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半生の記録と記憶

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今まで生きてきた記録、感じたこと。表に出せなかった思い。蓋をしてきたこと。
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#父親

志望校をめぐって母親に泣かれる。

志望校をめぐって母親に泣かれる。

高校受験の時の話。

中学まで勉強を頑張っていた。

勉強のできる子、というのが、当時の自分にとって、唯一の取り柄かつ存在意義&アイデンティティ、みたいになっていた。

テストでいい点をとったときや、いい点をとって周りから褒められたり認められたりするのは嬉しかったけど、勉強しているその内容に興味関心や好きがあったわけではない。

楽しかったのは、唯一社会の歴史の部分、戦国時代くらいだ。

周りから

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働く。仕事。会社。父への反発と恨みと否定

働く。仕事。会社。父への反発と恨みと否定

過去のことを振り返ってみて、当時の気持ちや感じていたことを顧みて、最近だんだん思うようになったこと。

自分は、父親への反発があった、反発があると。

恨みや否定したい気持ちがあると。

父親は仕事熱心というか、会社と仕事に一筋だった。

今考えると、単身赴任時にリストラ係をしていた頃など、胃潰瘍になったりして、仕事が嫌だったことや会社が嫌になったこともあっただろうに、仕事と会社を生涯、母が死ぬ間

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家庭内暴力

家庭内暴力

高校生の頃、こんなことがあった。

ある日の夜、2階の母の部屋からドンドンと大きな音と大声が聞こえてきた。

どうも、母の部屋で、兄と母親が言い争っているらしい。

なんだか、とても落ち着かなくて嫌だった。争いごとが嫌だった。母と兄が揉めてるのが嫌だった。

物を投げている音も聞こえる。母の悲鳴に近いような声も聞こえた気がする。

誰か止めて欲しいと思った。

ただ、父親は単身赴任で家にはいなく、

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仕事のことを愚痴る父

仕事のことを愚痴る父

父親は、私が中学校3年くらいから二十歳を過ぎる頃まで、東北に単身赴任していた。

ちょうど私の思春期〜大人になる時期には父親が不在だったことになる。

当時はそのことについて何も思わないというか、父親がいてくれたら…と思うこともなかった。一度ある出来事があるまでは。

その件はまたの機会に。

それほど、父親との関わりや信頼関係やら、関係性そのものが希薄だったのかもしれない。

父は月に2度ほど、

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物件のチラシを見るのが好きだった

物件のチラシを見るのが好きだった

すごく嫌な思い出。だけどずっと覚えていて、怒りが湧いてくる、腹の立つ話。

小さな頃、空想がちな子供だったことは以前書いた。

頭の中で想像したりしているのが好きだった。

その流れで小学校高学年くらいの時、新聞の折込チラシに入っているマンションや一戸建ての物件のチラシを見るのが好きだった。

そこに載っている間取りを見て、頭の中で、この部屋にこれを置いて、ここはこういうふうに使って…とかいろいろ

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大学休学① 学生相談室その5 家族と話す

大学休学① 学生相談室その5 家族と話す

大学を休学する方向で考えていることを、親に伝えた時の話。

母親の反応はよく覚えていないけれど、復学の可能性も残していたことからか、渋々に近い感じで認めてくれたような気がする。

その時、父親と珍しくちゃんと話をした。

その時の父親は、休学の判断の是非とかではなく、自分の話をしていた。

父親の会社では、出身校により学閥があること。あとは、社会に出るとなかなか友人ができにくく、友人ができるのは学

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