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地方に生きる社会人。よく考えてよく悩みよく泣きよく笑う大人です。noteは弱音と思考の…

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地方に生きる社会人。よく考えてよく悩みよく泣きよく笑う大人です。noteは弱音と思考のメモ。 やさしいひとでありたい。

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    2024の記録。2023は4本。もっと思考して、言葉にしていこう

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記事一覧

自分を守ること、と誰かの価値観を許容すること

「できるだけ頑なにはなりたくないし、これは少し違うんじゃないか」と思う人がいても、許容できる人でいたいと思って生きてきた。 だから、自分にとっては少ししんどいこ…

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3か月前

井の中の蛙、大海を知る

2024年最初の取り組みはウィーン・プラハ旅行となった。 王宮貴族の文化が色濃く残るウィーンとカトリックが強く感じられるプラハ。同じ中央ヨーロッパなのに、全く文化や…

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8か月前
2

26歳、初冬。ひそやかに嫌なことを積み重ねる

創作活動の源は私の弱い心に部分にある。 思い悩んで、どうすればいいか考えて、言葉や考えとして紡ぐ。 だから、弱っていたり、悩んでいたりする心を放置するとそれは生ま…

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10か月前
13

悩みをうまく言語化できない、と思っていたけど、理由は答えが出ていて、行動していないからだった

わたしにとって、一番幸せなことはなんだろうかと考えたときに、好きな人のそばにいることだと思う。 その結果、私はずっと自分に甘いままだ。 やっぱりルールを決めて、…

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1年前
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26歳 4月

「悲しみがないと創作物は生まれない」というが、私も同じく、自分の中のダウナーな部分が表に出てこないうちは何かを書こうという気持ちになれない。 草木の美しさをその…

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1年前
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いつの間にか遠くへ

旧友から届いた手紙には、本が添えてあった。 小川洋子の往復書簡 小川洋子らしい独特の世界観が冒頭から綴られていて、仕事で疲れていた私は数ページ読んで、本を閉じてし…

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1年前
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2022年の終わり。大雪のなかを生きる。

但馬に大雪が降って、ハチ高原はすっかり銀世界となった。毎朝、除雪車が道の雪を除けてくれて、そこで暮らす私達は車が凍りついても大丈夫なように、ワイパーを上げて、サ…

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1年前
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日常と思える景色の乖離

25歳の写真100人展という企画をやっている。 展示写真のテーマは「日常」 「日常」と言われて、私はどの景色が日常なんだろうと思った。 今暮らす、但馬の景色を日常とする…

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1年前
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夢は誰かに宣言せずとも黙々と叶えられると思った話

「海賊王に俺はなる!」と某ゴム人間は言っているが、ああいう大声で夢を叫ぶのは、本当に勇気のある行動だと思う。 私は恐れ多くて言えなかった。自分よりすごい人たちが…

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2年前
3

25歳晩夏。終わる夏と昼寝

お昼ごはんを食べて、おやつを食べながら本を読み、うとうとして寝る。私のお休みの過ごし方としてはゴールデンルートなのだが、本当に久しぶりにこんな時間を過ごした気が…

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2年前
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25歳初夏。誰かの安寧を失わせないために

久しぶりに自分の思想や、生き方についてのnoteを書く。 兵庫に来て、2ヶ月。行く前から行くと決めたときから、多分ずっと道に迷っていて、それが少し整理できた気がして…

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2年前
7

いつもの場所だったタリーズ

とあるショッピングモールの1Fにあるタリーズ。その、あまり大きくないお店は私のこの2年間を語る上では欠かせない大切な場所だ。 1年半前、恋人がいた頃、そこはいつもの…

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2年前
23

明日から友達と疎遠になる話

晴れた土曜。友達とドライブをして、いちご狩りに行った。 初夏のような暑さで、春先の寒さを信じ込んだ東北人の私達はどうしてヒートテックなんてインナーに着てきてしま…

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2年前
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2022.3.14 諦めたくない先に描くもの

本日最終出勤日。 これからの生き方に目を向けて、今思うことを書く。 この2年間、痛いほど思い知ったのは「お金がない」「この組織では無理」と諦めた先の影響力の弱さか…

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2年前
4

「誰かのことをそんなに好きになってみたかった」

10月くらいまで、本当にこのまま他の誰のことも好きになれず、死んでいくんじゃないかと怖くて仕方がなかったんだよね、という話をした。 アジアン料理のお店で食後のお茶…

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2年前
7

「寂しさ」は永続的ではない

人生考えていることはずっと同じだと思う。 同じことで悩んでいたり、答えが出ないから何度も取り出したりする。 例えば、同じ癖が治らないとか、治らないことを愛嬌と捉…

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2年前
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自分を守ること、と誰かの価値観を許容すること

自分を守ること、と誰かの価値観を許容すること

「できるだけ頑なにはなりたくないし、これは少し違うんじゃないか」と思う人がいても、許容できる人でいたいと思って生きてきた。
だから、自分にとっては少ししんどいことでも、多少怒りはしても、許容できるようになろうと努めてきた。これを許容できないときに私は心が狭かったり、視野が狭かったりする人になるんじゃないかと思っていたから。
自分を変えることで、自分がなりたい『やさしいひと』になれるように努めてきた

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井の中の蛙、大海を知る

井の中の蛙、大海を知る

2024年最初の取り組みはウィーン・プラハ旅行となった。
王宮貴族の文化が色濃く残るウィーンとカトリックが強く感じられるプラハ。同じ中央ヨーロッパなのに、全く文化や街の雰囲気が異なり、とても面白さを感じた

ウィーンはほぼ1日程度、プラハ2日程度となかなか強行スケジュールで、ウィーンはお土産の買い忘れなども目立ったため、もう少しゆったりしたかった…と思いつつも、既に日本食が大変恋しく、まあこのスケ

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26歳、初冬。ひそやかに嫌なことを積み重ねる

26歳、初冬。ひそやかに嫌なことを積み重ねる

創作活動の源は私の弱い心に部分にある。
思い悩んで、どうすればいいか考えて、言葉や考えとして紡ぐ。
だから、弱っていたり、悩んでいたりする心を放置するとそれは生まれて来ず、自分の今の状況に気づけずにいてしまう。
もうずっと何かを言葉にしたかったはずなのに、正しく表現できずに今年を過ごしてしまった。最近は少し落ち着いて、考える時間ができてきたので、また書いてみようと思う。

久々に恋人ができたことで

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悩みをうまく言語化できない、と思っていたけど、理由は答えが出ていて、行動していないからだった

悩みをうまく言語化できない、と思っていたけど、理由は答えが出ていて、行動していないからだった

わたしにとって、一番幸せなことはなんだろうかと考えたときに、好きな人のそばにいることだと思う。
その結果、私はずっと自分に甘いままだ。

やっぱりルールを決めて、努力しなくてはならない
と思う一方で
好きな人のそばにいて、自分らしくいられること
を逃げとしてしまうのは、何だか虚しくもある

これまでずっと、多分ちょっと頑張ってきた
このままひとりで頑張って、生きて、死んでいくのは怖いと思いながら「

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26歳 4月

26歳 4月

「悲しみがないと創作物は生まれない」というが、私も同じく、自分の中のダウナーな部分が表に出てこないうちは何かを書こうという気持ちになれない。

草木の美しさをその影に感じたり、春の匂いを夕方の暖かさに感じたり。
そういう、仄暗い自分によって感じることのできる様々な感情が自分にとっては本当に尊いものだと思う

誰かになにか言われたわけではないが、陽気で元気な自分を求められている気がして、そうやって生

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いつの間にか遠くへ

いつの間にか遠くへ

旧友から届いた手紙には、本が添えてあった。
小川洋子の往復書簡
小川洋子らしい独特の世界観が冒頭から綴られていて、仕事で疲れていた私は数ページ読んで、本を閉じてしまった。

何度読んでも良い本

彼はそう言ったけど、私は読みきれる自信がないなあと思いながら、表紙を眺めている。

いつの間にか、より遠くへ離れているなと思う。寂しいとかじゃなくて、そうなったんだなとただ、思う。
これを無我夢中で読めた

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2022年の終わり。大雪のなかを生きる。

2022年の終わり。大雪のなかを生きる。

但馬に大雪が降って、ハチ高原はすっかり銀世界となった。毎朝、除雪車が道の雪を除けてくれて、そこで暮らす私達は車が凍りついても大丈夫なように、ワイパーを上げて、サイドブレーキはかけないでおく(と良いということを、先輩が教えてくれた)日々が始まった。

今年は初めての体験ばかりだけど、この雪は別格だ。これほどの大雪の中で暮らしたのは実家ぶりだし、あの頃と違って、運転するのは母でも父でもなく、私自身だと

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日常と思える景色の乖離

日常と思える景色の乖離

25歳の写真100人展という企画をやっている。
展示写真のテーマは「日常」
「日常」と言われて、私はどの景色が日常なんだろうと思った。
今暮らす、但馬の景色を日常とするか、はたまた少し前まで暮らしていた仙台での景色を日常とするか。
結局、私は養父での景色を選んだ。それでも、自室、しかも仙台の頃と変わらない景色を選んだのは、仙台での暮らしがまだ私の中では日常として残っていたからだろう。
多分、誰かに

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夢は誰かに宣言せずとも黙々と叶えられると思った話

夢は誰かに宣言せずとも黙々と叶えられると思った話

「海賊王に俺はなる!」と某ゴム人間は言っているが、ああいう大声で夢を叫ぶのは、本当に勇気のある行動だと思う。

私は恐れ多くて言えなかった。自分よりすごい人たちがたくさんいる中で「デザインの仕事をしたい」なんて、夢のまた夢。
一介の文学部生だった私は「そんなチャレンジはむり。自分に合う仕事をしよう」とよくお客さんと話し、よく頭を使う仕事に就いた。
それは私のもう一つの大事なことである「誰かの支えに

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25歳晩夏。終わる夏と昼寝

25歳晩夏。終わる夏と昼寝

お昼ごはんを食べて、おやつを食べながら本を読み、うとうとして寝る。私のお休みの過ごし方としてはゴールデンルートなのだが、本当に久しぶりにこんな時間を過ごした気がする。

いわゆる個人事業主と呼ばれるようなものになり、おおよそ休み返上(というか休みという概念がない)で働いてきて、休みがあっても誰かとの交流に費やしたり、買い物に出たりとバタバタしていたので、なかなか落ち着いて部屋から一歩も出ないで過ご

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25歳初夏。誰かの安寧を失わせないために

25歳初夏。誰かの安寧を失わせないために

久しぶりに自分の思想や、生き方についてのnoteを書く。

兵庫に来て、2ヶ月。行く前から行くと決めたときから、多分ずっと道に迷っていて、それが少し整理できた気がしているので、昨日友人に話したままに記録する。

「自分でやりたいことはない」これは将来の夢などを聞かれたときに応えていた常套句で、ずっと事実であり、また言い訳でもあった。
「自分でやりたいことってあんまりなくて。誰かの力になれてると感じ

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いつもの場所だったタリーズ

いつもの場所だったタリーズ

とあるショッピングモールの1Fにあるタリーズ。その、あまり大きくないお店は私のこの2年間を語る上では欠かせない大切な場所だ。

1年半前、恋人がいた頃、そこはいつもの待ち合わせ場所だった。私と彼では仕事のスタイルが異なり、多くの場合は私が先にあがることが多かった。そこで私は彼の職場に近くにあった、そのタリーズでいつも仕事終わりを待っていた。
座るのは、できるだけガラス張りの入り口の正面。時折、ガラ

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明日から友達と疎遠になる話

明日から友達と疎遠になる話

晴れた土曜。友達とドライブをして、いちご狩りに行った。
初夏のような暑さで、春先の寒さを信じ込んだ東北人の私達はどうしてヒートテックなんてインナーに着てきてしまったんだろうねなんて後悔していた。

山道を抜けて、山形から宮城へ抜けた。
途中小さな集落でお昼寝中の猫の通行止めにあったり、ナビに騙されて冬季閉鎖の山道に行く手を塞がれたりしながら、のんびりとドライブを楽しんだ。

山元町では、私の好きな

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2022.3.14  諦めたくない先に描くもの

2022.3.14 諦めたくない先に描くもの

本日最終出勤日。
これからの生き方に目を向けて、今思うことを書く。

この2年間、痛いほど思い知ったのは「お金がない」「この組織では無理」と諦めた先の影響力の弱さかもしれない。
それぞれの事業には、目指したい規模、みたいなものがおそらくあり、その目指し方は様々だが、何にせよ、売上が立たないことには、目指すことはできない。
その売上を立てるために、特にtoCで必要なことが「ブランディング」。
「あぁ

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「誰かのことをそんなに好きになってみたかった」

「誰かのことをそんなに好きになってみたかった」

10月くらいまで、本当にこのまま他の誰のことも好きになれず、死んでいくんじゃないかと怖くて仕方がなかったんだよね、という話をした。
アジアン料理のお店で食後のお茶を飲みながら(私はベトナムコーヒーを飲みながら)。

すると友人は「いいな、そのくらい誰かのことを真剣に好きになってみたかったな」といった。
結婚までしたけれど、そこまで思う相手はこれまでひとりもいなかったと。

私はもうしたくないなと思

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「寂しさ」は永続的ではない

「寂しさ」は永続的ではない

人生考えていることはずっと同じだと思う。
同じことで悩んでいたり、答えが出ないから何度も取り出したりする。

例えば、同じ癖が治らないとか、治らないことを愛嬌と捉えるのか、欠点と捉えるのかとか

誰かが寂しいといったとき、それはいつまで残る寂しさなんだろうとか、残らない寂しさだなとか、永遠に続くものはないんだなとかそういうことを思う

悩んでいたって仕方ないから、またしまい直すけれど、変化すること

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