あの頃の「朝読書」の尊さを知る

今日は、「朝読書」について書こうと思う。

皆さんは、学生の時「朝読書の時間」はあっただろうか。

私は、小・中学生のころ、登校してから朝の会をした後の15分間は「朝読書の時間」だった。

確か、15分だったと思う。クラスの生徒全員が自宅から持参した本を読む時間があった。

昨日読み終わった本で、この習慣が素晴らしかった事に気がついたので、記録しておこうと思う。

「朝読書」によるカクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果とは、音声の選択的聴取のことで、選択的注意の代表例。1953年に心理学者のコリン・チェリーによって提唱された。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

たくさんの人がそれぞれ雑談している時も、自分が興味のある人の会話、自分の名前は自然と聞き取ることができる現象だ。

皆さんも身に覚えがあるだろう。

そしてこれが朝読書によっても起こると言っているのが、下記の本である。

要は、「あ、ここ進研ゼミでやったところだ!」だ。

例えば、「素直であることの大切さ」を書いた小説や実用書を朝読んだとして、その日に「素直になれない人」を見たり、「素直になれない自分」を感じた時、「あ、これ本のやつじゃん」となる。

本を現実に投影できるのだ。

ビジネス系の本はそれが顕著だと思う。

朝、「良い会議とは」のような本を読んだ日は、ダラダラとした会議にいつも以上に意識が向くし、もしかすると本の内容によって新たに行動を起こせるかもしれない。

受信する情報を選択強化するような感じだ。

習慣化

そして、学生時代の朝読書は、これが強制的な時間だったのが最高に良い。

自分で習慣を作るのは大変だが、強制されていると嫌でも本を読む。

そもそも読書は、読むまでのハードルが高い。

ハードルは高いが、読み始めると夢中になってしまう(読む本などによって差はあるが)。

冬のお風呂みたいな感じだ。

脱衣所は寒いし風呂に入るのは面倒臭いけど、入った後に後悔したことはない。



自分ルールで「朝読書」時間を作るなら、絶対に通勤中が良い。

読む媒体は、紙かKindle端末などの読書専用端末だろう。

スマホだとSNSやゲームなど他の誘惑があるので、あまりお勧めできない。

私の場合は、出勤時・退勤時の電車の中でKindle端末で本を読み、読み終わったら家に帰って感想を書いたり纏めたりする。

いつまでこの習慣が続くかは分からないが、実際にカクテルパーティー効果を感じることもあるし、自分の言葉で書き直すことで内容の理解も深まる。

かなりおすすめだ。

みんなで冬のお風呂に入ろう。

入っちゃえば絶対後悔しないから。

それでは。

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