Vol.07CM 世界標準?“組織”変革プロセス~チェンジマネジメントを味方につけよう

前回のVol.06CMではADKARモデルという”個人”の変革にフォーカスしたモデルに触れました。もちろん組織変革は、その組織に所属する一人一人が変革してこそ成せるのですが、通常、プログラムやプロジェクトを通して変革活動が行われ、そして個々人ではなく、組織を対象にするので、プログラムやプロジェクトのプロセスと連携できる、包括的なプロセスが必要です。Association of Change Management(ACMP)という非営利団体の定義しているプロセスを参考にします。https://www.acmpglobal.org/ こちらのサイトからフリーで参照できます。

この団体は比較的若い?といっても10年は経ちます。ACMPとADKARモデルのProsciは最近お互いに連携しているようです。

私個人的な経験をお話ししますと、これまで触れてきたお客様や所属していた会社のチェンジマネジメント(Organizational Change Management=OCM)方法論等は、プロセスはACMPのプロセスを意識し、テクニックはADKARモデルや、以降ご紹介します理念等を参考にデザインされています。つまりどこも共通性がしっかりとあります。そして、私が参加したチームがデザインした活動に使うためのテンプレート等もACMPにはContributionされているようで、嬉しく思っています。

いずれにしても、この種のプラクティスやディシプリンは、実行するのが非常に難しいです。扱う対象が組織や人、カルチャーであるので正解がないのです。変革って難しいです。



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