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#ブランディング

「で、それやったら売れんの?」という愚問

「で、それやったら売れんの?」という愚問

マーケティングを20年やってきて、それなりに、というか、かなり効果測定には向き合ってきた自負があります。

広告やマーケティング効果測定に関する本はだいたい読んだし、大学の先生たちとディスカッションを重ねたこともあります。

宣伝会議の広告効果測定講座や広報効果測定講座でも過去8年以上に渡って延べ1,000人以上の実務家へ問いを投げかけてきましたし、多くの企業で効果測定に関するコンサルティングも手

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【Think about D2C.】vol.01 深地 雅也 さん

【Think about D2C.】vol.01 深地 雅也 さん

D2Cの「良いところ」「悪いところ」を、各分野のトップランナーに忖度なしで語っていただく本企画。今回は、アパレル業界の活性化のためにさまざまな角度からアプローチをされている株式会社StylePicksのCEO・深地雅也さんに、フラクタ代表・河野が迫ります。

対談者Speaker
深地 雅也さん
ファッション・ワーカー向けのwebメディア「StylePicks」を運営する株式会社StylePick

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これからは「一番最初に思い出してもらえる第一想起ブランド」しか生き残れない

これからは「一番最初に思い出してもらえる第一想起ブランド」しか生き残れない

(2024年1月4日 追記)
この記事が含まれる内容が本になりました! 2024年1月17日出版です。

(追記ここまで)

世界に冠たるマーケティングカンパニー、P&Gがとても重視している指標があります。

それが、Evoked Set(想起集合)です。

Evoked Setとは、何かをしよう(買おう)としたときに、頭に浮かぶ好意的な選択肢の集合体のこと。

あらゆるモノやコトで(どれを買って

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【元スタバ店員が分析】スターバックスのマーケティング戦略

【元スタバ店員が分析】スターバックスのマーケティング戦略

もう数年前ですが、トータルで4年ほどスターバックスの店員をやっていました。現場のオペレーション、OJTなど人材マネジメントの方針は現場レベルでは理解しています。

スターバックスは、テレビCMなどの広告やチラシ、DMなどのオフラインマーケティングの施策を行わないことは有名です。
なぜなら店舗数が1500もあるので、そもそもの顕在的なファンが見えているのと、圧倒的なブランド力がすでにあるので、テレビ

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なぜスターバックスコーヒーは、テレビCMを打たないのか

なぜスターバックスコーヒーは、テレビCMを打たないのか

シアトルコーヒーやカフェの文化を根付かせたスタバは、「テレビCMを打たずにブランド力だけで成功した」と言われています。

ブランディングと口コミだけで、広告費をかけることなく成功したスタバ。

その戦略や考え方は、店舗運営だけじゃなく、あらゆる企業にとっても学ぶところが多いと思います。

アメリカでも日本でも、テレビCMを打っていないスタバは、1971年にアメリカのシアトルで開業して以来、まったく

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八方塞がりってチャンスです!

八方塞がりってチャンスです!

僕は、様々なジャンルの仕事で、「アイデアを出す」ことをやってるのですが、アイデアについて誤解されてるなあと感じることがいくつかあります。

例えば

「いろんな制約がない方が自由に発想できる」

もそう。

正直言って、「自由に発想してください」と言われても困る(笑)

「制約条件が多い案件でアイデアを出せてと言われて困ってる」という人もいますが、僕は制約条件が多い方が好き。

八方塞がりくらいだ

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ブランディングネイティブ世代のブランディング戦略

広がりつつあるブランディングという言葉の幅ブランディングというワードが、一般的になり急に幅広く使われるようになった昨今。最近では「デザイン」や「編集」に続き、「ブランディング」は一般的に広く使われる言葉になってきた感じがします。マーケティングの専門用語として限定的な意味の「ブランディング」と、多くの人が使う何にでも取ってつけられる「ブランディング」。同じ言葉を使っていても、両者具体的に指すものが異

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地方のD2Cブランドが「無意識」を意識すべき理由

地方のD2Cブランドが「無意識」を意識すべき理由

こんにちは、マクアケ名古屋の武田です。
タイトルを読んで「はて??」となった方が多いことかと思いますが、しっかりと書いていきますので、何卒お付き合い頂けますと幸いです。

これは、日々様々な実行者さまとお打ち合わせをする中で、ずっと思っていたことです。僕はこの「無意識」に希望を感じています。

購買の意思決定プロセス人の意思決定は、約90%が無意識とも言われていますが、全てが無意識なわけではないこ

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