チェンジ

大手米系外資コンサルティング会社に約25年勤務後、日、印、米系IT関連企業を経験。企業…

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大手米系外資コンサルティング会社に約25年勤務後、日、印、米系IT関連企業を経験。企業改革、変革に15年以上にわたり従事。正しいチェンジマネジメント(OCM)普及に尽力。国内外にて、講演、執筆経験あり。某大手外資ITコンサルティング会社現役プリンシパルコンサルタント。

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Vol.13 EN まだまだ古い!女性外資企業転職事情~田舎出身マダムの英語との付き合い方

外資企業への転職に関しては(厳密には「転社」ですね。職変えたらサラリー下がるので)、英語がそこそこできると、性別や年齢でひっかかることはありません。最近、日本で言われる「ジョブ型」に近しい世界ですから。 現在私は50代半ばです。最近会社を変えたのは2年ほど前です。 しかし、過去を振り返って感じるのは、むしろ傾向ですが。。。 日本法人になっている外資企業は、中味は日本企業と変わりませんから(ほとんどがこのタイプ)Hiring Manager、つまり雇いたい上司が、日本人男性の

    • 徒然:ビジネス側のプロジェクトマネジメント〜チェンジマネジメントを味方につけよう

      最近強く感じます。 プロジェクトに参加されているビジネス側の人への対応は正しいでしょうか。 IT側の人にとってプロジェクトは主業務なのに、どうしてビジネス側の人は日々の業務との兼任で参加させるのでしょうか。 IT側の人はプロジェクトマネジメントや方法を身につけて参加するのに、どうしてビジネス側の人はそういった教育もなしに参加させるのでしょうか。 いまだに、DXと言いつつIT視点での、ITのためのプロジェクトになっているからではないでしょうか。ビジネス側にはビジネス側のプロジ

      • 徒然:なるほど!根回し(NEMAWASHI)〜チェンジマネジメントを味方につけよう

        日本国内で、正しいチェンジマネジメント、Organizational Change Management(OCM)を理解いただくのは、本当に難しくて。。。 なぜなら、それはきっと「当たり前」すぎるからではないでしょうか。 当たり前過ぎて、この活動が軽視されるから、トランスフォーメーションが上手くいかないのですが。。。 OCMはそもそも欧米で先行したプラクティスなのです。私の同僚、欧米在住の人達は、日本人のOCM人材がいなかった数十年前に、日本を代表する複数企業とこの活動を

        • Vol.12 EN 純ジャパにとって英語は手段と割り切る~田舎出身マダムの英語との付き合い方

          「子供には英語ができるようになって欲しい」「これからは英語ができないと困るから、子供には英語を身につけさせたい」。こんなふうに思って、英語関連教室にお金使いすぎてきませんでしたか?これらの漠然とした理想は、親なら誰でも思うもの。 まずは、英語に対する漠然とした理想は捨てましょう。日本人であるならば、明確な目標設定をしましょう。たとえば英検取得していることによって、高校や大学の公募推薦等に、出願できるかどうかが決まるのです。昨今、一般受験の割合が低くなっている中、英検取得する

        Vol.13 EN まだまだ古い!女性外資企業転職事情~田舎出身マダムの英語との付き合い方

        • 徒然:ビジネス側のプロジェクトマネジメント〜チェンジマネジメントを味方につけよう

        • 徒然:なるほど!根回し(NEMAWASHI)〜チェンジマネジメントを味方につけよう

        • Vol.12 EN 純ジャパにとって英語は手段と割り切る~田舎出身マダムの英語との付き合い方

        マガジン

        • OCM(Change Management)
          2本
        • 田舎出身マダムの英語との付き合い方
          1本

        記事

          Vol.11EN 明日から「共通テスト」と大学受験外部英語資格活用~田舎出身マダムの英語との付き合い方

          明日は2023年1月14日、大学受験共通テストが開始されます。次女は高校3年生、まさしく対象者です。しかし、彼女にとっては儀式です。少し前の大学受験とはまた変わっていて、英語検定取得していた事により、幸いにして既に入学が決まっているのです。 高校3年生の春は、当然一般選抜入試になることを想定して、各大学の入試方法を調査していました。今年度入試方式を見る限り、外部英語試験利用受験というのが、こんなに一般的になってきた事を知り、焦りました。 彼女は英語が嫌いで、英検の度に数万円

          Vol.11EN 明日から「共通テスト」と大学受験外部英語資格活用~田舎出身マダムの英語との付き合い方

          徒然:「アジャイル」って言わないと最近は予算とれない〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          どう見ても従来の仕事の仕方(ウォーターフォール?)なのに、アジャイルチームと貫き通すプロジェクトチーム。 想定通り失敗に終わったようなので、改めて深く担当者に問いただしてみました。 最近は「アジャイル」としないと、予算とれないので、「アジャイル」と貫き通したらしいです。予算を通すために「アジャイル」が使用されているようなところもあるらしいですね。 失敗理由も「アジャイル」だったからという流れになったようです。 正しく「アジャイル」を使用していただきたいものです。 予算通す側

          徒然:「アジャイル」って言わないと最近は予算とれない〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:DX時代~クラウド時代(SaaS)のプロジェクト体制は、旧来(オンプレ)のプロジェクト体制ではない?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          デジタルトランスフォーメーション(DX)はこれまでのトランスフォーメーションとはちょっと違う。いや、本気でやるんだったらすごく違うと思います。 DXは継続的に常に発生する。”動的”活動だと思います。これまでのトランスフォーメーションは、時代の変化に応じて継続的に実施するものだと言われていましたが、それでもDXに比べたら”静的”活動でしょう。一度っきりのものだと言っていいかもしれません。 だからこそ、それらのプロジェクト体制もこれまでのような期限付きの静的なものであってはい

          徒然:DX時代~クラウド時代(SaaS)のプロジェクト体制は、旧来(オンプレ)のプロジェクト体制ではない?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:最新情報!何のため?サクセス!〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          「知識」と「実践」のギャップは大きいのですが、チェンジマネジメントに関しては、その研修やセミナーばかり。。と感じませんか?知識持ってもね。。そもそも何のためのチェンジマネジメントなのか? チェンジマネジメントの方法やプロセスに関する研修やセミナーはあれど、そもそも何のために?という目的は、これまでどこも明確にしてこなかったと思います。もしかすると、チェンジマネジメントをする目標や目的がないことが、国内に普及しない原因だったかもと思うのですが。。。 ここにきて先日「Vol.

          徒然:最新情報!何のため?サクセス!〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:クラウド時代(SaaS)のプロジェクトマネジメントは、旧来(オンプレ)のプロジェクトマネジメントではない?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          プロジェクトのゴールや成功は、新しいアプリケーションや仕組みの導入で良かったかもしれません。ユーザーにとっても、コンサルティング会社にとっても、ソフトウェアベンダーにとっても。決められた品質を、予定通り、決められた予算で。いわゆるQCDと言われる、quality, cost,deliveryで。 これからはどうでしょうか。例えばSaaSの世界では、提供されるソフトウェアの機能が継続的にどんどんバージョンアップされていきます。それに伴い、それらによってもたらせるバリューを、継

          徒然:クラウド時代(SaaS)のプロジェクトマネジメントは、旧来(オンプレ)のプロジェクトマネジメントではない?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:本気でトランスフォーメーションする気はあるの?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          組織を変えたい。最近はデジタルトランスフォーメーションを実現したい!と思われている組織や企業さんは多いです。ただ、そこに本気はあるのでしょうか? 組織を変えることは、簡単ではありません。しかし、私がご一緒してきたほとんどの経営層のみなさんは、実際にそのための投資をしていません。「xxさんとyyさんのチームにお願いしている」というお話しもありますが、人やチームのアサインはあっても、そのために必要な作業時間を検討していません。ワークロードの投資なしに、変革なんてなし得ないのです

          徒然:本気でトランスフォーメーションする気はあるの?〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:あの有名組織にはやっぱりビジョンがある〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          プログラムやプロジェクトだけでなく、そもそもそれを実施する組織や企業にもビジョンがあります。それを進めるためにプログラムやプロジェクトにビジョンがあるべきです。 ところで私のお気に入りのビジョンはこちらです。 To make people happy! そちらで働くスタッフのみなさんからも、これを感じます。きっとみなさんも、そう言えば。。と思うのではないでしょうか。上手に従業員、スタッフをまとめている魂の入った ビジョンだと思います。 さてどちらの組織のビジョンでしょ

          徒然:あの有名組織にはやっぱりビジョンがある〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          Vol.09CM そのビジョンに魂は宿っているか?~チェンジマネジメントを味方につけよう

          私たちの成功の定義、ありたい姿、進むべき方向がビジョン。でも、実際、国内で実施されるプログラムやプロジェクトにはそういうものが無いのです。グローバルプログラムやプロジェクトにはビジョンがありますが、それが国内に降りてくるとないもの同然。なぜなら、グローバルで設定されたビジョンが、直訳されてしまっているから、日本語としても意味がわからないのです。では、どうやってそれを用意するのか? 実際ビジョン設定は時間がかかるのです。そこで私は、経営者の皆さんやプロジェクトをご担当される方

          Vol.09CM そのビジョンに魂は宿っているか?~チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:アジャイルとビジョン〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          アジャイルを適用するにふさわしいプロジェクト等の特徴は、最終的に顧客やユーザー、ステークホルダーから求められているものが明確でない、正確がない複雑な案件でしょう。だからこそ、小さく作って、早いうちに、彼らからフィードバックをもらって、改善を繰り返す。(小さく早く転ぼう?) そういった種の案件こそ、ビジョンがなければ途中でチームが道に迷うのはあたり前。つまり進む方向がない状態では、ちょっとしたつまづきで、活躍が止まりますよね。小さな変更でも具体的な目標やゴールが変わる事があり

          徒然:アジャイルとビジョン〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          Vol.08CM ビジョン~チェンジマネジメントを味方につけよう

          「ビジョン」って真剣に考えたことがありますか?変革する際、おさえるべき重要ポイントですよね。それは、成功の定義であり、ありたい姿であり、進むべき方向性であります。 旅行に例えると、ビジョンがないのは、目的地がないようなもの。まして、会社や組織の変革は、全員が同じ方向に進まなければならず、目的地であるビジョンがなければ、変革が進むわけがない。でも実際ビジョンを蔑ろにしてないでしょうか?

          Vol.08CM ビジョン~チェンジマネジメントを味方につけよう

          徒然:アジャイルコーチ〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          スクラムマスターといえば、どこかITのソフトウェアやアプリケーション開発の人という印象を持つかもしれません。ですが以前にも触れたように、アジャイルはただの”価値基準”でしかないこと、その一つのディシプリンやプラクティスとして、スクラムがあり、そのプロ?がスクラムマスターです。つまりスクラムマスターは、アジャイルコーチの一部です。 そのスクラムマスターやアジャイルコーチに必要とされているコンピテンシーには、次のようなものがあります。 アジャイル、ファシリテーション、コーチン

          徒然:アジャイルコーチ〜チェンジマネジメントを味方につけよう

          Vol.07CM 世界標準?“組織”変革プロセス~チェンジマネジメントを味方につけよう

          前回のVol.06CMではADKARモデルという”個人”の変革にフォーカスしたモデルに触れました。もちろん組織変革は、その組織に所属する一人一人が変革してこそ成せるのですが、通常、プログラムやプロジェクトを通して変革活動が行われ、そして個々人ではなく、組織を対象にするので、プログラムやプロジェクトのプロセスと連携できる、包括的なプロセスが必要です。Association of Change Management(ACMP)という非営利団体の定義しているプロセスを参考にします。

          Vol.07CM 世界標準?“組織”変革プロセス~チェンジマネジメントを味方につけよう