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模索への一歩目

模索への一歩目

日本のワールドカップはPK戦の末、破れて終わった。2010年のときもPKでパラグアイに破れている。

だから普段からPK戦の練習をしておきたいという魂胆だ。プレッシャーのかからない場面でやって意味があるのか?という意見もあるようだ。

しかし、やる前からあれこれと論ずるのはどうだろうか。やってみないとわからないことはたくさんある。やってダメだったときに「それ見たことか」と言うよりも「このやり方では

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共通の高揚感

共通の高揚感

今回も日本の夢はベスト16で潰えた。ノックアウトステージの1回戦でクロアチア相手にPK戦の末、敗れた。

さすがに昨日の試合を見なかったが、5時半頃に起きて結果を知り、残念な気持ちになって二度寝した。世界の壁はまだ高かった、ということかもしれない。

サッカー素人なのであれこれ語るつもりはないが、大きなイベントがある意味は、周りとの共通の話題ができることだと思う。小さい頃はテレビの話題などで友達と

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逆境に屈せず、自分を信じる

逆境に屈せず、自分を信じる

大金星を上げた。サッカー日本代表のことである。昨日、行われたサッカーのワールドカップカタール大会、グループステージの初戦を戦った日本は2-1でドイツに逆転勝利を収めた。日本がワールドカップ優勝経験国に本大会で勝利したのは史上初、前半をリードされた状態で勝利したのも史上初めてのことだったらしい。

正直、前半の戦いを見終わったあとは、今回はキツイなと思っていた(のは自分だけではないはずだ)。ドイツと

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メンバー発表を見て

メンバー発表を見て

サッカーワールドカップ、カタール大会の代表メンバー26名が今日の午後に発表された。メンバー発表といえば、数々のドラマがあった。フランス大会ではカズこと三浦知良選手が外れたり、ドイツ大会では巻誠一郎選手がサプライズ選出されたりと、日本がまだ出場回数が少なかったころに話題が多かったように思える。

それと比べると、最近は発表のときのインパクトは幾分減った。それはメンバー登録数が23→26名に増えたとい

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日本シリーズが面白い

日本シリーズが面白い

今年も日本シリーズが面白い。神宮での1, 2戦はヤクルトの1勝1分けとなったが、本拠地の京セラドームに戻ったオリックスも黙っていないだろう。2戦目は9回までオリックスがリードしていたのに土壇場で3ランが飛び出した。

自分は特に両チームのファンというわけではない。それなのに面白く感じる理由を考えてみた。

接戦の試合が続く

昨年の日本シリーズから続いているはずだが、すべて2点差以内で試合の決着が

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他競技の批判的な記事に対して

他競技の批判的な記事に対して

この記事を書いた酒井政人さんは、陸上競技のライターで有名なかたである。前にも日本社会の中にある野球への偏重を書いていた記憶があるが、今回の記事はいささか辛辣である。それだけにネガティブなコメントが多い。

野球界に比べて陸上界のほうが規模が小さいのは否めない。だが、もし、陸上界の地位を上げるために他のスポーツを蹴落とすようなことがあるならば、それはちょっと本末転倒かなと思う。一陸上競技ファンとして

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見逃しは悪なのか?

見逃しは悪なのか?

昨日のBS1で球辞苑の再放送をやっていた。テーマは「見逃し三振」で、バッターとしては嫌な内容である。そこにゲストで鳥谷さんを持ってきたのは、大したものである。

特に驚いたのは、2017-2021シーズンで、見逃し三振率(全三振のうちの、見逃し三振の割合)トップ5の面々である。所属は当時のもので、350以上の三振を記録した選手の集計結果だ。

① 鈴木誠也(広島)38.8%
② 近藤健介(日ハム)

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走る代わりのリングフィットアドベンチャー

ここ最近、走るのをお休みしている。いくつか理由があって、まず暑すぎる。朝起きて走りたいところだが、早朝でも結構暑い。たまに日中走っている人を見かけるが、最も走っていた時期でも自分は夏の日中に走っていなかったので本当にすごいなと思う。それに、ちょっと体調を崩しているので、無理はしないというのもある。

罪滅ぼしというか、その代わりにリングフィットアドベンチャーをやっている。よくできたゲームで、知らず

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現役続行

現役続行

高木美帆選手が現役続行するという。姉の菜那さんは、北京オリンピック後に現役引退を表明していたが、美帆選手は特に公の場で何も語っていなかった。

今まではナショナルチームに所属していたが、今後はヨハンコーチとともに、オランダで世界で一番強いチームを作るという。ヨハンコーチによっても美帆選手にとっても、お互いが特別な存在であるようで、最後は人の絆が決め手になったようだった。

北京オリンピックで金1個

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根尾選手の投手転向について

根尾選手の投手転向について

プロ野球の交流戦はヤクルトの優勝で幕を閉じ、次なるは金曜(明日)から再開されるリーグ戦である。それまで今週は試合がなかったが、ここ数日、最も話題になったことといえば、中日・根尾選手の投手転向である。

投手→野手の転向例はままあるし、成功例も思いつくが、野手→投手の転向例は少なく、さらに成功例が少ない。この辺が多くのメディアの論調だし、たぶんそうなのだろう。それに打者(遊撃手)根尾に期待する声は大

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2018W杯初戦

2018W杯初戦

見返したい名試合といわれて真っ先に思い出したのは、2018年サッカーW杯の初戦、コロンビア戦だ。直前に監督が西野さんに代わり、どうなることか…と思ったこのW杯。相手のコロンビアといえば、2014年のブラジル大会で苦汁をなめた記憶がどうしても蘇る。ザックジャパンの完成度はかなりのもので、あの時、コロンビアにあそこまでやられるとは思ってもみなかった。

そんな相手といきなり初戦でやるわけだから、意識し

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カメラを回しておく(28年ぶりの完全試合)

カメラを回しておく(28年ぶりの完全試合)

昨日のスポーツはこれ一色だった。ロッテ 佐々木朗希投手による、プロ野球28年ぶりの完全試合達成である。9回105球、19奪三振(日本タイ記録)、途中13打者連続三振(日本新記録)など、とにかく記録づくめの試合だった。

投球の内容はパリーグTVなどで詳しく見ることができるが、本当に圧巻という言葉が最適で、打たれる感じが全くなかった。一番危なかったのは7回の先頭打者に3ボールになったところだったが、

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当事者以外の扱い方

当事者以外の扱い方

春のセンバツも気が付くと準決勝まできた。第一試合は浦和学院(埼玉)―近江(滋賀)の対決となった。ネット中継をしていたので、昼休みに視聴することができた。

ちょうど見ていた5回のこと、エースで4番バッターでもある山田選手が死球を受ける。左足の踝(くるぶし)に当たったようで、脚を引きずってベンチに下がった。5回終わりの6回表、山田"投手"は、かえって気合が入ったのか、浦和学院打線を0点に抑える。その

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奇跡のレッスン―岩隈久志さん―

元シアトル・マリナーズの岩隈久志さんが、中学リトルシニアの子どもたちを指導するという内容の番組が放送された(2月23日)。テレビを見る時間があったので、2時間見てしまったが、ある意味、羨ましい内容であった。

野球の練習といえば、コーチの厳しいことを指摘され選手が委縮してしまう光景が当然のように繰り広げられる。自分も小・中と軟式野球をやっていたが、当時もそんな感じで、今は違うのかなと思って番組を見

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