マガジンのカバー画像

読書感想文

33
読書感想文を置く場所です。
運営しているクリエイター

記事一覧

読書について

読書について

妻「日記書いてるの〜?(ニヤニヤ)」

私「んー、書いてない〜」

最近上記のようなプレッシャーを受けているので、重い腰を上げて何か書こうかと思います。

いつもnoteを書くときは、iPadの純正メモアプリにnoteフォルダを作ってそこに書いているんですけど、前回noteを書いたのはほぼ1ヶ月前でした。

1ヶ月間何してたのって話なんですけど。

特に何かをしていたとかではなくて、ただ文章書くの

もっとみる
葛藤したい

葛藤したい

今日は「葛藤」の大切さについて学んだので、紹介してみますね。

今、BRAIN DRIVENという本を読んでいます。

これは脳科学的観点から、人の心の動き(モチベーションやストレスなど)について考察している本です。

内容はすごく興味深いのですが、医学的分野の用語などがあり、なかなかスムーズに読めずにいます。

今回は、今のことろ読めている部分で個人的に面白いなと思った内容を紹介しつつ、私なりに

もっとみる
多様性は正義なのか【正欲】

多様性は正義なのか【正欲】

この間、小説「正欲」を読みました。

小説の具体的な内容に触れるつもりはありません。感想を容易に述べられるような内容でもないなあ、と思ったので。

この小説では、終始「人間の多様性」がテーマになっており、今時の「多様性信仰」にも近い現象を痛烈に皮肉っています。また、多様性とはかけ離れた人と人との理解の断絶が描かれています。

これを読んだ後、私は「多様性」って何なんだ、と考えました。

答えは出て

もっとみる
マルチタスクは集中力を奪う【読書感想】

マルチタスクは集中力を奪う【読書感想】

 こんばんは。

 今日は本を紹介します!

 人間の集中力についての本です。

 皆さんは、「昔に比べて集中力が落ちたな〜」と思う瞬間はありませんか。私はあります。

 忙しなくSNSをザッピングして、いざ作業を始めてもパソコン画面の端にはSNSが開きっぱなし、パソコンの脇のスマホではゲームが表示されている、とか。本書ではそんな状態を「マルチタスク」に陥っている状況としています。

人間にマルチ

もっとみる
挫折した本を紹介します。

挫折した本を紹介します。

こんばんは。今日は趣向を変えて、読むのを挫折した本を紹介しよう。なんで読めなかったかも併せて考える。

 今回読めなかった本はこちら。

 『わたし、定時で帰ります。』です。

 具体的な話の前に一応断っておくが、これは本書を否定するわけではなく、あくまで「私が読めなかった」というだけの話だ。

 さて、まず本書はヒット作である。2019年にはドラマ化もしている。間違いなく面白い物語として世に認知

もっとみる
止まりだしたら走らない/名称未設定ファイル【読書感想】

止まりだしたら走らない/名称未設定ファイル【読書感想】

こんばんは。

今日は2冊の本について感想を書こうと思います。
・止まりだしたら走らない
・名称未設定ファイル
2作とも著者は品田遊さんです。

品田遊さんは、「ダ・ヴィンチ・恐山」としてTwitterやYouTubeで活動されている方です。

私はTwitterでまず「ダ・ヴィンチ・恐山」さんを知り、出演されているYouTube「オモコロチャンネル」にハマり、今回著作がKindleでセールになっ

もっとみる

珈琲の飲み方を考える

 今日は珈琲について書こうと思う。

 私は、珈琲が好きだ。バリスタを手に入れてから珈琲好きに拍車が掛かったように思う。家で美味い珈琲が飲み放題なので。

 今回は珈琲について、特に「珈琲と緊張」の関係について、本で読んだ知識を元になんやかんやと書いていく。

 本当にごちゃごちゃ書いているので結論だけ先に書いておく。読みやすさを最低限確保したいのだ。

緊張したくない時は珈琲ではなくて水を飲め。

もっとみる
4月の読書まとめ

4月の読書まとめ

 こんばんは。今日は先月の読書を振り返ろうと思います。

 先月は9冊の本を読みました。

・そして誰もいなくなった
・赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
・ババヤガの夜
・新 コーチングが人を活かす
・「繊細さん」の本
・スゴい早起き
・最後は臼が笑う
・銀河鉄道の夜
・セックスしたがる男、愛を求める女
・無限大ガール
(読了順)

 上記のうち2冊は短編ですし、先月は読書量が少なめでした。

もっとみる
「うさぎの天使が呼んでいる」の感想を通して探偵の良さを語る

「うさぎの天使が呼んでいる」の感想を通して探偵の良さを語る

こんばんは。

今日は本を紹介しようと思います。

タイトルは「うさぎの天使が呼んでいる」です。

フリーライターの傍らで、お宝(ガラクタ)を収集し販売する通販サイトを運営するユリオと、上司とのトラブルで仕事を辞めたばかりの妹、さくら。再就職までの間ユリオの仕事を手伝うことになったさくらがユリオと共にお宝を求めて向かう先では、なぜか事件が起こります。ユリオのお宝知識と推理力が光る連作短編となってい

もっとみる
52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち

 今日は午後に一冊本を読んだので、感想を書いていきます。

 読んだのはこちら。

 本屋大賞で1位になった「52ヘルツのクジラたち」です。

 本屋大賞が発表された日に、Kindleで購入してしばらく寝かせていた本です。今日ふと気が向いたので読み始めて、一気に最後まで読みました。

 虐待や介護の強要などの劣悪な家族環境を脱出し、田舎に1人で住み始めたキナコが、自己中心的な母親・祖父に虐待されて

もっとみる
セックスしたがる男、愛を求める女

セックスしたがる男、愛を求める女

男と女は違う。どちらが良い悪いではなく、ただ違う。

この本は、「Why Men Want Sex & Women Need Love──Unravelling the Simple Truth』(Allan & Barbara Pease)の翻訳である。

前作は以前感想を投稿した「話を聞かない男、地図が読めない女」である。

男性と女性のどうにもならない性質の違いを、「ホルモンと脳」の観点から

もっとみる

あの頃の「朝読書」の尊さを知る

今日は、「朝読書」について書こうと思う。

皆さんは、学生の時「朝読書の時間」はあっただろうか。

私は、小・中学生のころ、登校してから朝の会をした後の15分間は「朝読書の時間」だった。

確か、15分だったと思う。クラスの生徒全員が自宅から持参した本を読む時間があった。

昨日読み終わった本で、この習慣が素晴らしかった事に気がついたので、記録しておこうと思う。

「朝読書」によるカクテルパーティ

もっとみる
「繊細さん」の考察

「繊細さん」の考察

「生まれつき繊細な人」は、5人に1人の割合で存在する。

今日は読み終わった本について書いていこうと思う。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
著:武田 友紀

みなさんは、「繊細さん」という言葉をご存知だろうか。

何となく聞いたことがある人も居るのではないだろうか。

私も「聞いたことはあるけど結局どんな人のことなの?」という状態だった。

そんな中、Kindle U

もっとみる
読書における「顕」

読書における「顕」

今年の初めから、いっぱい本を読むぞ!と意気込んで色んな本を読んできた。

その中で得た気付きを書いていこうと思う。

妄想力があると読書が楽しくなる
私が好んで観ているYouTube動画で、「自分の想像によって肉付けされることで頭の中のキャラクターが完成すること」を【顕(けん)】と呼んでいた。

原文は下記だ。

情報の断片がつながって「アイドル」の実体が頭の中で完成する「顕」の瞬間がある。
引用

もっとみる