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詩のワークショップ

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#詩

REPORT|春のひかりに包まれて。詩×音×絵のコンサート「うたが生まれるとき」

REPORT|春のひかりに包まれて。詩×音×絵のコンサート「うたが生まれるとき」

こんにちは。詩のソムリエです。
空気は冷たくても、花の香りがふいに風にのってきたり、光のあたたかさを頬に感じたり…。そんな季節に、春をひとあし先に楽しむ詩×音×絵のコンサート『うたが生まれるとき』を開催しました。

春の詩にあわせ、音楽が、絵が、豊かに彩りをうみだし、参加のみなさまと一緒に詩を作るシーンもあり…まさに、「うた」が生まれるときに立ち会うコンサート。

詩の世界がふわりと包みこんだ様子

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REPORT|北原白秋の故郷で開催!ことばで遊ぶ「なりきり」ワークショップ

REPORT|北原白秋の故郷で開催!ことばで遊ぶ「なりきり」ワークショップ

こんにちは。詩のソムリエです。
大好きな詩人のひとりに、「北原白秋」がいます。
「この道」やピチピチチャプチャプランランラン♫でおなじみの「雨ふり」など、みなさんも幼い頃からふれているのではないでしょうか?

童謡だけではなく、詩、短歌でさまざまな世界を作り上げた大詩人は、「言葉の魔術師」と言われています。
白秋先生の故郷は、福岡の柳川という風光明媚な水都。

柳川市民協働のまちづくり事業「アート

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REPORT|世界初?永瀬清子の詩を「紡ぐ」ワークショップ―夜あけの色彩は、わたしだけの色

REPORT|世界初?永瀬清子の詩を「紡ぐ」ワークショップ―夜あけの色彩は、わたしだけの色

こんにちは。詩の楽しみを広げる「詩のソムリエ」です。
溢れんばかりの新緑と、小さな花々がそよぐこの季節、詩を「紡ぐ」というおそらく世界初のワークショップを共催しました。
その様子をレポートします。

詩人・永瀬清子の家へ

現代詩人の母と呼ばれる永瀬清子(1906−95)を知っていますか?
「諸国の天女」「だまして下さい言葉やさしく」などが有名な詩人で、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の発見者でもありま

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REPORT|なんだか気になる言葉に出会う、”ことばさが詩”ワークショップ

REPORT|なんだか気になる言葉に出会う、”ことばさが詩”ワークショップ

こんにちは。詩のソムリエです。3月11日に、岡山の「アトリエぬかごっこ」で詩のワークショップを行いました。

民家を改装したアトリエでは、子どもたちがマイペースにお菓子を食べたり絵を描いたり。「ぬか」って、ぬか漬けの「ぬか」です。この言葉には、子どものもつ障害や特性、こだわりなどをうまみに発酵させるという想いがこめられています。アトリエに通う子どもやスタッフは「ぬかびと」。わたしはぬかをかきまぜる

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REPORT|いろんな「わたし」の表現がとびだす!詩のワークショップの一日 

REPORT|いろんな「わたし」の表現がとびだす!詩のワークショップの一日 

こんにちは、詩のソムリエです。どんどん春めいていく3月半ば、九州障害者アートサポートセンター(KDA)主催で詩のワークショップを行いました。テーマは詩であそぼう!たくさんの「わたし」。

「わたし」をさまざまに例えて、とらえ直す実験です。集まってくれたのは、障害があったりなかったりする中学生〜大人20名ほど。

「詩を書き上げる」こと(表現の完成)をめざさないこの時間では、身体や絵を使った自由な表

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お知らせ|「のぞき穴をのぞいてみれば」「暗い詩を読む」etc.近々の詩のワークショップまとめ(福岡開催)

お知らせ|「のぞき穴をのぞいてみれば」「暗い詩を読む」etc.近々の詩のワークショップまとめ(福岡開催)

こんばんは。詩のソムリエです。
木々が色づき、お散歩が楽しい季節になりました。芸術の秋ということで、ワークショップのお知らせです。

《津屋崎》11月26日(土)詩とおしゃべりを楽しむ「ポエジオじかん」×のぞき穴ART津屋崎▼どんなワークショップ?
まちの神社や元・美容室…あちこちにはりめぐらされたのぞき穴に隠されたアートを楽しむ「のぞき穴ART津屋崎」とのコラボです。のぞき穴をみんなでのぞきなが

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【イベントレポート】のぞきあなARTをめぐって、言葉を編む

【イベントレポート】のぞきあなARTをめぐって、言葉を編む

こんにちは。詩のソムリエです。
芸術の秋となりました。涼しくなってくると、お散歩するだけでも感性が刺激されますね。先日の詩のワークショップでもお散歩を取り入れたところ、「もぎたての言葉」が溢れ、とっても楽しく、豊かな時間でした◎その様子をレポートします。

まちじゅうに、アートな「のぞきあな」が?!10月1日から、福岡県福津市では、「のぞきあなART津屋崎」というアートプロジェクトが行われています

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【イベレポ】いち輪の詩プロジェクト/花に想いを寄せてことばを紡ぐ

【イベレポ】いち輪の詩プロジェクト/花に想いを寄せてことばを紡ぐ

いち輪の花に、詩をよせて
こんにちは。詩のソムリエです。

さいきん、お花を誰かに贈りましたか?お花をいただいたり贈ったりすると、ほわりと優しい空気ごとやりとりしているような感覚になります。

バレンタインデー前の1月末に、花と詩を通じて「あたたかい気持ち」をまん延させるアート・プロジェクトに講師として参加させていただきました!
その様子をレポートします。

アートプロジェクトのはじまりは「うっか

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【イベレポ】詩的実験!ことばフェチにはたまらない?「なぜだか気になることばたち」

【イベレポ】詩的実験!ことばフェチにはたまらない?「なぜだか気になることばたち」

こんばんは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。

とつぜんですが、「なぜだか気になることば」ってありますか?

フォッサマグナ。
墾田永年私財法。
スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。
領収証。
コモドドラゴン。
きぬかつぎ。
いぶりがっこ。

音。字面。リズム。なんだか、なぜだか、気になる!

そんなことばを集めたら、詩になる??という実験を、第19回おかやま県民文化祭「備中国のくらしと音」の催しとし

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イベレポ|「ちきゅうの声とたわむれる」海の校舎で耳をすませる、詩の一日

イベレポ|「ちきゅうの声とたわむれる」海の校舎で耳をすませる、詩の一日

こんばんは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。

新型ウイルスにはじまり、選挙やスキャンダル等…人間界は、ここのところ騒がしいですね。

人間界でいろいろあるあいだも、地球は呼吸し、つねに声を発しています。
そんな「声」に耳をすますと、ふだん感じていない気持ちに気づくかもしれません。

第19回おかやま県民文化祭「備中国のくらしと音」の催しとして、ワークショップ「詩で遊ぼう/ちきゅうの声とたわむれる」

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【お知らせ】そうだ、詩を書こう。ワークショップ@岡山やります✎

【お知らせ】そうだ、詩を書こう。ワークショップ@岡山やります✎

こんばんは。詩のソムリエです。

芸術の秋ですね!

透き通るような空や風。「雲が美しいな」「落ち葉の赤に目を奪われた」…ことば以前の感動が、日々おりてくるのがこの季節。

そんな季節に、久々にリアルワークショップを2つ行います。
いずれも、「暮らしの中の音」をテーマにしたおかやま県民文化祭の後援です。

コロナ禍のいま、「音」をどうとらえなおすとおもしろいか…を考えて詩をつくるワークショップを描

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【お知らせ】世界初?!「詩のレストラン」展@福岡やります🍴

【お知らせ】世界初?!「詩のレストラン」展@福岡やります🍴

こんにちは。詩のソムリエ、渡邊めぐみです。
「詩のソムリエ」って何?→こちらへ

うれしいお知らせです!

「詩のレストラン」展を福岡にて開催することになりました!!
おそらく日本初どころか、世界初の展示なのではないかと思います。

「詩」と「レシピ」を掛け合わせはじめたのは、2020年春。
ハードルが高いと思われがちな詩にふれ、みなさんのほっと一息タイムを作れないか…とはじめました。

私自身、

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【イベレポ】ことばで春を味わおう!りーりーりるりるりっふっふ!&詩のレシピ

【イベレポ】ことばで春を味わおう!りーりーりるりるりっふっふ!&詩のレシピ

こんにちは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。
新型コロナウイルス蔓延から、早1年。さまざまなものがオンライン化し便利になった一方で、朝から晩まで画面を見続け、五感がすり減ってしまったようにも思います。

そんなときこそ、詩の出番!

イベントタイトルの「りーりーりるりるりっふっふ」は、詩人・草野心平が詠んだかえるの鳴き声。眠っていた感性をゆりおこし、冬眠からさめたかえるのように世界と出会いなおしたと

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【イベレポ】春のうた、春の香り@つくる邸

【イベレポ】春のうた、春の香り@つくる邸

《いやぁ〜、楽しかったぁ〜!笑い疲れた…》
長崎の美しい坂道を下りながら、おなかの底からポコポコと多幸感がわきあがる。アロマセラピストの浦山純菜(うらやま・あつな)ちゃんと共催の、「春のうた、春の香り」イベントの帰りのこと。

さて、イベント当日の4月4日は「踏青(とうせい)」。
春のみどりを散歩して楽しむ日だそうですが、そんな日にピッタリの"お散歩して春を感じ、詩を味わい、アロマスプレーをつくる

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