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恋文・ラブレター

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みんなのフォトギャラリーでイラスト・画像をご利用してくださった方の記事。 そして💬コメント欄には、書ききれない熱い想いをここに綴ろうと思います。ラブ❤️レター💌といっても、同性に対…
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#詩

”詩”無題.163

”詩”無題.163

~無題~

聞きたい音

聞きたくない音

自分が望む
音だけを

聞いていられたら

ね、あなた

ね、あなた

そこに居るのでしょ
隠れたまま、無言で

それでも あなたが居る気配が
わたしを安堵させ
あなたが生きていることが
わたしを喜ばせることを
ご存知ですか

ね、居るのでしょ

息潜めて、あなたがそのように
ご自分の言葉に縛られ
無言で佇むさまを
わたしは 切なく思う

幾つモノ宣言や誓いなど
塵です

発したときは過去の点ですし
もう時は経ったのです

わたしは あなたがご自分に嵌めた鎖から
解き

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『三日月ドロップ』

『三日月ドロップ』

はぁーーー…っと、
私の心が天井を突き抜ける

細くて、弱くて、ちぎれそうな、声の心電図
3歩先の虹を渡っている自分らしき人に流す
小さな音を立てて、歪な荒い波を立てて

哀れなる三日月が私の頬に手をあてた
つーっと流れそうなドロップ。流れても良いんだって。さ。

「おやすみ」を言ったら、明日には「おはよう」があるのか?

知らないけど、今はドロップを舐める。

虹の上で手を振っている人の口は動い

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小説:夢見るようなあたたかな日々 ①

小説:夢見るようなあたたかな日々 ①

                    後半→
【あらすじ】
親友が公衆の面前でお茶を飲み死んだ。

ある日、加賀まゆりの自宅に不審な手紙が届き始める。手紙には「秘密は守ります」と書かれており、毎日確実に自宅に配達されていき、ストーカーの存在が浮かび上がる。まゆりは親友・香川玲奈に相談するが、まゆりは後日、謎の死を遂げてしまう。

玲奈は警察の捜査に協力するものの、まゆりの死の真相は掴めない。一方

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雨の七夕【#青ブラ文学部】

雨の七夕【#青ブラ文学部】

好きな人に会いたい
願いを短冊に込めて

会える?
会えない?

見上げた顔に
雨粒が落ちる

再会をしないほうがいいと
天から雨が降りそそぐ

それでいい
きっと会わないほうがいい

雨の七夕が教えてくれた

再会の恋はしない

でもどこかで今でも
あなたを想っています

山根あきらさんの企画に参加させて頂きます。😄
素敵なお題をありがとうございました。🙏✨

詩|残像

詩|残像

あなたがくれなかったもの
まてることができるの
あたしがくれたからわるくないもの
わるふざけのはんぶん
ねえ
みてはいけないもの
みせてる
みえてしまったこと
はなれないの
とおりすぎるみちばたの
紙芝居屋みたいに
わたしなんて
すれちがうこともなく
かくされているのかしら
ねえ
なにも確証がないことが
そうあることなのかしら
ねえいつかわたしは
しるのかなあそれとも
しらないのかしら

小さな小さな穴から見える幸せの光

小さな小さな穴から見える幸せの光

自然とでてくる


涙の色は何色?
スマホを眺めながら
音楽を聞く

何の音も聞こえないように

自分の涙の音も聞こえないように
自分が泣いてる事も分からないように

ただ音楽を聞く
泣きながら眠る

それでも
小さな隙間から
幸せが見える

それに手を掴むように
朝がくる

あぁ私に泣いていたんだぁ
それでも朝がやってくる

傷みがない幸せなんてない
幸せになる為には傷みがある

涙の色は何色

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詩 | つまらないものですが...

詩 | つまらないものですが...

「つまらないものですが」と言われて
包装紙を破いてみれば
本当につまらないものだった

「面白いものですが」と言われて
包装紙を破いてみても
やっぱりつまらないものだった

黙って手渡されたものを
あとになって開いてみたら
ホントに僕に必要なものだった

なにも言わずに手渡されたものに
僕はまだ気がついて
いないのかもしれない

恩を受けたら僕は
すぐにその恩に報いたいと
思ってしまう

なにかを

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詩 | 雨の七夕

詩 | 雨の七夕

七夕だからって棚ぼたと関係ないから
雨が降らないと考えるのは甘い

だけど1年に1度の出逢いの日だから
晴れてほしいと願うもの

でも考えてみれば普通の日も
年に1度しかないからね

7777の車を見かけるのも
2953の車を見かけるのも同じ

とはいえ7月7日はやはり特別だと
思ってしまう心理はある

心理は真理ではないけど
理屈で納得できないのは人情

雨の日に目を腫らして泣くのは
よりによっ

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【写真】と【詩】 想いを乗せて

【写真】と【詩】 想いを乗せて

一雫の涙に 想いを乗せて

閉ざされた想い
時の涙が 悲しみの 
数だけ重さが有る
閉じ込められた 
叫びがある

閉ざされた時が 
輝きをとりもどす時
想いが とどまり
未練の雫をはぐくむ

時の しがらみ
涙を乗せて 飛べるなら
想いの風に乗って
つのる想いの あなたのもとへ

優しい光が 静寂をつつむ
君に出会えたから
もっと 君といたいから
流れ去る 時を止めました

 

まるで僕らはエイリアン #詩

まるで僕らはエイリアン #詩


私は紫色の蛍光灯に群がる害虫。

私は黒い羽根をひた隠す害鳥。

私は青い人里を侵略する害獣。

【詩】さようならの風

【詩】さようならの風

こんなに明るくて

こんなに優しい風なのに

この風は、さようならの風

わたしは風に吹かれて

さようなら

さようなら

さようなら

と、つぶやき続ける

飛ばされたさよならは

風船のように高い空まで浮かび上がって

ソーダの泡のように

ぴちぴち音をたてて消えてしまった

わたしはだれとさよならしたのだろう?

何とさよならしたのだろう

今にわかるよ

いつまでもわからないよ

木洩れ

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詩 | 夜の来訪者

詩 | 夜の来訪者

聳え立つ連峰の頂を
ツンツクツンと
踏破してから
私は徐々に
森林生い茂る
秘境を目指した

クレパスが
目の前にひろがった
指で豆粒をなで
ざらついた舌先で
お豆を舐めた

a…a..an…aaa…
まるで泣いているかのような
小さな声が漏れた

so…soko…ki..kimochi…i…i…wa…
次の瞬間
スコールのような洪水を
3度目撃した

ha… hazuka…shi..i…wa…

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