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[台湾旅]台東名物 食&見&買 1泊2日で巡った台東の20のスポット(2023年10月)

遠いイメージのあった台湾の右下の街 台東ですが、高雄空港からならアクセスも簡単。台東の1泊で、ご当地グルメを食べまくり、すてきカフェを探訪し、台東ならではのお買い物も楽しみました。海も山も近くにあり、台東の街に流れる独特のゆるい空気がとても気に入りました。1泊なのに20箇所も巡った、特濃な台東旅行記をご覧ください。 

高雄空港から台東へのアクセス

高雄空港→(地下鉄)→高雄駅→(特急で2時間前後)→台東駅 と乗り換え1回で行けちゃいます。
ちなみに高雄空港着陸~高雄駅の券売機前まで、所要時間は50分でした。(入国審査などの待ち無し、トイレも行かず、両替やSIMカード購入もせず、到着ゲートを出たら迷わず左に進んで地下鉄へ、の最短パターンです)
予想していた1本前の特急に乗れました。券売機は日本語表示になるので便利でした。

台東駅から市内中心部までは、車で15分と結構離れています。バスもありましたが待ち時間がもったいなかったので、タクシーで1軒目のお店に直行しました。お支払いは235台湾元。

(食)台東の名物麺「米苔目」を食べる 【老東台米苔目】

台東に来たら外せない、お米の麺「米苔目」の人気店です。台東にはもう1店【榕樹下米苔目】という有名店があります。
このお店、注文する手順が分からずあたふたしたのでこれから行く人のために整理します。
席を確保する(テーブル番号を覚える)→入口に行って書き込めるメニューを1枚もらう→イートイン(内用)なので「内用」の四角の中にテーブル番号を記入→注文したいメニューの四角の中に数を記入→レジで前払い(現金のみ)
ここはやはり、看板メニューの「米苔目」を食べてみたいとオーダーしました。

壁には来店した有名人の写真や受賞記念の額がずらり。

来ました! 断面が丸いお米の麺はもちもちで喉越しが良く、しっかりした鰹出汁とトッピングされた鰹節が決め手です。二日酔いとか病み上がりとか、弱っている日にも食べたくなるような、体に優しい味。お出汁がおいしくてスープも完食でした。
この細かい鶏皮みたいなものが、複雑な旨味を作り出していました。

(食)今まで食べた中で1番の「臭豆腐」に出会う 【林家臭豆腐店】

閉店8時、今から行けばまだ間に合う! と2軒目です。
台湾の「臭豆腐」、食べたことはありますか? あの独特な香りが苦手という人も多いかもしれません。私も夜市で臭豆腐のお店の前を足早に通り過ぎたりしていました。(その後、勇気を出して食べるとおいしいことに気づき、食べられるように)
台東の名店【林家臭豆腐店】はかつての苦手意識を覆し、私の臭豆腐史上最高ランクに躍り出ました。

角切りのお豆腐を豪快に油で揚げているのが見えます。揚げたてを秘伝のタレに絡めて、ビニール袋に入れてハイお待ち! という感じで手渡してくれます。店先のテーブルで、皆さんぎゅうぎゅうに相席で食べてます。私も相席に混ぜてもらい、いざ。

揚げてあるので、臭豆腐の例の匂いはほとんどしません。お豆腐がさっくさくです。ニンニクの効いた、甘みのある酢醤油ダレをさっくさくが吸って、さく→じゅわーが口の中で繰り返されます。付け合せのキャベツ漬がこれまた名脇役でした。

注文する時、小じゃなくて大にしても良かったな、と本気で考えたほどでした。食べ終わる頃には8時を待たずして閉店となりました。駅からタクシー飛ばして来て時間ができてよかったです。さく→じゅわーをもう一度味わうために台東に行きたい、そんなお店でした。

(デザート)かき氷全部のせで健康になる! 【宝桑湯円】

この夜のシメは甘いものだな、と気になっていたお店へ。
冷たい か 熱い から選択して、トッピングに好きなものをのせてもらって45台湾元、というシンプルなシステムなお店でした。
10月の台東はまだ暑かったので、冷(かき氷)を選びました。トッピングは何をのせてもらおうかなーと選ぼうとしていると、英語を話すお客さんがたまたまいて「選ばないで、全部のせないと!」と迷える私にありがたいアドバイス。

全部のせがこちらです。小豆、緑豆、ピーナッツ、白玉などのプニプニ系がどっさり。黒糖のシロップがとてもおいしかったです。

見た目は地味ですが、体に良さそうなものばかり。そしてかなりボリュームが。3軒目、本当におなかいっぱいになりました。

(買)台湾の原住民族のカルチャーに触れる、台東ならではのお買い物【台東県原住民文化創意産業聚落-TTstyle波浪屋】

やっとホテルにチェックイン。リュックだけなので食事してからホテルにチェックインにしよ、と臨機応変ルート。リュック最強!
時刻は20:40。このまま寝るのはもったいないので、荷物を置いて出かけました。向かったのは【台東県原住民文化創意産業聚落-TTstyle波浪屋】。
台東エリアは、人口に占める原住民族(漢民族ではなく、もともと台湾に住んでいた部族)の割合が台湾で1番高いそうです。
台東には原住民の料理を食べられるお店もあります(【米巴奈山地美食坊】など)。
【台東県原住民文化創意産業聚落-TTstyle波浪屋】はさまざまな原住民の手工芸品のお店が集まる施設です。波打つ外観の前で皆さん写真タイム。

素朴な木工アイテムや、木の実を使ったアクセサリー、織物、カラフルな刺繍などを買うことができます。私は針葉樹のアロマオイルが気になる存在でした。ボトルごとに違う、すーっとした香りを嗅ぎ比べました。

屋外のテントが連なるエリアのお店も、手作り感が溢れる掘り出し物に出会えるかも。見に行ってみてください。 

(買)台東のスターバックスの限定グッズをチェック 【星巴克 台東新生門市】

【台東県原住民文化創意産業聚落-TTstyle波浪屋】の隣にあるスターバックスコーヒーで台東限定マグカップを見に行きました。台東バージョンはなかなかレアなのではないでしょうか。

原住民カルチャーを意識した店内の装飾でした。

(買)台東名産の「紅烏龍茶」を買おう 【台東県農漁物産館】

台東名産の食品のお土産が揃うお店です。

イチオシはこちらの「台東紅烏龍」のペットボトル。滞在中にリピートして買って飲んでいました。紅茶のような深い色あいで、無糖なのにほんのり甘みがあります。

気になったアイテムは:
茶葉:台東名産の紅烏龍茶はもちろん、他の種類の台湾茶の乾燥茶葉も色々取り揃えられていました。
お米:台東の北、池上エリアは日本の新潟みたいな高品質な米どころだそうです。少量パックを何種類か買って食べ比べもいいなあと。
ローゼル:ハイビスカスティーの原料で、ポリフェノールが豊富で美しくなれそうです。気になって翌日、赤いローゼルティーを飲みに行きました。
 
やっとこれにて1日目終了です。

(食)人気の朝食店は朝イチで行列回避 【秒殺水煎包】

朝起きるとホテルの窓から海が見えました。台東は中心部から歩ける距離に海があって、解放的なムードです。

食べてみたい朝食のお店がありました。口コミを見ると、行列覚悟のようです。ならば、早く行ってみようと起きて即出発(スッピンですわ)。朝の台東はそよそよと涼しくて歩きやすかったです。台東は空が広い!

到着しました。平日06:35、行列無し。よっしゃー!

お目当てはこれです。焼き立てを買うことができました。

豆乳もテイクアウトして、日本統治時代の日本家屋が残る【専売局台東出張所宿舎(所長宿舎)】の前のベンチで食べることに。

もっちもちの皮から、シャキシャキのキャベツが出てきました。キャベツの味付けと火の通り具合が絶妙です。キャベツがメインなので重くなく、食べ終わるともう1個食べたくなる魔性の味でした。

台東の朝食は【早点大王】も人気です。こちらは定休日で行けず。残念。

(見)台東の歩いて行ける海 【海浜公園】

朝からおいしいものを食べて勢いづき、海までお散歩してみることにしました。【海浜公園】を目指します。

台東の海を眺めて来ました。この沖合にカジキマグロがいるんだろうな(台東のカジキマグロ食べたいなあ)と思って海を眺める食いしん坊な私です。

台東の魅力は、海も山も近いことだと思います。海を背にして、こんなに近くに山が。次に台東に来たら、原住民グルメを探して山の集落を訪ねる、なんてやってみたいです。

(見)市場の活気を浴びに行く 【台東市中央市場】

市場を見に行くのが好きです。台東でも市場を歩いてみました。

豪快にマグロ解体中。カジキマグロもありました。お刺身食べたかったなー。

奥の魚のように、頭と尻尾を紐でつないで弓なりにしてディスプレイするのが斬新。

スッピンだったのを思い出し、ホテルに戻りました。朝食付だったのでホテルで魯肉飯だけ食べました(食べ過ぎ)。

(生ジュース)柑橘系フレッシュジュースでビタミン補給 【金桔啦檸檬鮮飲(金桔檸檬專賣店)】

曜日限定「台東觀光夜市」の通り(正気路)には果物のお店が沢山ありました。その場でプレスするサトウキビとか、積み上げられた椰子の実とか、ちょっと飲んでみたいなと思うジュースの誘惑と戦いながら歩きました。
しかし、このお店で誘惑に負けました。柑橘特化型。

沖縄のシークワーサーのような、小さい粒の柑橘のジュースを飲んでみました。さっぱりしていておいしかった。

無糖は相当酸っぱいと思うので、糖分入りがおすすめです。全部飲むと満腹になってしまうので(台湾の飲み物、量がたっぷり)飲みかけを持ち歩きました。 

(食)固めた豚の血のスープ、いいじゃない 【卑南豬血湯台東店】

台東に来たら必食、と推薦されている猪血湯(豚の血のスープ)のお店にやってきました。

頼んだのはメニューの1番上、猪血湯。

羊羹をぶつ切りにしたようなのが、豚の血を固めたものです。これまでに数えるほどしか食べたことが無かったので、こわごわ口に運びました。

驚くほどクセが無く、拍子抜けしました。食感はかためのお豆腐のようでした。スープもとてもあっさりしていて、浮かべられたニラが良いアクセントに。鉄分補給もこれでバッチリです。 

(カフェ)古いおうちのリノベカフェでほっこり 【193咖啡館】

台東で人気のカフェ【193咖啡館】に行ってみました。こんな外観の一軒家です。

この床が、なんともノスタルジック。

台東名産、ローゼルティーを頼んでみました。ローゼルはハイビスカスの仲間で、赤い実をハイビスカスティーの原料にします。濃厚な甘みと僅かな塩気。美肌、疲労回復、利尿作用によるむくみ防止などに効果ありだそうです。

天井で回るファンがレトロな感じで好きです。
店内の美しい螺旋階段に目を引かれました。

階段を上らせてもらいました。

(買)台湾の一家にひとつの万能塗り薬「萬應白花油」を買わねば 【COSMED】

これ、好きなんです。肩こりや筋肉痛に塗ると強力にスースーして良い気持ち。虫刺されにも良いそうで、1つあると何かと便利です。
塗った直後は、ミントの香りが強烈にします。お土産にいただいたのですが気に入ってあっという間に使ってしまい、買い足しに来ました。

ドラッグストアでは日本の製品をたくさん見ますが(漢字でこう書くのね、が楽しいです)、これはメイド・イン・台湾。ご自分のお土産にいかがですか?

(買)スーパーは楽しい 【東農生鮮超市】

台東名産「台東紅烏龍」という文字を店頭で見かけ、前夜おいしかったペットボトルを買いに吸い込まれるように入ったスーパーです。
台東の北、池上エリアはお米の名産地だけに、ブランド米の「池上米」がどーん!

台湾ビールのフルーツ味がこんなに種類があると知ったり(蜂蜜ビールってどんな味なんだろ?)

台湾でも日本酒を作っていることに驚いたり

(見&買)かつての台東駅がそのまま残る 【鉄道芸術村】 【東東市台東生活風格選品】

台東の駅、どうして中心部からあんなに遠いのかと思っていたら、2001年までは中心部に駅があったことを知りました。
かつての台東駅は今は【鉄道芸術村】という観光スポットになっていて、線路の上も自由に歩けます。

駅のホームもそのまま残っています。「台東」って書いてあったのでしょうね。

終着駅だったので、列車の方向を変える転車台もありました。
当時の駅舎は、今は観光案内所や台東のお土産を買えるショップ【東東市台東生活風格選品】になっています。原住民クラフトやアクセサリーも色々ありました。

(食)台東に来たら「肉円」も食べるべし、ということだったので 【東味肉円】

パクチーと、どばっとかけられたニンニクがとても良いアクセントになっています。トロトロを崩すと中からプニプニの餡に包まれたお肉が現れます(←擬態語大会)。蒸したて熱々をタレに絡めて食べると、ほっこり幸せな気分になります。

私が一人旅で日本から来たと知ってお店の人が驚いたようで「台東の友達に会いに来たの?」 「いえいえ」 といったやりとりがカタコト英語であり、「今日から私が台東の友達だから、また台東に来てね」とニッコリされました(そんなこと言われたらまた台東に来たらこのお店行っちゃうじゃない)。人なつこい台東の人との嬉しい思い出になりました。

(買)縦縞が好きか、横縞か好きかで決めよう 【東昌帆布行】&【台東帆布行】のバッグ

台東で絶対見に行こうと思っていたお店です。
台東って面白いなーと思ったのが、帆布を使った手作りバッグの2軒のお店が、すぐ近く(隣のブロック)にあるんです。
使っている縞模様の素材はどちらのお店も恐らく同じ。2つの店の違いは、バッグを作る時に縦縞で作るか、横縞で作るか。

縦か横かで印象がかなり違うので、両方のお店を見比べてから(すぐ近くですし)決めると良いと思います。
売り場と製造工場が一緒になっているので、店内のミシンでバッグを絶賛縫製中、という現場を見られたりします。
私は台東帆布行の「横縞」に決めました。防水加工の丈夫なトートバッグ、縫い目の縞もぴったり柄合わせして縫われていて、内ポケットもありました。1番大きいサイズのこちら、250台湾元でした(期待を裏切る安さでした)。

サイズも色々、お気に入りを見つけに行きましょう。

(買)台東名産フルーツ「釈迦頭」はすぐには食べられないことを知る

その形から「釈迦頭」と呼ばれる果物です(確かに)。台東名産と聞いて食べたかったのですが、10月中旬の滞在中に見かけたのは2回だけ、市場の果物屋さんでは見かけることはなかったです。台東で台東名産フルーツ、食べてみたい。

お店の人に「今ここで食べられますか?」と翻訳アプリで見せると、お店の人がスマホのカレンダーを開いて3日後を指差しています。脳内の超訳で「何日か置かないと、すぐには食べられない」と理解し、翌日帰るから無理だ、と残念ながら諦めました。

(カフェ)古い日本家屋を使ったリノベカフェでレトロムードに浸る 【太麻里文創咖啡館】

台東では、日本統治時代に建てられた日本家屋をあちこちで見かけました。朽ちてしまった家もあり、長い年月を感じました。
古い建物が大好きなので、古い日本家屋をリノベしてカフェにしたお店に行ってみました。

庭の大きな木が印象的でした。

どこに座るか迷います。

この席に決めた! 長居したくなってしまうお店でした。

台東名産の紅烏龍茶や、ローゼルティーも飲めます。私は紅烏龍茶ミルクティーにしました。

畳敷きの部屋もありました。グループが談笑中。

1泊2日でこんなに回れました。また行く台東!

台東に夜着いて、翌日の夕方台東を出るという短い滞在でしたが、こんなに色々なことができました。すべて徒歩で回れる範囲だったのが良かったです。

  • 台湾の他の街と違って原住民族の文化を感じることができた

  • 海と山が近くにあって自然を感じる滞在だった(高雄↔台東間の深い山の滝や大海原、車内から見ると心打たれます)

  • 台東に流れるのんびりユルい空気が好きになった

などなど、どこかほっと安らげる旅になりました。また行く台東! 
これを読んで台東に行ってみたいと思ってもらえたら嬉しいです。

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