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神様と仏像と神社仏閣を巡る旅

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#コラム

水掛け不動尊を参拝してきました

水掛け不動尊を参拝してきました

※2013年に書いたものです。

私はどちらかというと、家の中でDVDを見たり本を読んだりしている時間が長い方です。一人で部屋の中でコーヒーを飲みながら好きな世界を楽しんでいる内向的なタイプ。しかし、そんなことばかりしていると人生はあっという間に終わってしまいます。ふと、井の中の蛙のままで良いのだろうか?と思いました。

そこで今年のテーマは「旅」です。年に三度、若い友だちと日帰り旅行をする約束を

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妖怪に会いに行く

妖怪に会いに行く

※2013年に書いた記事です。

「来年は京都へ月に一度は行こう」と決めた私。新しい年は2月からということで、京都本を中古で買いこんで読んでいます。四日市市からは近鉄特急で3時間以内に着くので、日帰りが可能ということもありますが、自分の好きな街を思う存分楽しむこともそろそろ必要かなと思ったのです。何しろ、あと10年で還暦という年がやってきます。還暦はまた一からスタートする年ですから、それまでにやり

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恵比寿様のメッセージを受け取る方法

恵比寿様のメッセージを受け取る方法

※2013年1月に書いた記事です。 

一月は、初えびす、十日戎というお祭りがあります。福の神として広く信仰されている七福神の恵比寿様=えべっさんに商売繁盛を願う、年の初めのお祭りです。「商売繁盛で笹もってこい!」という掛け声や西宮神社の「福男」が有名ですね。境内では参拝者は福笹に吉兆(きっちょう)と呼ばれる縁起物の小宝(こだから)をつけてもらうそうですよ。

四日市の氏神様である諏訪神社にも恵比

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初詣は鉄道会社の戦略だった

初詣は鉄道会社の戦略だった

初詣に行かれた方は多いと思います。初詣について調べてみると、明治の頃に鉄道が開通したことから始まったようです。鉄道会社が宣伝したようですね。成田山新勝寺(千葉県)の参拝客を狙って、成田鉄道と京成電鉄が誕生したのだそうです。また、京浜電鉄は川崎大師への初詣を汽車賃大割引と、盛大にアピールしたそうです。

「明治18年(1885)1/2。この時元日に初めて参詣することを“初詣”と呼ぶようになった」とい

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満月の夜にお財布はふりません

満月の夜にお財布はふりません

満月の夜に財布を月に向かって降ると臨時収入があるというような記事を見ることがあります。また、新月の夜に願い事を書きましょうという記事もありました。読むたびに疑り深い私は「本当だろうか」と思うのです。

流行しているからそれが正しいかというと、そうではありません。満月は統計的に交通事故が多いことがわかっています。風水では、満月の日は望日(ぼうじつ)といって、あまり良くない日とされているそうです。また

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手水舎の作法を覚えましょう

手水舎の作法を覚えましょう

※2013年に書いた記事です。

先日、伊勢神宮を参拝してきました。遷宮が終わってから初めての伊勢です。土日は混雑するので、平日に参拝しました。平日といっても、私にとっては特別な日です。一年に一度やってくる誕生日なのでした。私は誕生日には両親から永遠と続いているご先祖様へ感謝をする日として、伊勢神宮へ参拝することにしています。

遷宮が終わったばかりの伊勢神宮には、遷宮前の正殿もあり、今なら新しい

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太宰府天満宮は御墓所である

太宰府天満宮は御墓所である

※2013年に書いた記事です。

先日、太宰府天満宮を参拝しました。無実の罪で太宰府に流された菅原道真公の御霊をお祀りしている神社です。

「門弟であった味酒安行(うまさけ やすゆき)が御亡骸を牛車に乗せて進んだところ、牛が伏して動かなくなり、これは道真公の御心によるものであろうと、その地に埋葬されることとなりました。」という記載が太宰府天満宮のサイトにありました。ということは、社殿が御墓所でもあ

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おみくじあれこれ

おみくじあれこれ

私は神社仏閣に行くとなるべく「おみくじ」を引くようにしています。それは今の自分に必要なメッセージを受け取るためです。もう随分昔になりますが、私の知り合いで霊感がある人が数人いました。彼らはお互いに面識がないにも関わらず、神様からの御言葉を受け取るための手段として「おみくじ」を引いていました。

特に印象的だったのは、事代主神 【ことしろぬしのかみ】と同一視されている恵比寿様をお祭りしている神社の「

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松下幸之助社を参拝しました

松下幸之助社を参拝しました

鈴鹿市には「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」があり大勢の参拝者で賑わっています。猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)がご祭神です。道開きの神様として有名です。

地元の人間は「椿さん」と呼んでいます。境内には「椿岸神社(つばききしじんじゃ)」があり、猿田彦大神の妻神・天之鈿女命(あめのうずめのみこと)が祀られており、全国の天之鈿女命の総本宮でもあります。芸道の租神として信仰され、テレビに出演してい

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恋が生まれる神社があります

恋が生まれる神社があります

名古屋の千種駅の近くにある高牟神社(たかむじんじゃ)を参拝してきました。にぎやかな広小路通りから少し入ったところにあります。

御祭神は高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)造化三神の中の二柱で、陰陽両面を顕された「むすび信仰」の神様です。

西暦131年、第13代成務天皇の御代に鎮座され、865年(貞観7年)第56代清和天皇の御代に社殿を造営。その折に、勅令により応神天

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熱田神宮には開かずの門があります

熱田神宮には開かずの門があります

名古屋にある大きな神社といえば、熱田神宮です。熱田神宮にある建造物には、伝説が遺されているものがあります。

その代表的なものが清雪門(せいせつもん)です。末社楠御前社の北東に位置し、もと本宮の北門ともいわれており、俗に不開門(あかずのもん)とも言われています。特別なとき以外は開けない門、開けることを不吉として開けない門のことで、この門は誰も開けてはならない門なのです。

なぜ「開かずの門」なのか

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日本武尊の二人の妃が並んで祀られていました。

日本武尊の二人の妃が並んで祀られていました。

昨日は「熱田神宮の神様が楊貴妃だった」という伝説について書きました。日本の神社に中国の美女のお墓があるとは驚きでした。私がこの話を知ったのは最近ですが、たぶん、地元の皆さんはよくご存じのことでしょう。

今回、参拝してわかったことがあります。それは、素盞嗚尊(すさのおのみこと)の影響が大きいのです。素盞嗚尊は八剣宮、南新宮社、六末社、曽志茂利社と境内に四か所で祀られていました。熱田神宮は第二次世界

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熱田神宮の不思議な伝説

熱田神宮の不思議な伝説

熱田神宮は私が好きな神社です。居心地は良いし、名鉄の神宮前駅で降りると歩いてすぐの場所にあるので、参拝にはとても便利です。駅から出ればすぐ熱田の杜が広がっています。

道路から敷地内に入り鳥居をくぐると、そこはもう別世界。濃い緑のトンネルの中を歩いている気分ですよ。手を洗い口をすすぎ、本殿をお参りします。お正月なら順番待ちでの参拝になったでしょうが、普通の日の午後は比較的空いていますね。

さて、

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