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Vol.02CM 国際標準〜チェンジマネジメントを味方につけよう
チェンジマネジメントといえば、あの部長や隣の事業部の役員に話つけなければとか、従業員に向けて、いつ告知しようとかを考えたりするでしょう。もしかすると、そうは考えていてもなんとなくそのままで、終わってしまっていませんか。
「このビジネスプロセスが、新しいテクノロジーによって変わるんだけど、なんとかなるかなぁ?でも影響はあっちにもこっちにも出るけど、まあなんとかなるでしょう!」私は仕事柄このケースに
Vol.05CM 何に必要?~チェンジマネジメントを味方につけよう
さてチェンジマネジメント/OCM(Organizational Change Management)は何処に使えるのか? プライベートでもビジネスでも、何か変化を起こすときには必ず使えます。使わなくったっていいじゃないの?と、かつては私も思っていましたが、やはり変化の効果とそれが発生するスピードが違いました。ちなみにプライベートでは、娘の小学校でPTA改革を試みました。役員任期が一年なので、ガラッ
もっとみる徒然:アジャイルコーチ〜チェンジマネジメントを味方につけよう
スクラムマスターといえば、どこかITのソフトウェアやアプリケーション開発の人という印象を持つかもしれません。ですが以前にも触れたように、アジャイルはただの”価値基準”でしかないこと、その一つのディシプリンやプラクティスとして、スクラムがあり、そのプロ?がスクラムマスターです。つまりスクラムマスターは、アジャイルコーチの一部です。
そのスクラムマスターやアジャイルコーチに必要とされているコンピテン
Vol.07CM 世界標準?“組織”変革プロセス~チェンジマネジメントを味方につけよう
前回のVol.06CMではADKARモデルという”個人”の変革にフォーカスしたモデルに触れました。もちろん組織変革は、その組織に所属する一人一人が変革してこそ成せるのですが、通常、プログラムやプロジェクトを通して変革活動が行われ、そして個々人ではなく、組織を対象にするので、プログラムやプロジェクトのプロセスと連携できる、包括的なプロセスが必要です。Association of Change Man
もっとみる徒然:プログラム?マネジメント〜チェンジマネジメントを味方につけよう
【プログラム】マネジメントってご存知ですか?プログラミングに関係することではありません。プログラムマネジメントは、複数のプロジェクトをまとめる活動になります。プロジェクトを経験された方(特にITプロジェクト)は、よくご存知かと思いますが、一般的にその目的は、開発してリリースする事という認識だと思います。
それに対してプログラムマネジメントは、プロジェクトで開発された物を活用してビジネス上の価値を
Vol.06CM 最近国内でよく聞こえてきたADKARモデルとは?~チェンジマネジメントを味方につけよう
ADKAR (アドカー)と言います。これはProsci(プロサイ)と言う営利団体が提案しているチェンジマネジメントのモデルです。詳細はこちらをご参照ください。https://www.prosci.com/
この団体はいわゆる老舗?です。そして、チェンジマネジメントといえば、この団体が発行している認定資格しか昔はなかったので、欧米のコンサルタント中心に、この認定者が多いです。でもまだ稀です。私は当
徒然:アジャイルとビジョン〜チェンジマネジメントを味方につけよう
アジャイルを適用するにふさわしいプロジェクト等の特徴は、最終的に顧客やユーザー、ステークホルダーから求められているものが明確でない、正確がない複雑な案件でしょう。だからこそ、小さく作って、早いうちに、彼らからフィードバックをもらって、改善を繰り返す。(小さく早く転ぼう?)
そういった種の案件こそ、ビジョンがなければ途中でチームが道に迷うのはあたり前。つまり進む方向がない状態では、ちょっとしたつま
Vol.09CM そのビジョンに魂は宿っているか?~チェンジマネジメントを味方につけよう
私たちの成功の定義、ありたい姿、進むべき方向がビジョン。でも、実際、国内で実施されるプログラムやプロジェクトにはそういうものが無いのです。グローバルプログラムやプロジェクトにはビジョンがありますが、それが国内に降りてくるとないもの同然。なぜなら、グローバルで設定されたビジョンが、直訳されてしまっているから、日本語としても意味がわからないのです。では、どうやってそれを用意するのか?
実際ビジョン設
徒然:本気でトランスフォーメーションする気はあるの?〜チェンジマネジメントを味方につけよう
組織を変えたい。最近はデジタルトランスフォーメーションを実現したい!と思われている組織や企業さんは多いです。ただ、そこに本気はあるのでしょうか?
組織を変えることは、簡単ではありません。しかし、私がご一緒してきたほとんどの経営層のみなさんは、実際にそのための投資をしていません。「xxさんとyyさんのチームにお願いしている」というお話しもありますが、人やチームのアサインはあっても、そのために必要な
徒然:最新情報!何のため?サクセス!〜チェンジマネジメントを味方につけよう
「知識」と「実践」のギャップは大きいのですが、チェンジマネジメントに関しては、その研修やセミナーばかり。。と感じませんか?知識持ってもね。。そもそも何のためのチェンジマネジメントなのか?
チェンジマネジメントの方法やプロセスに関する研修やセミナーはあれど、そもそも何のために?という目的は、これまでどこも明確にしてこなかったと思います。もしかすると、チェンジマネジメントをする目標や目的がないことが
徒然:DX時代~クラウド時代(SaaS)のプロジェクト体制は、旧来(オンプレ)のプロジェクト体制ではない?〜チェンジマネジメントを味方につけよう
デジタルトランスフォーメーション(DX)はこれまでのトランスフォーメーションとはちょっと違う。いや、本気でやるんだったらすごく違うと思います。
DXは継続的に常に発生する。”動的”活動だと思います。これまでのトランスフォーメーションは、時代の変化に応じて継続的に実施するものだと言われていましたが、それでもDXに比べたら”静的”活動でしょう。一度っきりのものだと言っていいかもしれません。
だから
徒然:なるほど!根回し(NEMAWASHI)〜チェンジマネジメントを味方につけよう
日本国内で、正しいチェンジマネジメント、Organizational Change Management(OCM)を理解いただくのは、本当に難しくて。。。
なぜなら、それはきっと「当たり前」すぎるからではないでしょうか。
当たり前過ぎて、この活動が軽視されるから、トランスフォーメーションが上手くいかないのですが。。。
OCMはそもそも欧米で先行したプラクティスなのです。私の同僚、欧米在住の人達