なんで鼻くそを食べたらダメなのか

鼻をほじったことない人っているんだろうか。
ああいう社会において下品とされている行為は、注意をされるからやらなくなるのであって、自分から「これは下品だからやめよう」と思う子供は少ないんじゃないか。注意する大人がいなければ、「あー！〇〇君がはなほじってる！」と言う文春小僧もいないはずだ。

そう考えると、鼻くそを食べたことがない人だっていないんじゃないか。
一度の注意で身をただすほど子供は優秀じゃないし、そもそもが最初にやるその場面を親がみているとも限らない。世界を知らない指先に降り立った鼻くそは、未知を求める口に降り立つのが運命（さだめ）だろう。

安部首相も、佐々木希も、ガンジーもプーチンも、みーんな子供の頃に鼻くそを食べてるはずだ！

じゃぁ、なんでその行為が悪いとされているんだろう。

中学生の頃、それが理由でいじめられている女の子がいた。僕だってガンガンにほじっていたし、影ではガンガンに食っていたから、その陰口にいまいち乗っかれなかったことを覚えている。

あの子をいじめていた子供達は、本当にその行為に嫌悪感を感じていたのか？

きっと違う。心の中の文春小僧が、「大ニュースだ！！」と騒ぎ立ててるだけなのだ。子供も大人も、集団になると途端にスキャンダルが好物になる。1対1の場面で鼻くそをほじられた時、指摘する人は少ないはずだ。それよりも、リークすることを考えているに違いない。それは嫌悪感を感じていない証拠だ。世のゴシップ記者達は、不倫を嫌って報道してるわけじゃない。

悪くないのだ。鼻くそを食べたって、うんこを踏んだって、もっと言えばうんこを食べたって、全然悪くない。

ただ、周りの安心のために利用されるだけだ。

日本中の、その陰口に怯える子供達へ。
みんな食べている。そんな顔をしていないだけだ。きみも安心して食べろ。