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「うさぎの天使が呼んでいる」の感想を通して探偵の良さを語る

こんばんは。

今日は本を紹介しようと思います。

タイトルは「うさぎの天使が呼んでいる」です。

フリーライターの傍らで、お宝(ガラクタ)を収集し販売する通販サイトを運営するユリオと、上司とのトラブルで仕事を辞めたばかりの妹、さくら。再就職までの間ユリオの仕事を手伝うことになったさくらがユリオと共にお宝を求めて向かう先では、なぜか事件が起こります。ユリオのお宝知識と推理力が光る連作短編となっています。

「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」、「むかしむかしあるところに、死体がありました。」の著者、青柳碧人さんの作品です。

上記二作もそうですが、ただの推理小説ではなく、設定に捻りが効いているのがすごく面白いです。「赤ずきん〜」なら童話をベースにしたミステリーという新境地を見せてくれましたし、「うさぎの天使が〜」では骨董品や古い家電などのマニアックなお宝(ガラクタ)が推理のキーになるという斬新な物語です。

私は探偵モノが結構好きです。何処が好きかと言うと、「あり得ない速さで犯人を見つけた探偵が、華麗に証拠を集めて事件を解決する絶対的な強さ」です。探偵って「なるほど…」「犯人がわかったぞ」とは言うけど最後まで絶対に犯人を教えてくれない人が多いと思うんですよね。ポンコツ兼常識人役(今回はさくら)の人と一緒に「誰だよ〜も〜」と言ってワクワクしながら読むのが最高である、と私は思っています。

様式美ですよね、もう。

探偵ガリレオもそんな感じですよね。事件を解決できるかどうかよりも、速攻で犯人を見つけつつ、いかに証拠を綺麗に集めて叩きつけるかみたいな。眼鏡クイ〜からの数式ズラ〜をワクワクしながら待つ私たち。そういう「絶対的な強さ」が気持ちいいんでしょうね。

話が逸れましたが、とにかく良い本だったので、気になった方はぜひ読んでみてください。



今日の日記

今日は妻と散歩をしました。

12kmくらい歩きました。散歩した先で坦々麺を食べて、買い物をして帰りました。

妻は私よりも健脚みたいで、「スニーカーだったら永遠に歩けるな」と言っていました。

今日はオツマミ的なおかずが多い夕飯でした。

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折角なのでお酒を飲みました。さいこうだな。

それでは。

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