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煩悩のエッセイ

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力を抜いたアホな文章
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#コラム

薄毛とは負け戦である。

薄毛とは負け戦である。

薄毛とは負け戦である。

我が軍はかつての輝きを失い、今や老兵ばかり。国土は減りつづけ、若い兵はいつの間にか去ってゆく。
大国と言われた黄金時代など見る影もない。今はただ、無情な太陽が荒野を照らすのみ。

どうしてこうなってしまったのか。私は、王であったというのに。

δ

王は無力であった。微かな違和感が徐々に膨れ、確かな疑念に変わった頃にはもう、国は蝕まれていた。
他国へ援助を求めても「諦めろ

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腸詰世界の双王

腸詰世界の双王

シャウエッセンとアルトバイエルン。それは王の名前。腸詰世界(ワールドオブウインナー)に君臨する、二人の絶対王者だ。

彼らは限界まで己を鍛え上げた。数多の熱地獄を生き抜いた肉体は、湯気をたてパンパンに膨れ上がっている。界王拳で言えば10億倍くらい。

お互いを睨みあいながらも、いまだに戦ったことがない二人の王。・・・それは何故か。

知っているからだ。決着がつかないことを。



名は、そのまま

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性癖という花園で

性癖という花園で

* 下ネタ全開noteです。苦手な方は今回はご遠慮ください。

僕が性に目覚めたのは早かった。

小学2年生だった頃の夜。布団で眠りを待ってる時になんだかアソコがかゆいなと思って、ちょっと手でこすったのが始まりだった。
虫刺されをひっかくと余計にかゆくなるように、それはエスカレートしていった。その晩、僕は「かゆい!」と何度も訴えながら、アソコをこねくり回した。

それからは毎晩かゆみが襲ってきた。

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ケーキを大胆に食べる人がお金持ちになる。

ケーキを大胆に食べる人がお金持ちになる。

甘いものはおいしい。

なめらか生クリームや、まったりあんこ。しっとりスポンジに、ジューシーフルーツ。

和菓子も洋菓子もおいしけど、僕はやっぱりケーキが好き。
食べたときに広がる、世界が花咲いたような幸福感。ほっぺたに幸せが舞い降りてくる。

パティスリーのショーケースにならぶ色とりどりは、天使の贈り物だ。

さて、そんなケーキちゃん。あの最高にハッピーな味を、どんな風に味わうか。

3口くらい

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余命割り

余命割り

もうすぐ死ぬとわかっていたら、どう過ごすだろう。

行きたかったところにいく?会いたい人に会う?伝えたいことを伝える?

そんなことを考えることがある。きっと僕だけじゃないはず。
妄想のきっかけって様々だけど、こういう考えの始まりとしてお決まりのパターンはひとつ。

パーっと遊びたい! これだろう。
働きたくねーとか、学校いきたくねーとか。日常という強制から抜け出したい欲求。仕事をやめて遊ぶのもい

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アイデアマーケット

アイデアマーケット

昔、会社の忘年会で隣になった別部署の男性が「俺はホリエモンだったはずなんだ!」と豪語していた。

いろんな意味で面白そうな話だと、付き合いながら聞いていた。

いわく、自分はかねてより楽天に似たネットビジネスのアイデアがあり、その元手がないから実行に移せなかったとのこと。

「くそ~。あの社長が俺に黙って5千万貸してりゃ!」と、ビールを飲んで語っていたが、どこか得意気な辺り、飲みの席での鉄板の話な

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なんで鼻くそを食べたらダメなのか

なんで鼻くそを食べたらダメなのか

鼻をほじったことない人っているんだろうか。
ああいう社会において下品とされている行為は、注意をされるからやらなくなるのであって、自分から「これは下品だからやめよう」と思う子供は少ないんじゃないか。注意する大人がいなければ、「あー!〇〇君がはなほじってる!」と言う文春小僧もいないはずだ。

そう考えると、鼻くそを食べたことがない人だっていないんじゃないか。
一度の注意で身をただすほど子供は優秀じゃな

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習慣は耳を悪くする

習慣は耳を悪くする

食べることが好きだ。特に麺類。中でもラーメンが好きだ。

もちろん、蕎麦も好きだし、うどんも好きだ。パスタだって大好き。でも、何を食べようと考えると、真っ先にラーメンが思い浮かんでしまう。ほかに食べたいものがありそうでもだ。

夜勤明けにラーメン。休みにラーメン。おやつにラーメン。もはや病気である。病気といえば、前に記事でも書いたが、「異常脂質症」というものを患ってしまっている。生活習慣病とはよく

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