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エピファニー 2021
日本でもほんの少しずつ知名度が上がってきた「エピファニー」と「ガレット・デ・ロワ」。
その背景に商業的な意図が見え隠れどころか見え見えであるところはおいておくとして…、フランスの地元民が見るガレット・デ・ロワについて書いてみる。
1. ガレット・デ・ロワとはキリスト教(カトリックもプロテスタントも含む)の公現祭に食べるお菓子のこと。
公現祭とは、イエス・キリストの洗礼と、東方の三博士の訪問と礼拝
バルコニーでクリスマスを
フランス語のことわざで、
Noël au balcon, Pâque au tison.
発音:ノエル・オ・バルコン、パック・オ・ティゾン
直訳:バルコニーでのクリスマス、火の横でのイースター
というのがある。
バルコニーで過ごせるくらいクリスマスの気候が暖かければ、イースター(キリストの復活を祝う春の祭り)は冷え込むから暖が取れるところで過ごすことになる、ということだ。
確かにここ何年も
サパン・ド・ノエル(仏語)= クリスマスツリー(英語)を飾ってみた。
第二回目ロックダウンを、「ノエル(クリスマスの意の仏語)」を理由に部分的に解除したフランス。
と同時に、「サパン・ド・ノエル」の販売も始まった。
例年、「置く場所がない」のと「たった1カ月のために切られる木がかわいそう…」という二つの理由でサパンを飾ってこなかった私と夫だが、今年は家を買ったし、流れ的に今年のノエルは義両親を呼んでわが家ですることになりそうだから、例外的にサパンを買った。
フラ
自分のための読書を始めよう。 エピソード・0
『読書』というものを、私はこの歳になるまで自分なりにちゃんと考えたことが無かった。
「本を読め」という言葉は、誰しもが誰かから必ず耳にするが、つまり「読書とはいったい何か」を自分なりに考えて理解した上で読書をしている人ってどれくらいいるんだろう。
考えるために自分の読書遍歴を振り返ってみた。
読書は、記憶のあるころには「させられるもの」だった。
夏休みには「読書感想文」が宿題の中に必ずあって、
Charmesの謎が解けた時
私はなぜか「Charmes(シャルム)」と名の付くワインが好きである。
いくつも出会って試飲してきたが、そのどれもが特別な理由なく「好きだ」と感じた。
なんでだろう、とずーっとぼんやり思っていた。
Charmes…可愛げ、愛らしさ、チャーム(お守り)…と、もやもや考え、でもすぐに「答え」を知ろうとは思わずそのままにしておいた。
全てを詳らかに知ってしまうとつまらない。
それから数年経って、とあ