アポリアにぶつかり抜け出せないように感じる。 でも「答えはすでに知っている。けれど気づいていないだけ」 と思ってみたら、ちょっとだけ軽くなりそう。 気づくには、どっしりと構えてじっくりと周りを観察して 心のささやきに耳を傾ける。焦らずに、大丈夫、全ては あるようにあるのだから。
脳髄で考えるのをやめた。 筋肉で動くのをやめた。 全身全霊で地球を転がす。霊的散歩。 半身半霊で時空間に入り浸る。霊的局在。 太陽がある。いと面白し。悦ばし。 川は水がなければただの溝。 流れがあるから川なのだ。 川は流れない。流水が川。 肉体は生きていない。生命が肉体。
はは、笑えるよ、まったく。 マルクスはなぜ資本論など書けたのだ。 なぜ人々は本を世に出せるのだ。 どうしてじっとしていられないのだ。 多動児でなければ社会にいてはいけないのか。 共通言語を使わぬ限り人の理解は得られず、 私的言語を使わぬ限り「言語の罠」から抜け出せない。
「文字」「お絵描き」「新機関」 行為には、削ること、塗ること、組むこととがある。 切磋琢磨した場合、それは無為、自然物のままである。 塗り分けた場合、それは有為、朽ち果てるものである。 編み出した場合、それは所為、作られたもの、カルマである。 これは万物普遍の原理である。