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詩 | 夜の来訪者




聳え立つ連峰の頂を
ツンツクツンと
踏破してから
私は徐々に
森林生い茂る
秘境を目指した

クレパスが
目の前にひろがった
指で豆粒をなで
ざらついた舌先で
お豆を舐めた

a…a..an…aaa…
まるで泣いているかのような
小さな声が漏れた

so…soko…ki..kimochi…i…i…wa…
次の瞬間
スコールのような洪水を
3度目撃した

ha… hazuka…shi..i…wa…
そう言うわりには
彼女は満面の笑みを
浮かべていた…

もう1度イク?
時間の許す限り何度でも…
降りしきる雪水は
絶えることなく
…とはいかないが
固くなるのも早いのだから…
何度でも
いつ いつまでも…




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