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pepero
2022年1月8日 17:00
抱くような問いで私に触れてウヰスキーのような声で恍惚へ誘って子守唄のような口調で私を食べて
2022年1月6日 20:56
決して一つになることはないしかしながら一つでありその他の何でもない決してわかりあうことのできないしかしながらわかりあいその他の何でもないその丸みを帯びた肉体のそのゴツゴツとした肉体の愛の行く末に待つもの悲しい人よその手とその顔とその心を持つもの美しい人よ交わることのない形、意識の端言葉にしてはならないその言葉
2022年1月3日 23:51
ただ、心地よい存在付き合うでもなく、友達でもなくそれまでの危ないスリルを楽しむだけの付き合いと聞いている人混みで迷子にならないため手を組む症状なしどことなく訪れる不安を消す腕を回すことも見られず相性を確かめるための確認作業はなし欲と寂しさを埋めストレスをぶつけるための自己破壊行動もなしーーーーーーーーーー手を繋いだら終わり?抱きしめたら終わり?キスをしたら
2021年11月28日 15:38
愛が何かもわからずに愛だと囁く愛することが何かもわからずに愛していると囁く愛の重さも好きの軽さもわからずにただ囁く昼のような夜片道切符の思いを口に出して愛と好きを囁いている間に帰りの切符を手にすることはできない思いを伝えることは難しい思いを通わせることは難しい思いを胸に留めておくことはもっともっと難しい愛とは何かその質問に簡単に答えられるのは考え抜いたからか
2021年11月25日 18:15
彼らは私の顔を見て言うの「波動が合う」「フィーリングが合う」彼らは私の瞳を見て言うの「可愛いね」「美人だね」彼らは幸せそうに照れて笑うの「こんなにドキドキしたのって久しぶりだよ」彼らはぎゅうっと抱きしめるの「いい匂いがする」彼らは指を滑らせるの「他の男のところに行かないで」彼らは言葉を止めるの「好きだよ」私は言うの「ありがとう」ほんの数時間でたった一夜でただ
2021年10月23日 21:28
苦痛すぐそこにいるはずなのに身体は距離を取ること離れているはずなのに頭の中は一方的に距離を詰めること至る所に落とされた嘘がまだ昨日のことのように今後も続く真実だったかのように感触を残す同じ空を見上げ同じ空気を吸って同じ地を歩くそれだけの共通点があると言うのにそれだけの時間を共にしているのにそれだけじゃ足りない何もかもが足りない見たくもない夢を見て喜び、そ
2021年10月9日 15:14
ある日彼は言いましたそのことについてはまた後である日彼女は言いましたそのことってなんのことなの?ある日彼は言いましたそのことについて話す機会があればある日彼女は言いましたそのことって何?教えてよある日彼は言いましたそのことについて、教えてくれますかある日彼女は言いました残念だけど、あなたに教える価値はないの
2021年10月2日 23:31
星かと思って見つめ合っていたの本当は流れ星だって気付かずにあまりにも輝いていてそこにずっとあったかのようでだからフィルムに収めようとしたキラキラと1番に輝くあなたをそしたら消えては現れて流れ星だってわかったの髪に触れたのも肌に触れたのも全て夢だったのかもしれないねどんなにピントを合わせてもあなたはすぐに消えてしまう最初から見つめ合ってなんかいないのかも一方的に
2021年8月20日 18:23
燦々と照りつける太陽が人々の内側まで明るく照らすしんしんと降り積もる雪が人々の内側まで暗く凍らせる彼が喜びを表すのならば彼女は憂鬱さであろうか素晴らしい毎日がたまらなく輝いた毎日が悲しい毎日が静まり返った毎日が巡り巡って出会うことはないやる気を奪い陰鬱な気を蔓延らせる情熱を与え困難を消し去る彼女は彼のためにあり彼は一人で生きているのかしんしんと降
2021年7月18日 21:30
淡い紫と桃色と水色が溶け出した空に灯り始めた街灯が散りばめるキラキラとした光指で引っ張った綿菓子みたいにすうーっと伸びた白い雲いちご味とバナナ味とバニラ味のシェイクちょこんと乗った三角屋根に愉快な看板彩られたウィンドウに並ぶのはドレスとお菓子とあの子に贈るプレゼント石畳みの坂を登り切った先に聞こえるのはチリンチリンとなる鈴としあわせな歌彼女と一緒に彼と一緒に名前も知
2021年7月5日 23:41
心の底から信じていた愛する人でも離れていってしまうことはあるどんなに強固な建物を何十年何百年とかけて築いてもどんなに丈夫な資材を使って何層にも重ねに重ねても絶対に崩れない保証はないそれと同じだ会って一日しか経っていないのに心から信用できる人もいるガラス張りの建物をガラスを知らない人々が見てももしそこに信頼している人がいて「大丈夫」だよって言ってくれれば割れ
2021年6月9日 20:39
2人隠れて竹林重ね合わせた手のひらにちょんと丸めた雪の玉白く色づく息の音紅くなるのは頬だけど暗くなったら帰れない貴方を追ってどこまでもあたりゃとっくに日が落ちて貴方の声しか聞こえない重ね繋いだ冷たい手姿を見せてくれぬかな雪はしんしん降り積もる貴方の声も聞こえない紅い唇真っ青にだんだん眠くなってきた繋いだ手の中雪の玉足跡みたいに消えちゃった
2021年6月6日 21:07
好きと言う言葉の軽さ大好きと言う言葉の重さ愛してると言う言葉の儚さ飛び跳ねる鼓動と紺桔梗の帽子永遠の道化と明日のお日様いつまでも かわりなく理解と共感を彷徨うボールグローブより大きすぎてもグローブより小さすぎても細い指に重なる小さな爪カコの延長ミライの始まりむずがゆいボールは行く末のこんなシワだらけの顔でさえ愛おしく見えるのはきっと貴方が作った笑顔だから
2021年5月24日 21:07
日が入り透き通った目を見つめる茶色くて鮮やかでどこまでも続く手を伸ばして触れるガラスの板その世界とこの世界の間にはきっと何億もの世界があって苦し紛れに歌ってるそっちの世界に行きたいってでもね何百にも何千にも何億にも敵わない輝きがでもねそっちの世界には無い輝きがここにはあるきっとあるコンクリートを突き破る雑草はすごいって言うじゃない私はコンクリートの上