マガジンのカバー画像

思想家の休日

1,384
運営しているクリエイター

#途端

自己

自己

命令されるために、立ち止まらずに、歩き続ける人々、標識や看板により、自分で考えることをやめて、命令されるがままに、進む方向を決められた途端、誤りにすら気付かずに、ただ、走り続けた先では、何が正しいのかすら分からずに、ただ、従い、虐げられ、屈辱により、座り込む君の周りでは、加工された答えや、何かを恥に思うために、紡ぎ出された自らの内で敷衍する憎しみや、擦り寄るほどに、現れる過ちや、あらゆる密度や、密

もっとみる
ノイズ

ノイズ

昼から解放された、夜の恋心、全ての伏線を引っ張り上げる柔らかい君の手、残りカスのような面影の波動、屈折した日曜日のニヒリズムや、衰退化するだけの都会から回転する意思から、衰亡する結末や、原型すらもなくなり、憎しみを加速させる人形たち、狂気的な住居に現れた主体性や、正解すらもなく、粛清を謳うばかりの、独裁者たちの街、蓋然性を破壊するハンマーや、バビロンに迫る制限やら、聖戦やら、生産的な末路やら、ロジ

もっとみる
消去

消去

いくつもの尺度が折り重なり、今に不自由を与える。戦火の中でも、裁きを謳うような輩が求める価値なんかに、すり寄るだけの、惰性な奴らのファシズムに引き摺られ、悲観するだけに至るような、私たちの釈明なんかを、聞いたりする暇もなくて、ままならぬままに、今に排除されて、保とうとすればするほどに、互い違いになり、知識なんかをひけらかすような奴らの支配になんか、従いたくもないと、横暴な私利私欲を加速させては、今

もっとみる
真偽

真偽

シンギュラリティの果てを貪り食う、前衛的な影、モラルなんてものは、はじめから、存在すらしていないのに、君たちが語る正義は、カタルシスに至るために、正義を武器や盾にして、誰かを抑圧したり、斡旋したり、苦しめたりして、支配的な奴らが示す正解や、世界なんてものは、絶えず裏切りを続け、軽薄な理想を企て、惰性で導かれていくだけに至るような、退屈な対価や、体制が謳う、正解などにより、偏ったり、寄りかかるほどに

もっとみる
紐解く

紐解く

世界との結び目を解いて、何にも、つながらずに、ただ、ひたすらに待ち侘びている幸せや、対比されるだけの日常に撒き散らす退屈な言葉や、体系化されていくだけの、忌々しい現状や、卑劣な争いの鼓動、あたかも、同化するための接続を終え、貧相な街並みに降り続く雨の音や、騒音をかき消すほどの、憎悪が絶えず犇く交差点や、淡々と消え去る真実を狩り続ける人々の渦や、奴隷として、働き続ける先では、搾取されるばかりで、何も

もっとみる
予感

予感

余白に埋め尽くされた花々、豊かさを駆け巡り、輪唱される、上べだけの言葉を蹴散らしては、さまたげられるだけの日常で、クヨクヨしている暇もないから、ままならない今に迫る、義務的なものや、模倣するだけの一生や、陰湿な奴らが孕む、空白や、儚い戦争の美しさを謳うファシストたちや、大義が孕んだ正義こそが、一番の悪を生み出すということを、植え付けるための、偏った思想が、理想や希望を踏み潰し、駆逐していくのを、こ

もっとみる
粗暴

粗暴

相互する意識の羽、精神的な壁を打ち砕くための、ハンマーを持つ精神科医たる私、情報を錠剤に詰め込んで飲んでしまえば、もう何も、忘れる必要は無いのだと語りかける、悠長な君の策略や、理念なんかも消え去り、慟哭を繰り返すだけの、君の涅槃を旅しては、境目なんかに蹲る過程や、定期的な憂鬱により、発色する水母や、正解を仕る幼稚なギミックや、偶像崇拝を続けるだけの、惰性な正義が謳う秩序や、その場に溢れる退屈な生活

もっとみる
予感

予感

マシュマロのベッドで眠る、ガラクタの騎士たち、正確性もなく、さまよう家畜たち、耽溺を繰り返す、呪術師たちの真理に基づく、エゴとドライブして、過ぎない夏の香りを、身体に充満させ、些細な出来事をデータ化し、管理し続けるためだけに、ためらわずに、捕縛し、永遠の捕囚として、短絡的な破壊を繰り返す、システマチックなスキゾフレニアを弄る群像や、都会的な淡白さを加速させる、加速器により、ブラックホールが生まれる

もっとみる
巣食うもの

巣食うもの

絶望をも食する餓鬼たちが謳う終末論、行き先すらもわからずに、彷徨い続ける想念との対峙を終え、陸地では、絶えず争いが激化し、過信ばかりを掲げた、ニヒリストたちが、せめぎ合う仏教的な陶酔の波形、嫌疑や、犠牲的な何かが、引き起こす間違いや争いの仮数、倫理観も熱暴走して、今にもシャットダウンしてしまうだけの、誤りや過ちの数々、ドラスティックな感情も悴み、自覚するほどに、萎縮してしまうだけの、惰性で引き延ば

もっとみる
解消

解消

デリカシーもないカオスが降らせた粛清の雨、あらゆる偏見を透過させるための、正解も、所詮は、誰かを犠牲にしてばかりいるし、徒に加速する狂気の後や、懐疑的な日常に迫る、倫理観が引き出す、安易な結末に現れた痛みや、機械的な心情や、喪失感に揺らぐ時代的な汚穢や、加工された品位や、即座に果てる所以などや、不吉な神話に絡まる髪、季節を重複する毛虫や、もたらされた過ちにより、恒常的な苦しみに遮られ、途端に価値観

もっとみる
枷

愚かな枷を嵌めた恋人たちの体裁を保つためだけに、犠牲になる弱者たち、吐瀉物と荘厳な青春、星を食べるカラスたちや、群像に溶けていくアイスクリーム、難しい顔をした進化論や、カロリーの取りすぎで、浮いている感情やらが散見する、と語る学者たちの、のんびりとした結末に絡まる月夜、算段を繰り返す利己的な時代性に、突き動かされていく、若いだけの君たちの摂理、倫理観をタブレットに詰めて、あたかも、正しい者のフリを

もっとみる
号哭

号哭

神々しい欠如の最中、定めるものもなく、ただ、空虚な世界の中では、平和というのは、重要ではなく、混沌とした今に迫る無意味さや、差額や、錆びた権利や、争うほどに、食い込む意味や、つたない罪を廃棄処分して、前衛的な価値を高尚なものとして崇める、芸術的な昇華を終え、実体すら持たずに、ネットワークの中を彷徨う、意思や意識、絶えず加速していく哀れさを突き破り、紊乱な社会が吐き出す普遍性を叫ぶ、たった一人の声が

もっとみる
等差

等差

鬱蒼とした真理の森を抜け、カタルシスに至るために、木を焼き払う坊主たちを尻目に、酩酊する日々です、と途端に、加速していく情理の波形、消しゴムとノスタルジー、倫理観と破傷風、噴火していく山々を眺め、停泊する船に迫る風や、統率されるだけの、市民が謳う普遍性と傀儡政権、成否の間を蠢く真実を司る虫、寒空の下のファシズム、分針を折った先で、希望すらもなく、さまよう値の最中、錆びた感情を加工する真意の果て、閉

もっとみる
老獪

老獪

カスタムされた世論を、愛撫する時代的な猶予、固執することだけに専念する、意識を捻転させ、世代的な互換性や、諦めてばかりの日々、作られた朝に響く大合唱、うだうだと語りかける君たちの普遍性より、涅槃寂静に行きたいのだ、とトランス状態の私は、星座を食べて、焦熱する大地にめり込む精神に及ぼす苦しみを踏み躙り、憎しみを放出する最たる意味から、加速していく爽快感により、季節は、同じ位置で、同じ過ちを、枝分かれ

もっとみる