ぴぴぷる

呑兵衛たぬきです。エッセイ書いたり、詩や小説を書いたり、写真を撮ったりします。仲良くしてね。
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あなたを見つめた3日間

その電話がかかってきた時、僕は本当にどうしようもない奴だという事実が、避けようもなくやってきた。二日酔いで鉛のように重い体をなんとか動かし、スーパーへ入ろうとし…

薄毛とは負け戦である。

薄毛とは負け戦である。 我が軍はかつての輝きを失い、今や老兵ばかり。国土は減りつづけ、若い兵はいつの間にか去ってゆく。 大国と言われた黄金時代など見る影もない。…

醤油

醤油のなかに 汚い 汚いものが溶けている 刺身や コロッケなどに ぽたぽたとふりかけて ぱくり 口から わたしに戻ってくる 汚い 汚いもの 部屋の空気の すみっ…

夢と綿毛

産毛の浮くような、心地のいい陽射しで目が覚めた。あぁ、また酔いつぶれてしまったのかと思えば、見覚えのない野原があたたかく輝いていた。 遥か広大なその美しさに目を…

エスカレーターが怖い

いつからエスカレーターに乗れるようになったんだろう。全然覚えていない。でも、幼い頃あの怪物が恐ろしかったことは、今も覚えている。 * とにかくリズムがつかめなか…

お別れの日

4年間住んだアパートの退居がおわった。ガランとなった部屋は、内見で一目惚れした時とおなじように輝いている。同じ部屋なのに、それはどこか遠くの光のようで、あぁここ…