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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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2021年2月の記事一覧

練習は本番のように、本番は練習のように

練習は本番のように、本番は練習のように

根っからの文系人間である。
「理系」と聞く度に、
自分にとっては不得意であるゆえに、
尊敬とやっかみがないまぜとなった
気持ちが沸き起こる。
いつまでも、そんな苦手意識を
引きずっていても仕方ないと
最近では割り切っているが、
長らくそういう意識から逃れられ
なかった。

そんなわけで、
「はやぶさ2が帰還!」
のニュースが流れた際も、
なんか凄いことが起きたんだな~
とは感じたものの、
どう凄い

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エンパワーメントは信頼の裏返し

エンパワーメントは信頼の裏返し

このnoteに、昨年1月1日から毎日
投稿し始めて、420日が経過した。
特に書き溜めることもなく、
毎日コツコツと、1,000~2,000字
程度の文章を、飽きもせずに
書いている。

継続力、持続力というのが、
自分自身の強みでもあるので、
こうやって続けることによって
自分の強みを常に再認識、再強化
しているところがある。

そして、続けることの良さは、
「量が質に転化する」
という点にも表

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「座右の銘」を掲げ、実際に「座右」に置いて日々眺める

「座右の銘」を掲げ、実際に「座右」に置いて日々眺める

NHKの大河ドラマ『青天を衝け』が
始まった。
以前から、渋沢栄一翁にはこちらから
勝手に様々なご縁を感じており、
今回のドラマも毎回ワクワクしながら
観ているところだ。

渋沢栄一といえば、『論語と算盤』。

昨日のドラマで、まだ幼い栄一が、
「義を見てせざるは勇無きなり!」
と叫んでいたが、
これも出典は『論語』。
人としてなすべきことを知りながら、
それを実行しないのは、
勇気がない臆病者だ

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優れたマネージャーの要件

優れたマネージャーの要件

「Google先生」という表現は、
Googleで検索すれば、何でも
教えてもらえるということを
ありがたがって、敬意を込めて
付けられた表現だろう。

本当に、「先生」と崇めたくなる
ほど素晴らしいツールを、しかも
無料で世の中に提供してくれて
いることに、感謝をしたい。
もちろん、裏ではそれを支える
「広告」の仕組みを走らせて、
しっかりビジネスとして稼いでいる
ことを承知の上で、それでもやは

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「内省」を「外省」で補う

「内省」を「外省」で補う

自分自身の目標を立て、
それに向かって努力する。
日々の行動を振り返り、
上手くいったこと、
いかなかったことを
「反省」する。

「反省」は、英語で言うと
「Self-reflection」。
「Reflect」とは「反射する」とか
「映す」というような意味で、
その名詞形である。
自分自身を鏡に映し出して、
それを客観的に眺める作業、
そんなイメージなのだろう。

「反省」は、個人で完結する限

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ホワイトセルフとブラックセルフ

ホワイトセルフとブラックセルフ

何をやってもうまくいかない。
そんなときもある。
人生50年近く生きていると、
それなりに様々な経験を経て、
大概のことでは動じないように
なっている。

とはいえ、うまくいかないことが
続けば、めげたくなることもある
ものだ。
それでも、
「明日の来ない夜はない」
とか、
「乗り越えられない試練は来ない」
とか、
「失敗は成長の糧」
などといった言葉を思い出し、
自分を鼓舞する。

そうやって、

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『もしドラ』が売れたのは、著者の執念の賜物?

『もしドラ』が売れたのは、著者の執念の賜物?

200万部以上売れた『もしドラ』。
作者は岩崎夏海さん。
2009年12月3日発売なので、既に
11年以上経っている。
改めて、月日の過ぎる速さに驚く
ばかりだ。

知人に勧められ、

こちらの本を入手し、読み始めたら
ページを繰る手が止まらず、アッと
いう間に読み終えた。

売れるべくして売れた。
その、「売れるべく」の部分が、
赤裸々につづられている。
どういう経緯で、この本の
コンセプトにた

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ファーストペンギンとファースト始祖鳥

ファーストペンギンとファースト始祖鳥

リーダーシップの話でよく引き合いに
出される「ファーストペンギン」。
ペンギンの群れが、氷の上から海に
飛び込んでいく必要があるとき、
みんながためらう中で最初に
「エイッ」とばかりに飛び込む
個体を指している。

天敵がいるかもしれない、でも
魚を獲って食べないと生きられない、
多くの仲間が逡巡する中、
一匹が飛び込むと、その後は
雪崩を打ったように次々と続く。

この「ファーストペンギン」に

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常識、前提、当たり前を疑う

常識、前提、当たり前を疑う

昨日、NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が
最終回を迎えた。
ここ数回、途中挫折していた大河だったが、
最後まで見通したのは、記憶が正しければ
4年前の堺雅人主演『真田丸』以来。
6年前の岡田准一主演の『軍師官兵衛』も
最後まで見続けたことを考えると、
やはり戦国時代もの、殊に織田・豊臣・徳川
辺りというのは鉄板だなぁと改めて思う。

もう一つの鉄板は、やはり幕末から
明治維新にかけての時代である。

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『経営者の条件』に学ぶセルフマネジメントのエッセンス

『経営者の条件』に学ぶセルフマネジメントのエッセンス

ドラッカーの名著、『経営者の条件』。
この本には、セルフマネジメントの要諦が
書かれている。

対象とする主な読者層は、企業経営者
なのだろうが、ビジネスパーソンなら
誰もが学ぶべき叡智が詰まっており、
企業経営者だけに読ませておくのは、
とても勿体ない。
人は誰しも、自分の人生の経営者である
以上、セルフマネジメントを学んでおく
に越したことはないのである。

ドラッカーの日本における分身、

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