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母として思うこと

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近所の公園が教えてくれた

近所の公園が教えてくれた

近所の公園へ散歩に、来ている。

街の中にある割には自然が豊かで、気持ちがリフレッシュできる場所だ。

今の家に住むことを決めた時、この公園が近くにある事が決め手の一つになった。

しかし、実際に住んでみると意外と行かない。

子供が小さい頃は月に一度くらいは行っていたように思う。

しかし、子供たちも大きくなるにつれて誘ってもいい返事をしなくなってきた。

一人でたまに行っても人が少なく、うら寂

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公園

公園

幼い娘とよく来た丘の上の公園に立ち寄った。

近所の本当に小さな公園は、遊具が3つしかなく砂場もブランコも無い。

家から3分なので、二人だけの平日昼間に気晴らしに出かけるのは都合が良かった。

藤棚のあるベンチに座り小さなおにぎりを一生懸命食べる娘の隣で、この時を懐かしく思う日が来るのだろうと切なくなった。

今は、まさにその時だろう。

明後日には11歳になる娘の笑顔も懐かしく思い出せるように

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産後は歯医者で治療中ですら癒やし時間だった

産後は歯医者で治療中ですら癒やし時間だった

「痛かったら手を上げてくださいねー」

歯医者の先生が優しく声をかけてくれた。

今歯医者にて、今年初めての治療を受けている。

詰め物が古くなっていてずっと「隙間ができているので、変えたほうがいいですよー」とオススメされていた所をずっとあとまわしにしていた。

年明けてやっと治してもらっているのだ。

「麻酔が効きにくい人は、治療辛そうなんだよね」

ずっと昔にアルバイトしていた歯医者の先生の言

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布団

布団

寝室で寝る前のリラックスタイムを過ごしていたら、次女がそっとやってきて部屋の電気をパチパチ点灯させた。

「なにすんのー」

と言いながらも嬉しい私。

次女は布団に潜ってきて「部屋中がフワフワの毛布みたいだったらいいね」とはしゃいでいる。

次女が寝室を分けて寝るようになり一年以上過ぎた。

たまに、一緒に寝たいと思うようで自分の布団を持ち込んできたりする。

しかし基本的には、自分の部屋で寝て

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サンタでいられる期間

サンタでいられる期間

今年のクリスマスは、いよいよ次女もサンタさんの正体を知ったようです。

毎年書いていたサンタさんへの手紙は、なくなり

「プレゼントはハンドミキサーがいいなー」

と、直接私に伝えてきました。

ママ友にお子さんがサンタさんを信じているか話を聞くと同じ学年でも、

まだバッチリ信じている子、

疑いながらも母に「いるよね」と聞いて見る子、

うちの娘のようにすっかりいないと思っている子

個人差が

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娘と私の朝寝坊のモヤモヤ

娘と私の朝寝坊のモヤモヤ

目が覚めたら1時間半の寝坊をしてました。

娘にお弁当作りを頼まれていたので、6時に起きたかったのに7時45分でした。

一瞬パニックになった後、慌てて長女を起こしましたが娘もパニック!

二人で慌てながら、準備をして送り出しましたが電車から送られて来たLINEには

「間に合わない…。完全な遅刻…」

と絶望に満ちたメッセージが届きました。

一先ず学校へ遅刻する旨を連絡しましたが、気持ちがモヤ

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「お母さんの成し遂げたことは何?」

「お母さんの成し遂げたことは何?」

「お母さんの成し遂げたことは何?」と唐突に娘に聞かれました。

頭の中でぐるぐる考えましたが、言葉に詰まってしまいました。

私自身挑戦してみたことは、いくつかありましたが「成し遂げた」となると、堂々とこれだと言い切れるものが思い浮かびません。

親としてはちょっと恥ずかしいような、情けないような気持ちになった瞬間、

娘は

「私達を産んだことじゃない?」と言ってくれたのです。

子供達を産んだ

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母になった瞬間から子どもの「生殺与奪の権」を握っている

母になった瞬間から子どもの「生殺与奪の権」を握っている

鬼滅の刃盛り上がってますね。

私はまだ漫画の始めの方を少し読んだだけですが、戦いの中で

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
と主人公が叱咤される場面が印象に残っています。

「せいさつよだつのけん」という耳慣れない言葉でしたが、漢字を見るとその意味の重みがすぐに分かります。

自分の生死を与えたり奪ったりする権利を、人に握らせるな、ということです。

自分がこんな切迫した状況になることは、

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自分の弱いところを知っているっていうのがいいんだよね。

自分の弱いところを知っているっていうのがいいんだよね。

『僕には無理なんだー。やりたくなーいよー♪』

小学生の娘がまた朝から歌っていました。

ミュージカルの中の一曲ですが、私は聴きながら

『随分後ろ向きな歌だなー、元気ないのかな?』

と思っていました。

すると、娘はおもむろに

「この歌好きなんだ。自分の弱いところを知っているっていうのがいいんだよね。」と呟きました。

確かに、人と関わる上でも成長する上でも

「自分の弱さを知っている」

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「お母さんがゴロゴロしていると嬉しい」

「お母さんがゴロゴロしていると嬉しい」

子育てが少し終わりかけの私が、子育て真っ最中に気づいたこと、忙しくていっぱいいっぱいだった自分へ言ってほしかったことなどを書いています。 

麦茶ってこんな人。

今朝、次女と二人でふざけながらキッチンで話していたら、リモートワーク中の夫が

「お母さんと次女ちゃんが笑っていると、家の中が明るくなるねぇ」

と嬉しそうに言ってくれた。

夜寝る前に、私がゴロゴロしていたら次女が嬉しそうだったので

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得意な料理を手放して気づいたこと

得意な料理を手放して気づいたこと

毎日、子育てを頑張っていらっしゃるお母さん、お疲れ様です。

子育てが少し終わりかけの私が、子育て真っ最中に気づいたこと、忙しくていっぱいいっぱいだった自分へ言ってほしかったことなどを書いています。 

麦茶ってこんな人。

ステイホームで、動画見放題だった子どもたちに家事を分担してもらってから、1ヶ月が過ぎた。

ごみ捨てや洗濯、掃除と夕飯作りなど、一通り一週間交代でこなしてくれた。

思ってい

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バスの中での親切

バスの中での親切

毎日、子育てを頑張っていらっしゃるお母さん、お疲れ様です。

子育てが少し終わりかけの私が、子育て真っ最中に気づいたこと、忙しくていっぱいいっぱいだった自分へかけてほしかった言葉などを書いています。 

麦茶ってこんな人。

時々思い出して、胸がキュッと切なくなる場面。

次女がまだ赤ちゃんだった時のこと。

私は抱っこ紐に次女を抱え片手で畳んだベビーカーを持ち長女を連れて、バスのタラップを降りよ

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疲れたらやすむ

疲れたらやすむ

毎日、子育てを頑張っていらっしゃるお母さん、お疲れ様です。

子育てが少し終わりかけの私が、子育て真っ最中に気づいたこと、忙しくていっぱいいっぱいだった時に知りたかったことなどを書いています。 

麦茶ってこんな人。

私の母は、私が小さい頃いつも忙しそうだった。

父が家事が得意だったので、家のことは負担が少なめだったと思うが、仕事や地域の活動など色々やっていた。

本人曰く、「こうだ!と思うと

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こんな時代もあったねと

こんな時代もあったねと

ゴールデンウィークを過ぎたあたりから、ステイホームの生活が、だんだん日常になってきた感覚がある。

卒業式も縮小、入学式はいつ行われるか分からない、混乱の中、やれることは家にいること。

そんな非日常の生活も、2ヶ月もすると慣れてくるものなのかと、自分でもびっくりする。

慣れてきたからこそ、無事に引きこもっていられるのは、感染の危険と隣合わせの中みんなの生活を支えてくれる大勢の方の尽力を忘れない

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