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2020年7月の記事一覧
サブカル大蔵経167映画秘宝編集部『究極決定版映画秘宝オールタイム・ベスト10』(洋泉社)
今年の一月から二月にかけて、毎日1〜3本、Amazonプライムでの映画鑑賞に没頭していました。無料で見られる作品がたくさんありました。有名な作品でも見たことがなかった作品をようやく見れたり、初めて名を聞く作品に驚いたり、ドキュメンタリーも見ました。一応、5段階点数と寸評をメモしました。
①グッバイレーニン 3
戦後のパラレル、西側が東側に。
②帰ってきたヒトラー 2
小説の方が不気味か。
③時
サブカル大蔵経159 ノーマン・イングランド監修 『別冊映画秘宝決定版ゾンビ究極読本』(洋泉社)
映画の世界から始まったゾンビ。いにしえの名作から時が経っても、ゾンビは生き続け、ひとつのジャンルとなっています。
大ヒット映画「カメラを止めるな!」がゾンビものだったのは象徴的で、ゾンビが主題ではなく、フォーマットとなっていました。それくらいゾンビという概念は市民権を得たと言えると思います。
私が読んできた漫画作品でもゾンビものはゾンビのように甦って途切れることはありませんでした。
『
サブカル大蔵経158ナイジェル・ホームズ/八幡谷真弓『旅を楽しむ!トリビア大百科』(日経ナショナルジオグラフィック社)
旅行ガイド『ロンリープラネット』は、20年前にインドに行った時、頼りになりました。一緒に行く予定だった先輩が行けなくなり、急遽一人旅になり、宿も取らないで行ったので、行きの飛行機の中で慌てて読み、ポンディシェリーの宿やレストランはこの本のおかげでたどり着けました。『歩き方』よりも地方都市に強く、重宝しました。
「ロンプラ」のスタッフが書いた本書は、旅の本というより、比較社会学の趣き。世界は広
サブカル大蔵経154海部陽介『日本人はどこから来たのか?』(文藝春秋)
島国という概念を再考させる書籍。
大海を小舟で泳ぎ切れるのか。その執念の記録でもあり、どこまでが学術的でどこからが冒険譚なのかあやふやな感じもしました。
現在は文春文庫に入っています。
与那国島。今は日本列島の端といわれるが、当時この海峡は日本列島への入り口の1つだった。やってきたのは誰だったのか?明確に言えるのはアフリカからユーラシア大陸の東端までたどり着いたホモサピエンスの集団、つ