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【勝ち続ける投資家の共通点②】損切りを評価できる

私は個人投資家として長い間トレードを続けてきました。現在は、個別株式、投資信託、FX、オプションなどを中心に行っております。

長いトレード中では、数多くの失敗も経験してきました。サラリーマンをしていた時には、当時の年収の2倍の損失を1ヶ月出すような危険なトレードを行い、大失敗したこともありました。(それも複数回やらかしております。)

そのような大なり小なりの失敗を経験し、少しずつ改善しながら前進してきました。今でも損失は発生し、負ける時もあります。しかし、通算すると利益を積み上げることが出来るようにはなることができました。

これまでの経験を踏まえ、お金を稼ぎ続ける投資家の共通点について書いていきたいと思います。今回の共通点は、「損切りを評価できる」です。


損切りを評価できる

株式、FX、先物、オプションなど様々なトレードの種類がありますが、種類に関わらず勝ち続けているトレーダーは損切りを評価できます。

一般的に損切りは、「失敗」「駄目なこと」「やってはいけないこと」と思われがちです。確かに損切りをしないに越したことはありません。

しかし、トレードを続けている以上は、損失が発生しないということはまずありません。

損切りを評価できると書きましたが、損切りにも「評価できる損切り」「評価できない損切り」の2種類あります。

「評価できる損切り」というのは、投資ルール通り行った損切りです。つまり、自分のルール通りに行動した結果がたまたま「損切り」だったということです。

この場合は、ルールに従った自分と損切りそのものを評価します。そして、損失を出したことに対して落ち込むことも反省することも無く、淡々と次のトレードに臨みます。

一方、「評価できない損切り」は上記以外の損切りになります。


具体的には以下のようなものです。私が継続的に利益を出せずにいた時にやらかしていたやってはいけない損切りです。

・ルール上、数量は100株までと決めていたが、自分の中では理想のチャート状態になり、欲に負けて200株売買し、結果的に大きく負けてしまった損切り

・ルール上は損切りラインに達したにもかかわらず、今回はすぐに戻ると思い込んでしまい、損切りをせず戻ることに期待したが、戻ることなくさらに損失が拡大し、泣く泣く損切り

・損切ラインにも達したにも関わらず、自分にとって都合の良いニュースを探し、様々な理由を付けて損切りを先送り。結果的には損失を拡大。

などです。

このような損切りは行ってはなりません。何故なら、投資ルールを作った意味も無くなりますし、感情や損失額を全くコントロールできていないからです。

評価できる損切を行うには自分が必ず守ることができる損切りのルールを決めることが非常に大切になります。


利益が出た場合も同じ

損切りだけではなく、利益が出た場合も同じです。

例えば、ルール上は損切りラインに達したにも関わらず、損切りを行わずに、ダラダラと保有し続けた結果、たまたま戻って利益を出したとします。

稼ぎ続ける投資家は、このような場合も一切評価はしません。むしろ反省と改善を行います。

何故なら、それはたまたま戻っただけであって、最悪の場合は、損切りしないことが、利益を減らし、資産を減らし、最終的には市場からの退場に繋がる可能性も高いことを知っているからです。


まとめ

株式、FX、先物、オプションなど様々な種類がありますが、勝ち続けているトレーダーは損切りを評価できます。

損切りにも「評価できる損切り」と「評価できない損切り」の2種類あります。

「評価できる損切り」というのは、投資ルール通りに行った損切りです。

「評価できる損切り」をするためには、自分が必ず守ることができる損切りのルールを決めることが非常に大切になります。


勝ち続けるトレーダの他の共通点に興味がある場合は以下をご覧ください。


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