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中国は台湾との問題に口出すなと言い、米国は台湾に手を出すのをやめろと言い、台湾は米国に感謝する

7/28 米国バイデン大統領と中国習近平主席が電話会談を2時間20分も行いました。

動画を要約するとタイトルの通りなのですが一応補足を含めてまとめます。

バイデン「台湾侵攻やめろ」
習近平「台湾侵攻を止めるのをやめろ」

そして台湾トップである蔡 英文サイ エイブン総統はアメリカによる揺るぎない安全保障の姿勢に感謝しました。

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どう考えても中国が台湾にひどいことしようとしているのを正義を表明する米国が弱国台湾を守る為動いているという善悪のはっきりした構図です。

米国が全てにおいて正しいなんて言うつもりはありませんが、この件に関しては完全に米国の味方となるべきでしょう。
中国という国に飲み込まれた香港にはもう以前のように旅行に行けません。
まぁ自分は行ったことありませんが。
行けるっちゃ行けるでしょうが、法律が中国の独断で決められている状態なので何か問題が起きた時に以前のような感じではなく嫌な思いや罪や罰則によっては香港での犯罪者は中国当局へ送られることも起き得る感じでしょうか。

普通に怖いですよね。
もちろん2019年の暴動やデモの時ほどではないでしょうが、何かあった時のリスクはそれまでと比べて高くなったと言えるでしょう。

台湾も中国が実質支配してしまった場合は上記のような状態になります。

まず間違いなく半導体は中国が抑えるでしょう。
今日本や米国とタッグを組んで中国が過半数のシェアを占める半導体分野の裾野を拡げようと画策しています。
中国は台湾の半導体事業を奪いたいし、奪えなくても外部に流出しないようにして半導体シェアの独占を続けたいんですよね。

不動産分野が絶望的でゼロコロナ政策も北京を2ヶ月閉鎖したことで外資が逃げ国民からの大きな不満を抱えています。
2022年秋に習近平首席が満期を迎え首席の座を続行できるかどうかの党大会と呼ばれる選挙があります。

そこで習近平主席が再度5年の任期を得たらそこからは無双です。
障害がないのでそこから民衆の支持、恐怖の植え付け、経済の基盤をどこからか奪う為に5年以内に大きな動きに出る可能性があります。

アメリカはそれを懸念しています。
中国は台湾とその近郊の海が欲しいんです。
台湾が中国に実質支配されてしまった場合、半導体も漁業権もその他 経済基盤も吸い上げられます。

そしてすぐ近くには日本もあります。
これまで以上に日本近海のレアアースを横取りしようとしたり、近くの島やさんまなど漁業を横取りしたりと台湾を基盤としてやりたい放題するでしょう。

今でも毎週のように日本近海の日本の領海や経済水域に無断侵入しているのですからより近い台湾を手に入れた後にやらない訳がありません。
絶対に前線基地のように使うでしょう。

すると日本も動きづらくなり中国も私腹を肥やしつつ半導体事業や漁業など他先進国の邪魔ができて一石二鳥 三鳥 四鳥みたいな感じです。

そして台湾とやり取りをしている日本やアメリカに対してこれまで以上に台湾に中国人を入れて…つまりスパイを送りこみやすくなります。
情報や技術を盗みまくるのが中国ですから日本やアメリカはよりやりにくくなります。

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とにかくアメリカは対中戦略にて中国に圧力を掛けたいのに逆に回復させてしまうことになるので、日米安全保障条約のようなものを結んでいない台湾に対して「台湾を守る」と公言しているんですね。

台湾もとにかく中国に吸収されるのは死ぬほど嫌なので、アメリカの思惑はともかく守ってもらうことに対しては感謝しかありません。

中国は「台湾の国民も中国と共にあることを望んでいる」みたいなことを言って「解放軍」的なことを言いながら軍事侵攻する可能性がありますが、そうはさせまいとアメリカも動いているし、日本もアメリカに賛同しています。

台湾有事は日本の有事。
話し合いがどうとかそんなレベルではありません。
中国はこれまで通り欲しい物は力ずくで奪い取るだけです。
表向き良いことを言って言っていることとやっていることが違うのがデフォルトです。

最近スリランカが経済崩壊しましたが、中国に多額の金利で借金して、「ちょっと返済を待ってくれ」と言ったけれど中国は「待たない」と一蹴してスリランカ首相が逃げたということが原因です。
多くのデモ民衆が首相公邸に無断侵入して好きに遊び惚けて破壊行動をする映像を観た人もいるのではないでしょうか。

首相公邸のジムで運動をする人々
首相官邸のプールで遊ぶ人々
首相官邸のベッドに寝そべってタバコを吸う人々
記念撮影をする人々
警察も止めようとしません

…なんか一部楽しそうな方々もいますが、国家的には深刻な状態です。
燃料の高騰、物価の異常な上昇など国の経済基盤は根本から崩れ落ちました。

この映像は大統領辞任のデモなのですが、この後大統領は辞任を発表しています。

もちろん中国から高利でお金を借りたのが悪いのですが、国民投票で大統領は決められるのである意味連帯責任とも言えるでしょう。
それにしてもスリランカの国民性は穏和ですね。


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とにかく中国は容赦がないのです。
相手の事情とかお構いなく自分の決めたことを押し付けたり実行したりします。
オーストラリアと中国はかつて交易を盛んにしていました。
中国はオーストラリアに(それ以外の国にも)採算を無視して安く大量に商品を送り込みオーストラリア内部のその商品関連企業を排除してそこから儲ける為に動くやり方で有名なダンピングという方法を多用していました。

オーストラリアは激怒。反ダンピング関税という不当に安く売る手法を止める関税をかけようと画策。
そして中国は話し合うでもなくその報復措置に出る。

…など色々な摩擦が生じて、ある時からオーストラリアは中国に輸出する石油に制限をかけました。

そして中国では電気の燃料が足りなくなり大規模な停電が頻発するようになったんですね。

話し合って折り合いをつけるとかの前にまず問答無用で報復措置・制裁・復讐…これが中国です。

なんでもかんでもどこの国にも高圧的な韓国が中国に対して頭を下げているのはこれが原因です。
韓国は中国からの輸入で成り立っていると言っても過言ではないほど中国輸入に頼っていますから制裁されると致命的なレベルで困ります。
もはや主従関係です。
だから中国にヘコヘコする韓国はアメリカに睨まれているんですよね。

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ウクライナ情勢もあるのに台湾侵攻でまたロシアが台湾が中国が…となるなんてうんざりしますよね。

日本は日本でしっかり牽制して日本に来ないように最大限 政治家が動きやすいように国民としてサポートするべきです。
もちろん変な政治家もいます。
話し合いが大事…軍備を整えると相手を刺激する…軍費にお金を使うより経済にお金を…何を言っているのでしょうか。

日本が攻められたら経済も何もないでしょうに。
中国は日本だって普通に欲しいんですよ。
相手を騙して奪い取ることを基本としている相手と話し合ってどうするんでしょうか。
話し合いで決めたことと違うじゃないか!?とウクライナみたいな状態になってから叫ぶのでしょうか。

攻めようとする気が起きないようにしっかり日本に武器や盾を装備させることが必要不可欠です。
北朝鮮はともかく中国が日本に向けてミサイルを撃った時点で日本国民は大慌てで海外逃亡したり北海道や東京に避難しようとしたり大パニックに陥ることでしょう。

そうならないようにアメリカや台湾と協調して周りも味方につけて手を出せないように対抗手段を用意しておくことはこのご時世 大事なことだと思います。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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