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野やぎ衆

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引用してくれたり、野やぎのことを書いてくれたnoteたち!ありがとうございます!好き!
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#創作大賞感想

とおくへいきたい #創作大賞感想

とおくへいきたい #創作大賞感想

「とおくへいきたい」
 という言葉を聞くと、私は反射的に浅田飴の宣伝をしていた永六輔のことを思い出してしまう。

 その昔、永六輔氏は日本テレビで「遠くへ行きたい」という番組に出演していた。永六輔本人は1年余りで番組を退いてしまったものの、番組自体は現在も形を変えて続いている。

 日曜の朝に早起きしてテレビを見る方なら、この番組の主題歌の触りくらいは聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれない。

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謎解き | 漂着ちゃん

謎解き | 漂着ちゃん

 『漂着ちゃん』というファンタジー小説を書いてから、たくさんの方にコメントをいただきました。
 感想文も記事にしてくださった方も多く、たいへんありがたく思っています。

 私が書いたものなのに、私自身が気がついていなかったところまで深く読みとっていただいた感想ばかりで、「なるほど」という気付きが多いです。

 ありがとうございます。

 私がnoteをはじめてから、最も多くの方に読んでいただいた作

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創作大賞2024の振り返り&あとがき──北三日月町をめぐる冒険

創作大賞2024の振り返り&あとがき──北三日月町をめぐる冒険

 今日は7/15(月)。創作大賞2024の〆切まで、あと10日を切りました。

 この記事を読んでくださっているのは、創作大賞2024の要項発表から今日までのあいだ、長い旅路を共にされた仲間の方々と思っています。それぞれの場所で、それぞれのやり方で、それぞれの旅路を歩んで……本当にお疲れ様です。あと僅かの期間、最後まで歩み抜きましょう。そして7/24になったら、それぞれの場所で、お疲れ様の乾杯をし

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推しnote紹介 #3【野やぎさん】

推しnote紹介 #3【野やぎさん】

 今回は野やぎさんのエッセイ『小学生になる息子と電車で12時間、行って帰って見つけた旅の終わり。』を紹介させていただきます!
 こちらの作品は創作大賞2024のエッセイ部門にエントリーされています。

▼作品紹介

 誰しもが遠くへ旅したくなる、ザ・ノンフィクションエッセイ超大作です!

 「春休みどこいきたい?」という野やぎさんの質問に対して、「とにかく、とおくへいきたい!」と息子さんが元気よく

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【創作大賞2024】頂いた感想文のご紹介(パート2)✨小説「執事はバッドエンドを導かない」

【創作大賞2024】頂いた感想文のご紹介(パート2)✨小説「執事はバッドエンドを導かない」

みなさん、こんにちは☺

連載小説「執事はバッドエンドを導かない」に頂いた感想文をご紹介しています。
今回は、【パート2】です!

これまで物語をご覧になったことがある方も、まだ読んでいない方も、
一緒に楽しんでいただけましたら幸いです🌸
(勝手ながら、私の選んだ「推し作品」も紹介しております。)

それでは、どうぞ!

🌟横山小寿々さん

小さな頃にファンタジー小説に出逢った感動を思い出し、

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#創作大賞感想 小学生になる息子と電車で12時間、行って帰って見つけた旅の終わり。

#創作大賞感想 小学生になる息子と電車で12時間、行って帰って見つけた旅の終わり。

著者:野やぎさん

『小学生になる息子』うちにもいます。
『電車で12時間?』どういうこと?
気になって拝読しました。

本当にすごかったです。パパと2人で12時間の電車旅、誰でも出来ることではありません。

うちのもそうです。虫と空に夢中で、車は見えない息子。

仙道がでてきたり、ハプニングに見舞われたり、ナメック星人がでてきたり、宙に暇を飛ばしたりします。

宙に暇を飛ばすって表現に痺れました

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創作大賞感想記事でご紹介いただきました!

創作大賞感想記事でご紹介いただきました!

野やぎ様の投稿記事「みんなの #創作大賞2024 note読んだまとめ100作」で、拙作の長編SF小説「銀河皇帝のいない八月」をご紹介いただきました!

こちらが意図した執筆ポイントを的確につかんでいただいてる素晴らしいコメント!

私も、他の方の応募作品をどんどん読んでコメントしたいと思いながらなかなかできないのですが、100作をレビューするというのは本当にすごいです。
感想大賞ものではないでし

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嬉しさのあまりレストランで号泣。感想をいただいた方への感謝&作品感想を紹介

嬉しさのあまりレストランで号泣。感想をいただいた方への感謝&作品感想を紹介

 先日、感想レビュー界のレジェンドさんこと、もつにこみさんや、野やぎさんから感想、青豆ノノさまより嬉しいコメントを頂きました。

感想を頂いたのは、1番コメントや感想をいただいたお仕事小説の「それは、パクリではありません」です。

 Twitterでたまたま見たのですが、どうやらお仕事小説は優秀作品の激戦区らしく……!

 まぁ、私が見たところ、どの部門も全部凄かったけどね。でも、その投稿を見た瞬

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【6/29:noteイベントレポ】勘違いと優しさは創作意欲に必要と悟った

【6/29:noteイベントレポ】勘違いと優しさは創作意欲に必要と悟った

遅くなりましたが6月29日四ツ谷で開かれたせやま南天さんと霜月透子さんのトークイベントの感想を投稿します。

私の感想の前にダフやんさんによるイベントレポをお楽しみください。

ダフやんだよ♪豆島さんが誘ってくれたので、またまた四ツ谷に来ちゃたんだ♪

入口でモソモソはそやmが撮影をしていたらイベントスタッフさんが

「参加者の方ですか?」

って声をかけてくれたよ♪
はそやmが

「はい。ちょっ

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思わず読んだ、このタイトル <note創作大賞>

思わず読んだ、このタイトル <note創作大賞>

小説のタイトルは本当に難しくて、私はいつも四苦八苦しています。
デビュー作の『幻の彼女』の時も何十案も考えました。内容を表せば良いというものではなく、そのタイトルで店頭に並んだときに、手に取ってもらえるかという観点が必要なのです。

この辺のことは以前、記事に書きました。

こんな感じなので、私はとても『タイトルはこう付ける!』などと言えませんが、今回、note創作大賞の応募作を読むときに、やはり

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創作大賞の感想文を書いている人に、感想文を書いてみた。

創作大賞の感想文を書いている人に、感想文を書いてみた。

感想文を書いている人のnoteってすごく読みやすいんですよね。「あなた作家さんですか?」と思わず言いたくなります。だけど、感想文が良すぎると、逆に書くのはプレッシャーで。でも今回、あえてプレッシャーを感じながら、感想文を書いている人の感想文を書いてみることにしました。

■炭火焼きキャンプ | 日々木さん

佐賀の北山キャンプ場に友人と出かけた日々木さん。デイキャンプだから、テントではなくタープを

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このラストで本当にいいの?<小説の書き方>

このラストで本当にいいの?<小説の書き方>

7/7、七夕で完結を予定している『紫に還る』(note創作大賞ファンタジー小説部門応募中)ですが、実はラストはまだ迷っています。本命と思っている締めくくりのほかに何通りものラストがあるのです。
実のところ、どの終わり方が良いのか、自分でもわからなくなっています。

迷っているのは、『ラストに含みを持たせるか』です。

ミステリー作家だからかもしれませんが、謎とその解明にはこだわります。
『紫に還る

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線路はつづくよどこまでも #創作大賞感想

線路はつづくよどこまでも #創作大賞感想

とにかく、とおく(遠く)・・なんて、まさに旅の醍醐味だなと思った。

ここではないどこか、は大人になってから求める旅先だけれど、小さな子どもには「とおく」が魅力的なのだ。遠ければ遠いほど、何だか嬉しくなる。まだ知らない景色が見たい、いや電車に乗りたい!と、胸を躍らせている”子”野やぎくんの姿を想像して、ノンストップで読んだ。

野やぎさんの、息子さんとの鉄旅の記録。

好きなものがあることは、それ

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エッセイは読み物ですか? いえ、飲み物です。

エッセイは読み物ですか? いえ、飲み物です。

私にとってエッセイは飲み物だし、小説は食事、漫画はおやつ。

ごくごくと喉を駆け抜けるようなシュワシュワとした刺激的なビールであり、こっくりとした優しい色合いの温かいミルクティ。夏の日のばあちゃんちの唸るように冷たい井戸水であり、ちびりちびりと舐めるように飲みたくなる少し値の張るウイスキーのようなもの。

それが私にとっての極上のエッセイ。

さっと手に取って、手軽に美味しさを楽しめるもの。
気負

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