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2023

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26歳、初冬。ひそやかに嫌なことを積み重ねる

26歳、初冬。ひそやかに嫌なことを積み重ねる

創作活動の源は私の弱い心に部分にある。
思い悩んで、どうすればいいか考えて、言葉や考えとして紡ぐ。
だから、弱っていたり、悩んでいたりする心を放置するとそれは生まれて来ず、自分の今の状況に気づけずにいてしまう。
もうずっと何かを言葉にしたかったはずなのに、正しく表現できずに今年を過ごしてしまった。最近は少し落ち着いて、考える時間ができてきたので、また書いてみようと思う。

久々に恋人ができたことで

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悩みをうまく言語化できない、と思っていたけど、理由は答えが出ていて、行動していないからだった

悩みをうまく言語化できない、と思っていたけど、理由は答えが出ていて、行動していないからだった

わたしにとって、一番幸せなことはなんだろうかと考えたときに、好きな人のそばにいることだと思う。
その結果、私はずっと自分に甘いままだ。

やっぱりルールを決めて、努力しなくてはならない
と思う一方で
好きな人のそばにいて、自分らしくいられること
を逃げとしてしまうのは、何だか虚しくもある

これまでずっと、多分ちょっと頑張ってきた
このままひとりで頑張って、生きて、死んでいくのは怖いと思いながら「

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26歳 4月

26歳 4月

「悲しみがないと創作物は生まれない」というが、私も同じく、自分の中のダウナーな部分が表に出てこないうちは何かを書こうという気持ちになれない。

草木の美しさをその影に感じたり、春の匂いを夕方の暖かさに感じたり。
そういう、仄暗い自分によって感じることのできる様々な感情が自分にとっては本当に尊いものだと思う

誰かになにか言われたわけではないが、陽気で元気な自分を求められている気がして、そうやって生

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いつの間にか遠くへ

いつの間にか遠くへ

旧友から届いた手紙には、本が添えてあった。
小川洋子の往復書簡
小川洋子らしい独特の世界観が冒頭から綴られていて、仕事で疲れていた私は数ページ読んで、本を閉じてしまった。

何度読んでも良い本

彼はそう言ったけど、私は読みきれる自信がないなあと思いながら、表紙を眺めている。

いつの間にか、より遠くへ離れているなと思う。寂しいとかじゃなくて、そうなったんだなとただ、思う。
これを無我夢中で読めた

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