#ホラー小説部門
【#創作大賞2024】ドシャえもん第1話
めくれ上がったTシャツから出た腹をそのままに、テレビを見る夫が発した言葉が頭に貼りついて離れません。
赤ん坊がいなくても俺がいるじゃん?
最初、発言の真意が分からずぼんやりとしていました。しかし、赤ん坊がいなくても可愛い俺がいるからいいだろう?という意味だと分かった時……。頬がカっと熱くなるのと同時に喉に冷たい刃が差し込まれたような気持ちの悪い感覚に襲われました。
どうやってアレを可愛がれと
「腐るまで待って」第1話【note創作大賞2024】
第一話
――基本的には私が質問しますので、それに答えていただくだけで結構です。それでは撮影を始めてもよろしいですか?
答えに困ったらどうすればいいですか?
――途中で止めても構いません。編集をしますので、気軽に答えてください。動画が完成したら、公開前に藍一さんにもチェックのために送る予定です。気になった点はご指摘ください。
だったら安心ですね。
――では、はじめさせてください。お店は毎
天才と凡才【第一話】
【あらすじ】
【第二~四話のリンク先】
第二話はこちら
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【小説】天才と凡才第一話プロローグ
第6回日本よだか文学賞には、23歳の木村唄子さんの作品「ローマに恋をして」に、決定しました。
選考委員会は9月4日、作家の青葉圭、亀嶋ゆかり、岸田菜摘、濱崎ユカ、間宮はるみ、吉川満次郎(五十音順)の六委員が出席し、厳密な審査が行われました。
すべからく『愛』を謳え 序章
あらすじ
幼い頃、事故で両親を亡くした聡太郎。
彼自身も生死の境を彷徨った挙句、辛うじて息を吹き返す。
目を覚ました彼は違和感を覚える。
不意に訪れる激しい頭痛。
その最中に脳裏に浮かぶ、絶望に打ちひしがれた誰かの叫び。
そして派生する紅い右眼と、燃えるように熱い左手。
目の前には、闊歩する異形の者たちの世界。
そして彼の中で『渇き』を訴える誰かの声。