当時はオバラくんがトークをしてくれましたが、女性も含むそれ以外のメンバーがイベントで何を思い、感じたのか、noteが今から楽しみです。

そして、最後に。

「誰かに見つかること」ーー。

このタイトル、グサッと来ました。
僕自身が人生の指針に据えていた、思想に他ならなかったからです。

ちょっと厨二っぽい話にはなりますが、
20歳になった夜、僕はアメリカ・オハイオ州にいました。
ある決意を胸に、左腕に彫った言葉が「The World Will Find You After All(世界はやがて君を見つけ出す)」という言葉だったのです。

これは父親から常々言われていたことでもあるのですが、理由は長くなるので割愛。

ミクロにみれば人生は有限で単一。
でも、マクロにみれば連綿と世界や遺伝子が紡いできた壮大な物語。

そんな深淵な視点かみると、「誰かに見つかること」という言葉の深さに思いを馳せずにはいられない。

ちなみにライター駆け出しだった、大学時代の4年間で私的に作り上げた行動規範が下記です。(自分の内面・思想が出るので、あまり人様に見せるようなものではないのかもしれません)

【自らの中の規範】
・常に何らかのデッドラインに追われている状況を作り出す
・ミニマムな規範は持ちつつも、常に臨機応変な姿勢を
・思い立ったが吉日
・先手必勝(余裕があるときこそ、詰める)
・思考は現実化する(常にこの行動規範をリファレンスとして参照する)
・連続性を意識しながら、生きていく。一生続くペインはない。
・自分自身に誠実であること。
・時を忘れてなにかに没頭する「精神と時の部屋」を確立する
【イメージ】
・なりたい自分を描くこと
・孤独なレース
・精悍な顔つき
・ランナーズハイの中で生きる
・「行動の反復によってのみ偏在的傾向の普遍化は可能なのだ」

先週行ったチームの大忘年会前に、今年の振り返りと来年の戦略立てをやろうと思い、Evernoteに残ってたので引っ張って来ました。
これすなわち、自分のなかで内在化された”マッチョイズム”なる思想の構成要素なのかもしれません(笑)。

「パラレル親方」はフリーランスの働き方をアップデートするための第一歩、そんな夜になった気がします。
親方のなかでは最年少であり、まだまだ試行錯誤中ですが、業界を盛り上げていけるように精進していきます。

【メンバー募集】
チームでは企画・編集・ライティングのメンバーを新規で募集しています。ご興味ある方、下記のメールアドレスにご連絡いただければと思います。学生歓迎です。
obaramitsufumi@gmail.com

ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。