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私の小説、私の色
私の作品には、節操がない。
ヤンデレみたいな恋愛話を書いたと思えば、ほのぼのとした話を書き、かと思えばバトルを入れて、エモい感じのものも書く。
世界観もあっちこっちに飛んでいる。VRC小説は舞台がVRと決まっているが、現代を書いたりサイバーパンク調のものを書いたり、かと思えば剣と魔法のファンタジー世界を書くこともある。
そして、一番書きたい巫女と和風ファンタジーは、書きたいことが多すぎて全然かけていない始末だ。好きすぎて書けないとはこれいかに。
そんなわけで、私の小説には色というものがない。読者には色がはっきり見えているのかもしれないが、書き手の私には、未だに自分の色というものがわからない。
元々、好きなものが多いからか、もしくは、すぐに人に感化されるからなのか。たぶん、両方だろう。
漫画やアニメなどを見ていると、ひとりかふたり、好きなキャラが見つかるのが人の常なのだろうが、私は大抵、全員好きだ。基本的に箱推しだ。
主人公やメインヒロインもさることながら、敵役もラスボスも、サブキャラやモブだって好きだ。
関係性にだって萌えるし、ギャップも良い。可哀想なキャラクターには幸せになってもらいたいし、ほのぼの日常系に悲劇を投げ込んで反応をみたくなる黒い喜びもわかる。
そして、ほかの人が推しているキャラやシチュエーションがあれば、何となく好きになってしまうくらいには、好きが軽い自覚もある。
ぼんやりと1番を選ぶこともあるが、基本的には全員が同じくらい好きだ。
だから私の小説には、色がない。
みんな好きで、みんな書きたい。
だから私の小説は、好きなものの中から見たいものを選んで書く。
特定の目立つ色はないけれど、作品を眺めたときに、カラフルで鮮やかに仕上がっていれば、それが私の色になる。
そんな、私の色のお話
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