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半生の記録と記憶

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今まで生きてきた記録、感じたこと。表に出せなかった思い。蓋をしてきたこと。
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2023年4月の記事一覧

食卓、会食恐怖

食卓、会食恐怖

食事の席が苦手だった。

今でも苦手だ。

知らない人、苦手な人と一緒にテーブルを囲むのが緊張する。

自分の一挙手一投足が見られてる気がする、緊張や不安が態度に出ている気がして、そしてそれを不審に思われたり変に思われないか気になって余計におかしくなる。

大人になってお酒を飲むようになってからは、お酒を飲んで酔っ払って、緊張を緩和させるという方法を覚えて、なんとかやり過ごすことができたりもするよ

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志望校をめぐって母親に泣かれる。

志望校をめぐって母親に泣かれる。

高校受験の時の話。

中学まで勉強を頑張っていた。

勉強のできる子、というのが、当時の自分にとって、唯一の取り柄かつ存在意義&アイデンティティ、みたいになっていた。

テストでいい点をとったときや、いい点をとって周りから褒められたり認められたりするのは嬉しかったけど、勉強しているその内容に興味関心や好きがあったわけではない。

楽しかったのは、唯一社会の歴史の部分、戦国時代くらいだ。

周りから

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働く。仕事。会社。父への反発と恨みと否定

働く。仕事。会社。父への反発と恨みと否定

過去のことを振り返ってみて、当時の気持ちや感じていたことを顧みて、最近だんだん思うようになったこと。

自分は、父親への反発があった、反発があると。

恨みや否定したい気持ちがあると。

父親は仕事熱心というか、会社と仕事に一筋だった。

今考えると、単身赴任時にリストラ係をしていた頃など、胃潰瘍になったりして、仕事が嫌だったことや会社が嫌になったこともあっただろうに、仕事と会社を生涯、母が死ぬ間

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親の期待

親の期待

高校時代の話。

受験が近くになった高校2年生か3年生くらいの頃だったろうか。

兄は高校卒業時、希望する大学への受験を失敗し、一浪していた。

そして、専門学校へと進んでいた。

当時のことは本人しかわからないけれど、受験に身が入らず、あまり勉強しているようには見えなかった。

母がこのころの私によく言っていたのが、

お兄さんは失敗したから、あなたには期待している(語尾は定かでないけれど。大学

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こそこそ陰口を叩かれる中学校時代 思春期の女子との関係②

こそこそ陰口を叩かれる中学校時代 思春期の女子との関係②

不幸、地獄のはじまりは、中学校入学と同時にその予感をぷんぷん匂わせていた。

わたしは、Aと同じ中学校に進み、なおかつ、一年時に同じクラスになった。

嫌な予感がした。

複雑な感情だった。

同じグループだった仲間は別の中学へと進学していた。

グループから、Aと自分だけが抽出されて同じ空間に閉じ込められた感じだった。

気まずい空気となってしまったAとは、別の中学へと進みおさらばしたかった。

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