見出し画像

類語別古文単語:索引

これは高校生の大学受験のための知識確認を目的としたページです。
★:古文漢文の基本知識に関する掲載の全体一覧は古典読解のための知識確認:目次に戻ってご確認ください。

はじめに

古文単語は英単語より覚えにくいと言う生徒の声に、似通った意味でカテゴリ化すると少しはイメージしやすいかと思い、試みに作成してみました。
ことばは生きて動き、幅の広いニュアンスを持つものですから、これに単純に括りを作ることは相当な無理がありますし、それぞれのリンク先にある意味も簡略にしてあるので、そのつもりでご覧ください。

■このページでは単語を五十音順に並べ、各語のリンクから各カテゴリに入れるようにしました。■語を探す場合には「目次」の各行から探したい語に入ってください。■また、このページの最後には「分類のカテゴリの一覧」を一応載せてあります。■最優先で覚えるべきであろうと思う語には◎を付けてみました。220語程度です。そのあたりから確認してください。


■五十音順索引:探したい語の行をクリックしてください。

ア行


あいなし・
あいぎゃう
あからさまなり
あからむ
あきらむ
あく・あかず
あくがる
あさまし
あし
あそばす
あだあだし
あだなり
あたらし
・あぢきなし
あつし
あてなり
あない
あなかま
→あなの連語→●あなかしこ・あなかしこ―禁止・あなとふと・あなう
あはれなり
あふ・~あへず
あへなし
あまた
あやし
あやなし
あやにくなり
あらはなり
あらまし
あらまほし
ありがたし
ありく
ありし
ありつる
あるじ(す)・あるじまうけ


いうなり
いかが
いかでいかで―願望
いかに
いさ―知らず
いざたまへ
いさよふ
いそぐ・いそぎ
いたし・いたくー打消
いたづらなり
いたづらになる
いつく
いつしか
いと・いと­ー打消
いとけなし:いときなし
いとど:いとどし
いとほし
いはけなし
いぶかし
・いふかひなし
いぶせし
いへばおろかなり・いふもおろかなり
いへばさらなり・いふもさらなり
いまいまし
います・いますがり・いまそがり
いまはし
いまめかし
いみじ
いむ
いやし
いらふ
因縁


うし
うしろめたし:うしろめたなし
うしろやすし
うしろみる(後見)
うたて:うたてし
うち(内裏)
うちつけなり
うつくし
うつつ
・うつろふ
うへ
うべなり
うるさし
うるせし
うるはし


え―ず
えならず
えもいはず
えんなり


おいらかなり
おこたる
おこなふ
おくる
おとなし
音・音に聞く
おどろく
おのづから
おはす・おはします
おほかた―打消
おほけなし
おぼつかなし
おほどかなり
おほやけ
おぼゆ・おぼえ
おぼろけなり・おぼろけならず
おもしろし
思はずなり
およすく
おろかなり・おろかならず

カ行


かいまみ(垣間見)
かきくらす
かぎり
かく(かかる)
かげ
かこつ
かしこしかしこく
かしづく
かしらおろす
かたくななり
かたじけなし
かたち
かたほなり
かたらふ
徒歩より
かづく
かどかどし
かなし
かはたれ
かまへて
かよふ
からし
・かりそめなり
かる・かれがれなり


きこしめす
きこゆ・きこえ
きこゆ・きこえさす(敬語)
きぬぎぬ
きは
きよらなり:きよげなり


ぐす
くちをし・をし
くもゐ
くやし
くんず

(故)
けいす
けうとし
懸想文
けし:けしからず
けしうはあらず
けしき
げに
けはひ


困ず
こけのころも
ここち
ここら
こころ
こころぐるし
こころあり
こころなし
こころにくし
こころもとなし
こころやすし
こころゆく
こちたし
こちなし
こと
ことわり・ことわる
こまやかなり

サ行


さの連語
させる・さながら・さのみ・さのみやは・さばかり・さはれ・さもあらばあれ・さらでだに・さらぬ顔・さるべき・さるべきにや(あらむ)・さればこそ・さればよ
さうざうし
さうなし
ざえ
さかし
さがなし
さくもん
~さす
さすがに
さと
さはる
候ふ
さまをかふ
さらなり・さらにもいはず
さらに―打消
さらぬわかれ


したたむ
しな
しのぶ
しほたる
しる
しるし


すかす
すきずきし
宿世たかし・宿世つたなし
すごし
すさまじ
すずろなり
ずちなし
すまふ
すみぞめ


せちなり:せちに


そうす
そこら
そぞろなり
そばむ

タ行


たいだいし
ただならず
ただ人
たづき
奉る
たのむ:四段・下二段
たうぶ・たぶ
たまさかなり
たまはす
たまはる
たまふ
たえて―打消
たより


ちぎりちぎる


ついで
つれづれなり
つれなし
月の関連語
つきたち・つごもり・もち・閏・十六夜・立待月・居待月・寝待月・臥待月・更待月・有明の月・上弦の月・下弦の月
つきづきし
つきなし
つたなし
つつまし・つつむ
つとめて
つらし
つゆ―打消


ときめく
ところせし
とし
とみなり(とみに―打消・とみの)

ナ行


なかなか
ながむ(詠む)
なさけなし
~なす
な―そ
なつかし・なつく
・なでふ
など・などて・などか
なのめなり・なのめならず
なほ
なほざりなり
なべて・なべてならず
なまめかし
なやむ・なやまし
なめし
ならふ


にほふ:にほひ


ねたし
ねぶ
ねむごろなり
ねんず


ののしる

ハ行


はかなし
はかばかし
はからふ
はしたなし
はづかし
侍り
はやく


ひがひがし(ひがごと・僻目・僻耳)
ひたぶるなり
ひとやりならず
ひねもす
ひま
びんなし


ふみ


ほい
ほいなし
ほだし

マ行


まうく・まうけ
申す
まうづ
まかる
まかづ
まがまがし
まさなし
まだき
まだし
まねぶ
まほなり
ままに
まめなり・まめまめし
まもる・まぼる
まらうど
まゐる
参らす
物忌


みぐしおろす
みそかなり
みまかる
みる
みゆ


むくつけし
むげなりむげに
むつかし・むつかる
むべなり


めざまし
めす
めづ
めづらし
めでたし
めやすし


もてなす
ものし
ものす

ヤ行


やうやう
やがて
やさし
やすし
やすらふ
やつす
やむごとなし
やる・~やらず
やをら(やはら)


ゆかし
ゆくりなし
ゆめ―な
ゆゆしゆゆしく
ゆゑ


よし(や)-とも
よし(良好善)
よし(由)
よそふ
呼ばふ
よも―打消(じ)
よもすがら
よろし
よをすつ・よをそむく

ラ行


らうがはし
らうたし
らうらうじ


例ならず
れいの

ワ行


わざと
わたる
わづらふ
わづらはし
わびし・わぶ
わりなしわりなく
われか・われかひとか・われかのけしき
わろし


をかし
をこなり
をさをさ―打消
をさをさし

■分類カテゴリ一覧

マイナス評価

1・マイナスの人物評価

マイナスの心理

2・安心と不安
3・はかない・虚しい・どうしようもない
4・残念
5・つらい
6・恋と苦悩
7・内面とのズレ
8・自然事物=心情
9・不快・心外
10・気の毒・同情
11・予想外・何となく・むやみに
12・耐える・憚る
13・中途半端・ためらう
14・道理・非道理・理不尽・納得

マイナスの状況

15・ものさびしい・もの足りない・不気味
16・悪い状態
17・忌・不吉

プラスの評価

18・人の美の描写に関する語
19・かわいい

プラスの人柄・資質

20・賢い
21・人物評価(プラス)
22・心をこめる

プラスの状況

23・満足・不満足
24・フィット感
25・おもしろさ・感動・情趣
26・評判

敬語・身分

27・必記憶敬語
28・「参る」を中心にした四語
29・その他の敬語
30・与える・いただく
31・畏れ多い
32・身分に関連する語

生活

33・子供・大人
34・世話をする
35・学問・漢学
36・もてなし・準備・用意
37・視線
38・夢と現実・正気

副詞的な語

39・はなはだ
40・言うまでもない・何とも言えない
41・普通・普通でない
42・たくさん
43・陳述の副詞
44・「さ」の連語
45・疑問の副詞
46・やはり
47・時間的感覚を表す語

その他注意したい語

48・どうしても覚えたい連語
49・漢字の違いを意識する
50・語尾に「ゆ」を持つ語
51・ゆゑ・よし
52・手段・手がかり
53・拾えなかった動詞
54・和歌・歌論関係

古典常識的に

55・月に関する語
56・一日の中の時間帯の名称
57・結婚までの流れ
58・仏道・出家
59・宿世・前世
60・病に関連する語
61・死に関する語

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?