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【メタバースぼくの生き方】ソロ系物書きマンの場合
初めての方ははじめまして。知ってる人はいらっしゃ~い!普段はnoteでVRChat系の小説を書いているレンと申します。
今回は、こちらの企画に参加して、記事を書いております。
私のメタバースライフはひとりでの活動が多いので、ひとりでの楽しみ方を中心に書かせていただきます。
別にいつもぼっちなわけではないデスヨ?
私ってこんな人です。
メタバースライフを語る前に、まずは自己紹介といきましょう
Vermilionな日々side.デルタフレア
「僕って、かなりクールだと思うんだ」
「……デルタちゃん。それマジで言ってる?」
学校からの帰り道。隣を歩く友人に日頃から思っていたことを話すと、なぜか変なものを見るような目を向けられた。
確かに、僕の見た目がクールとは言い切れないのは自覚してる。認めるしかない。
身長は低いし、目つきだって鋭くない。動物を思わせる耳や尻尾を持っているけど、それは可愛いがられる方面にしか役にたってない。
だか
VERMILIONな日々 sideラムダ
アタシ、ラムダにとってお酒はまさに、命の水だ。
喉を焼くアルコールは虚ろな脳を覚醒させ、ほどよい酩酊は現代社会に蔓延るあらゆる不安を忘れさせてくれる。
酔っている間、アタシは無敵になれる。酔っている間だけは、どんな困難にも打ち勝てる気がする。
アルコールがアタシにくれる至福の酩酊こそ、この世で5指に入るほどの宝物だ。
だけど、ひとたび酔いが醒めればーー
「あああ!!レポートが間に合わなー
あなたの1番になりたくて
「うがーー!聞いてよ紗夜ーー!」
「はいはい。ちゃんと聞くよ。神奈ちゃん」
私こと紗夜は、友達の神奈ちゃんに「相談したいことがある」と言われ、大学近くの喫茶店に来ていた。
といっても、誘った本人はこうして机につっぷしてうめくばかりで、一向に話に入ろうとしない。
こうして神奈ちゃんのうめき声を聞くだけの時間というのも悪くないけど、私もそこまで暇じゃないのよねぇ。
私はため息をつき、神奈ちゃん
私とコミュニケーションのお話
人と話すのが、苦手だ。
対面、オンライン、バーチャル関係なく、人と話すということが、どうしようもなく、苦手だ。
今、眼の前にいるその人は、私なんかに時間を取られて、迷惑じゃないか。
面白い話も、楽しい話題も持っていない私なんかが話しても、きっと楽しくないだろう。
そんな事を思いながら、言葉を絞りだしている。
沈黙が、怖い。
きっと退屈なんだろう、そう思ってしまう。私の反応がどこかズレて
VERMILIONな日々 sideファイ
「ファイ~。おやつちょうだ~い」
「だ~め。さっき食べたでしょ」
「ファイの作ったお菓子なら何個でもいけちゃう!」
「ありがとう。でもだーめ。残りは妹の分なの」
「ぶ〜、ファイは妹に甘いよねぇ。私もファイの妹になりたーい」
夕日によってオレンジ色に染まった帰り道を、私ことファイは、友達と一緒に下校していた。
友達の手には、さっきまでクッキーを包んでいた袋紙が握られている。試食をお願いしたんだけど
VERMILIONな日々 sideシィ
ボクはそわそわしながら、先生の頭上に掛けられた時計を見つめていた。
教壇に立つ先生は、抑揚のない話し方で衣替えの連絡をしているんだけど、今のボクは長袖解禁の時期よりも大事なことで頭がいっぱいになっていた。
他の人よりもちょっと特徴的な、犬や猫みたいな耳が逸るようにぴこぴこと揺れてしまう。
もうちょっと、もう少し……。
時計の長針が12時を指し、学校のあちこちでチャイムの音が鳴り響く。
「