森夕子★心理士の卵

1986生まれ(MBTI:INFJ)心理士志望の学生

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1986生まれ(MBTI:INFJ)心理士志望の学生

マガジン

  • 心理学全般について

    主にスクールカウンセラーとして働く上で役立つ知識をまとめています。

  • グローバリズムについて

    フェミニズム、国際結婚などについて、宗教や法制度の観点から考察しています。

記事一覧

固定された記事

ナルシストの正体~心の現代病~

個人主義の浸透により、心の現代病ともいえる新型うつ病が注目されるようになった昨今、不健全な自己愛の肥大により、大人の世界にも子どものいじめのような現象が多くみら…

グローバリズムの真実~国際結婚の是非②~

世の中が、お互いにとって、思ったほど悪くないのは、その半ばは、人目につかないところで誠実な一生を送り、死後は訪れる人もいない墓に眠る人が少なくないからである。(…

ナルシストの正体~女王の出自~

小室圭氏の母親・佳代氏がトラブルの絶えない人物だというのは周知の事実ですが、私はこの親子の家系図をみたとき『あぁやっぱり…』と納得したことがあります。この記事で…

グローバリズムの真実~国際結婚の是非①~

私は育て親(大叔母)が生涯未婚だったことが影響したのか、もともと結婚願望はない方だったのですが、10代の頃から趣味で登録していたペンパルサイトで、偶然知り合った…

ギフテッドと障害

きっとあなたは思い込んでいるのでしょう。人間というものは完璧になることを約束され、そこへと到達すべき存在なのだから、そのために足りないことを一生かけて探し続けな…

HSPはサイコパスに勝てるか

わたしたちはみな想像力や思索を逃避の手段として使うのよ―― 自分の外 に、自分自身から逃れる手段として。 (暗い抱擁/アガサ・クリスティ) HSPという感受性の強い人…

生まれてこない方がよかったのか

どうして幸福になり得よう。悲惨に満ちた世界に住みながら。すべての街角のすべての貼り紙に「死」と書いてある。いや、もっと悪いことがー暴虐、非道、苦悩、文明の堕落、…

人生という幻想

私たちはなんて愚かなのだろう。誰ひとり知らないのだから。人がなぜこれほどまでに人生を愛するのか、どれほど人生をながめ、つくりあげ、自分のまわりに築いては取り壊し…

グローバリズムの真実~婚姻制度の起源~

政府主導の男女共同参画政策により、生涯未婚率が上昇し、結婚を望まない男女だけでなく、息子や娘の結婚を望まない親が増えてきました。日本のような資源のない国において…

グローバリズムの真実~フェミニズムという宗教~

宗教は、慰めの源泉であるかぎり、真の信仰への障碍となる。この意味で無神論は一種の浄化である。(重力と恩寵/シモーヌ・ヴェイユ) 政府主導の男女共同参画政策により…

三十五にして天命を知る

人格形成とは自分の生き方を絶対肯定するという、最高に勇気のいる生涯にわたる仕事である。(カール・ユング) 先月35歳の誕生日を迎えたとき、初めてMBTI性格診断を受…

ナルシストの正体~心の現代病~

ナルシストの正体~心の現代病~

個人主義の浸透により、心の現代病ともいえる新型うつ病が注目されるようになった昨今、不健全な自己愛の肥大により、大人の世界にも子どものいじめのような現象が多くみられるようになりました。

私が在籍している大学の公認心理師課程でも、近年問題視されている心理臨床家の質の低下についての講義(下記)があり、知識では測れないセラピストの資質について考察するレポート課題が出されました。私自身も臨床心理学科に編入

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グローバリズムの真実~国際結婚の是非②~

グローバリズムの真実~国際結婚の是非②~

世の中が、お互いにとって、思ったほど悪くないのは、その半ばは、人目につかないところで誠実な一生を送り、死後は訪れる人もいない墓に眠る人が少なくないからである。(ミドルマーチ/メアリー・アン・エヴァンズ)

 婚姻制度は成育環境が違う者同士が共同生活を始めるための契約であるため、主義・信条を一致させることがお互いのアイデンティティを尊重することにつながります。日本の場合、戦後の民法改正(家制度の廃止

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ナルシストの正体~女王の出自~

ナルシストの正体~女王の出自~

小室圭氏の母親・佳代氏がトラブルの絶えない人物だというのは周知の事実ですが、私はこの親子の家系図をみたとき『あぁやっぱり…』と納得したことがあります。この記事では、差別や偏見につながらない程度に、成育環境の特性(経済水準や知的水準は関係なく、雇用形態に共通点あり)に焦点を置いて、モラハラ女子の素性について考察したいと思います。眞子様の結婚問題は決して他人事ではなく、詐欺と同じように、誰でも引っかか

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グローバリズムの真実~国際結婚の是非①~

グローバリズムの真実~国際結婚の是非①~

私は育て親(大叔母)が生涯未婚だったことが影響したのか、もともと結婚願望はない方だったのですが、10代の頃から趣味で登録していたペンパルサイトで、偶然知り合ったロシア人男性と縁が出て婚約しました。この記事では、その婚約者と、これまで交流したヨーロッパの友人から教えてもらったことをもとに、欧米の宗教や法制度に焦点を置いて、国際結婚(主に日本人女性と欧米人男性の結婚)の是非について考察してみたいと思い

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ギフテッドと障害

ギフテッドと障害

きっとあなたは思い込んでいるのでしょう。人間というものは完璧になることを約束され、そこへと到達すべき存在なのだから、そのために足りないことを一生かけて探し続けなければならないと。(幸せのレッスン/エレーヌ・グリモー)

資質に欠けるスクールカウンセラー(SC)の問題点として『障害のラベリング』が挙げられますが、メディアが発達障害を取り上げるようになってから、生徒の対人関係や学業にまつわる諸問題を発

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HSPはサイコパスに勝てるか

HSPはサイコパスに勝てるか

わたしたちはみな想像力や思索を逃避の手段として使うのよ―― 自分の外 に、自分自身から逃れる手段として。 (暗い抱擁/アガサ・クリスティ)

HSPという感受性の強い人々を指す概念が一般に広まり、サイコパスと対極の存在として認知されるようになりました。HSPの人は、重圧下でも平常心を保てる冷酷無慈悲なサイコパスに魅力を感じることもあるかもしれません。近年マインドフルネス・ストレス低減法/MBSR(

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生まれてこない方がよかったのか

生まれてこない方がよかったのか

どうして幸福になり得よう。悲惨に満ちた世界に住みながら。すべての街角のすべての貼り紙に「死」と書いてある。いや、もっと悪いことがー暴虐、非道、苦悩、文明の堕落、そして自由の終焉が。(歳月/ヴァージニア・ウルフ)

『生まれてこない方がよかった』は、古代ギリシャのソポクレスや、イギリスのシェイクスピア、ドイツのゲーテなど、著名な作家が書いた戯曲の中に出てくる台詞ですが、それを誕生否定の思想として擁護

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人生という幻想

人生という幻想

私たちはなんて愚かなのだろう。誰ひとり知らないのだから。人がなぜこれほどまでに人生を愛するのか、どれほど人生をながめ、つくりあげ、自分のまわりに築いては取り壊し、一瞬一瞬また新たにつくりなおすのかを。(ダロウェイ夫人/ヴァージニア・ウルフ)

10年前、慶應義塾大学の前野隆司教授(工学博士)が受動意識仮説を提唱したとき、ついに脳科学が般若心経の世界観を実証するようになるとは…と驚いたのと同時に、こ

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グローバリズムの真実~婚姻制度の起源~

グローバリズムの真実~婚姻制度の起源~

政府主導の男女共同参画政策により、生涯未婚率が上昇し、結婚を望まない男女だけでなく、息子や娘の結婚を望まない親が増えてきました。日本のような資源のない国において、女性が結婚後に仕事を辞めて、育児が終わったら余暇を楽しむような生き方は、持続可能なライフスタイルではなく、戦前の農家のように、女性が結婚後に過労を強いられるのが、経済危機が到来した現代社会では妥当なライフスタイルといえます。

雇用にまつ

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グローバリズムの真実~フェミニズムという宗教~

グローバリズムの真実~フェミニズムという宗教~

宗教は、慰めの源泉であるかぎり、真の信仰への障碍となる。この意味で無神論は一種の浄化である。(重力と恩寵/シモーヌ・ヴェイユ)

政府主導の男女共同参画政策により、虐待や中絶、離婚、パワハラ、若者の自殺などが深刻な社会問題となっている昨今、欧米のフェミニズムが日本の文化といかに相容れないかが証明されつつあります。

もともとフェミニズムは、女性蔑視の思想が含まれるキリスト教などの一神教に対抗して、

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三十五にして天命を知る

三十五にして天命を知る

人格形成とは自分の生き方を絶対肯定するという、最高に勇気のいる生涯にわたる仕事である。(カール・ユング)

先月35歳の誕生日を迎えたとき、初めてMBTI性格診断を受けてみたところ、心理学者ユングと同じ『INFJ』の結果が出ました。

私が初めて心理学者に憧れたのは10歳の頃だったのですが、中学に進学したとき兄が統合失調症になり、多感な時期にストレスが激増したことで、感情そのものをなくせるような薬

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