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[マカオの旅]2023年のマカオで見つけた おすすめ10軒(レストラン/スイーツのお店紹介)

コロナ禍を経て海外復活、でも行きたかったお店が閉業していたってことはありませんか? 今も営業しているお店情報としてもきっとお役に立てると思い、2023年夏の香港&マカオの様子を(食)+(見)を中心にお届けします。当たりだったお店が多かったこの旅、今回は前半に2泊したマカオ編です。


「香港の空港についたら即マカオ」をおすすめする理由

香港からマカオへは以前は船でのアクセスでしたが、香港と橋でつながり、気軽に、しかも船よりも安くマカオにアクセスできるようになりました。マカオ行きのシャトルバスが出るのは香港国際空港の隣の島。香港のダウンタウンからマカオを目指すより、所要時間も大幅に短縮できます。
香港国際空港→(B4のバス他 10分程度)→香港側のイミグレ→(マカオ行きシャトルバス 乗車40分位 クレジットカードも使えました)→マカオ側のイミグレ→路線バスなどでマカオ市内へ
港珠澳大橋=Hong Kong - Zhuhai -Macao Bridge=HZMB の略称を覚えておくと便利です。
今回は香港に早朝に着く便利用でしたが、そのままマカオに移動しました。マカオ着の際にイミグレの建物1FにATMを見つけ、現地通貨(マカオパタカ)を引き出して市内へ出発。

「マカオでポルトガル料理」を絶対に試したいのはなぜ?

マカオは1500年代から1999年までポルトガル領でした。歴史の時間に習った大航海時代のまっただなかです。
道路名の表記も中国語&ポルトガル語の併記、バスの車内アナウンスも中国語にポルトガル語が続きます。ヨーロピアンな街並みもあちこちに。

ポルトガルとの深いつながりがあるため、マカオにはポルトガル料理のレストランが数多くあります。

(食)ディープなマカオが味わえる、路上の朝食【利記咖啡】

好きな人は「アジアの街にきたきた」と嬉しくなるようなお店です。お店があるのは大通りからちょっと入った小道の路上。道に並べられたテーブルを地元の人と相席で囲みます。

手前のポークチョップのせ麺、豚肉が驚きの柔らかさでした。麺は香港マカオあるあるなインスタントの出前一丁。即席麺とは思えない高度なアレンジでした。地元の人がやっていたオプションの目玉焼きのせ、やりたかった。奥は腸粉です。朝はつるりと喉越しよく。

飲み物は、香港やマカオで見つけたら一度は試したいものです。
鴛鴦茶(広東語:ゆんよんちゃ)
コーヒーと紅茶をミックスした飲み物で、うわ、罰ゲームみたいと最初思いましたが飲んでみるとハマります。ちなみに鴛鴦はおしどりの意味だそう。おしどり夫婦のごとく、コーヒーと紅茶が仲良くしているの図。
港式奶茶 
港式=香港スタイル のミルクティーです。紅茶が渋いくらい濃いのですが甘くて濃厚なエバミルクが中和しています。この濃厚さ、クセになります。

【利記咖啡】
巷 內, 8 號 Tv. do Mastro, Macao

(見)混雑する観光地は朝イチを狙う【セナド広場】

観光客でごった返すセナド広場は、なるべく人のいない朝を狙って行きました。8時台だとまだ人もまばらで、地面のモザイクもこんなに見えました。

広場近くにある地元の市場を見て歩きました。肉の豪快な常温販売が衝撃。

偶然、獅子舞や龍に出会いました。広場を練り歩いて、三街會館(關帝廟)がゴール。偶然見られてラッキーでした。

【Senado Square / 議事亭前地】
Largo do Senado, Macao

(おやつ)名物の牛乳プリン【義順雙皮燉奶】

セナド広場から少し坂を上がったところに義順の看板を発見! 牛乳プリンの有名店です。ふるふると心安らぐ優しい甘さのプリンで一休み。牛乳プリンは温かいのと冷たいのから選べます。トッピングも色々。

【義順雙皮燉奶】
1-19 Tv. do Roquete, Macao

(食)タイパ島 官也街のポルトガル料理【A Petisqueira】でランチ

タイパ島の歴史地区 官也街は、土産物屋や食べ歩きストリートフードが人気で観光客で賑わう地区なのですが、ポルトガル料理の密集地帯でもあります。グーグルマップでポルトガル料理で検索したらこんなに出ました。

予約せず、良さそうなお店があったら入ってみようと気合を入れて早めに下見に。ランチは12時オープンのお店がほとんどで、酷暑の中、お店の前で待ちました(早く開けてー)。

赤白のギンガムチェックのテーブルクロスがかけられた、気取らない店内。
暑かったので魚介類に白ワインをグビグビ、な気分でした。まずは冷えた白だ! ポルトガルの微発泡白ワイン(ビーニョ・ヴェルデというカテゴリーがメニューにあります)から選びました。暑い日はさっぱりしたビーニョ・ヴェルデ、最強です。それに、タコのサラダ。ニンニクががつっと効いていておいしかったです。

小イワシのグリルに酢、ニンニク、パクチーがどっさり。イワシは焼きたてでかりフワ食感でした。

【A Petisqueira】
Tsui Lam Garden, R. de São Joao, Macao

(食)タイパ島 官也街のポルトガル料理【Portugália 葡多利正宗葡國菜】で夕食

この日のホテルは官也街から歩いて10分だったので、夜もまたやってきました官也街(あれだけポルトガル料理のお店があるのでランチの1店だけじゃ不完全燃焼)。

お昼の下見で気になっていたこちらへ、予約無しで入ってみました。

ブルーの色使いが印象的な店内。お店の人同士で話すのはポルトガル語でした。おいしそうな予感。

まずは白ワイン。前にポルトガルのアレンテージョ地方に旅したことがあって、懐かしいのでアレンテージョのワインにしました。
そしてこちらもアレンテージョ地方で食べた懐かしのご当地料理、豚肉とアサリの一品。双方から出た出汁をじゃがいもや野菜が吸って、旨し!

もう1品はエビのアヒージョ(ajilloって書くのね、とこの時知る)。香港やマカオのエビってぷりぷり、いや、ブリブリ。ぷちっと弾けるような食感を楽しみました。

1品の量が多いので、他にも食べたかったのですがこの2品でお会計。容量無限の胃袋が欲しかったです。

【Portugália / 葡多利正宗葡國菜】
Taipa Village, No.75 R. dos Clerigos, Macao

(食)地元感あふれるお店で朝ごはん

ホテルの朝食も良いけれど、ホテルの周りを歩いて地元の人で賑わうお店に飛び込んでみるのも、ちょっとした冒険気分が味わえて良い思い出になるはずです。
今回はホテルの隣のブロックにあった、朝から元気に営業中のお店にふらりと入ってみました。きんきんに効いた冷房、大音量の広東語のテレビ、壁に貼られた漢字メニュー、店員さんと親しげに話す常連さん、とローカル感いっぱいです。
頼りになるのはこのメニューの英語だけ(朝は15マカオパタカの飲物代サービスですって!)、さてどれにしようか。

私は香港&マカオらしい朝ごはんにしようと、ご当地パンのパイナップルパンとミルクティー(もちろん渋いくらい濃い香港スタイル)にしました。

パイナップルパンといってもパイナップルが入っているわけではありません。上面にメロンパンの皮のようなさくっとした生地がのっているパンで、半分に切って温め、バターをたっぷり挟んだものが出てきます。
もう一人はこちら、豚肉入りのお米でできた麺。朝から大ボリューム! とひるみますが、喉越しの良い麺とシンプルな具材で完食でした。

こういった町の食堂みたいなお店は至る所で目にします。このお店なんて、朝も昼も夜も営業していました。気になるお店があったら入ってみましょう。

(見)マカオに行ったら一度はカジノを覗いてみたい【Galaxy Hotel / 澳門銀河】

カジノのある巨大ホテルがマカオには多数。賭ける勇気はないけれど足を踏み入れてみたい、でも足元がビーサンだった! 入れてもらえるかなあ? と不安を抱きつつ入ったのは【Galaxy Hotel / 澳門銀河】。

カジノだけでなく、ショッピングモール併設で「どこにこんなに人がいた!?」と驚きました。
どきどきしながらカジノ入り口に行くと、ビーサンでもあっさり通過

カジノ内では写真を撮らないのがお約束と聞いたので写真はありません。
見えなくなる位ずーっと奥まで続く、巨大できらびやかな異世界は滞在中一度は足を踏み入れてみたい場所です。カジノ内はビールを始め飲み物が無料なんていうのにも驚く小市民でした(スイカジュースをいただきました)。
帰りは乗ってみたかったマカオのLTRに乗ってホテルへ。

【Galaxy Hotel / 澳門銀河】
Galaxy Macau, G/F, Macao

(食)見た目は町中華 リピートしたポルトガル料理店の昼食【A Vencedora 坤記餐室】

7年前にマカオを旅した時にここで食べて、今回も是非また行きたいと思ったお店でランチです。
まるでポルトガル料理らしくない店構えです。店内もこんな感じで壁に漢字メニューばかり(笑) 

酢とオリーブオイル。今までのポルトガル料理店では、醤油さしスタイルは皆無でした(町中華っぽくて親しみが持てる)。本当にここでポルトガル料理出てくるのかな?

台湾とか香港とかでよく見る、「おいしい」って書いてあるあのお皿です(海外に来た感!)。

来ました! 手前はアフリカンチキン、奥は干し鱈のコロッケです。微発泡白ワイン、ビーニョ・ヴェルデも頼みました(グラスじゃなくてコップで飲むのがこのお店らしくて好きです)。

アフリカンチキンはマカオ料理の代表格で、マカオに来たら是非食べたい一品です。マカオの歴史が凝縮された料理と言えます。大航海時代、ポルトガルからマカオに向かう船はアフリカ大陸の南側を通り、インドに寄港し、マラッカを通ってマカオにやってきました。船乗り達がアフリカで食べたスパイシーな鶏料理をベースに、インドのカレーやスパイス、マラッカのココナツミルク、そしてマカオの広東料理といった寄港地のあらゆる要素がミックスされてできあがった料理です。同じアフリカンチキンでも、お店によってレシピはさまざま。マカオだから生まれた味を大航海時代に思いを巡らせながら食べましょう。
ポルトガルらしい干し鱈のコロッケは、揚げたてで外はさくっと、それでいて中はしっとり。ワインとたまらなく合います。
勢いでもう1品、豚肉料理を頼むことにしました。ボリュームたっぷり、おなかいっぱいになりました。

お店の近くはこんな感じでした。マカオの下町にある、地元の人に愛されるお店です。予想通り、クレジットカードはNG。

香港&マカオの工事現場でよく見た、竹の足場。これ見ると「来た来た」と思うシリーズです。

【A Vencedora / 坤記餐室】
マカオR. do Campo, 264號R. Edificio Pak Nin Son

(見)アジアにいるのを忘れる、ヨーロッパの街並ラザロ地区

ヨーロピアンな歴史的建造物が並ぶラザロ地区はマカオの喧騒を忘れてのんびり歩ける美しい街並のエリアです。

聖ラザロ教会を目指して、周りを歩くと楽しいです。

今いるのは本当にアジアなのか? と不思議な感覚になります。

ランチを食べた下町のお店(A Vencedora / 坤記餐室)から歩ける距離だったので立ち寄りました。徒歩数分で街並みの印象ががらりと変わり、驚きます。

【聖ラザロ教会 / 望德聖母堂】
Adro de São Lazaro, マカオ

(おやつ)香港式とマカオ式、2タイプのエッグタルトの存在

おやつに食べたいエッグタルトですが、2種類あるってご存知でした?
マカオ式→パイ生地で表面に焦げ目
香港式→表面がプリンみたいにつるんとしている
香港とマカオ両方に行くなら、マカオでは是非焦げ目つきを探したいところです。

マカオ式発見! パイ生地のサクサクを楽しみました。ポルトガルのエッグタルト発祥の地の「パステイシュ・デ・ベレン」のスタイルに近いのがマカオ式です(リスボンのジェロニモス修道院に言った時、並んで食べたなあ)。
ちなみに香港式はこちら。

(おやつ)マカオ代表おやつ 杏仁餅(アーモンドクッキー) 

マカオのお土産で人気のお菓子です。土産物店で実演を見ることができました。アーモンドの粉を木型に押し固めて作ります。カリッとした食感と口にひろがる杏仁豆腐のあの香りを楽しめます。どのお店でもお土産に強力におすすめされています。

口の中の水分全部持っていかれる系なので、好き嫌いは分かれるかもしれません。試食チャンスがあったら是非トライしてみましょう。

(食)インテリア雑誌に出てきそうなアンティーク空間でポルトガルワインを楽しむ夜【MacauSoul - wine lounge (Alma de Macau - Bar de Vinhos)/澳感廊】

オーナーの趣味の良さがお店のどこを切り取っても感じられた素敵なワインバーです。店内のアンティーク家具や、食器(きっと特注よ)、布づかい、高い天井からさがる木製の鳥籠、まるでインテリア雑誌を眺めているようでした。

席数が少ないので要予約です。私はお店のHPにあったアドレスにメールしました。クレジットカード不可なので現金を用意して行きましょう(香港ドルでも払えます)。
お通しが並んだだけでもう素敵。

ポルトガルのワインの種類がすごいです。メニューから選んだワインはあいにく品切れだったので、同予算で選んでもらいました(メニューに無いの来ました)。探していたマカオビールもこのお店にありました。飲みやすい味です。

温かい料理はこのお店のメニューにはありません。ではオーダーは生ハム程度にして、次のお店でしっかり食べるか、と目論んでいたもののかなりのボリュームでした。

2023年11月に京都にもお店をオープンする予定だそうで、2号店となるYasakaSoulにも是非行ってみたいと思っています。

【MacauSoul - wine lounge (Alma de Macau - Bar de Vinhos)/澳感廊】
31A R. de São Paulo, マカオ

(見)ライトアップされた夜も素敵! 【聖ポール天主堂跡】と【セナド広場】

マカオに行ったら誰もが訪れる観光地【聖ポール天主堂跡 / 大三巴牌坊】のライトアップされた姿を見に行きました。日中とは違って、より荘厳な感じがしました。

【聖ポール天主堂跡】から歩いて数分なので、夜の【セナド広場】にも。光が美しくて思わず歓声でした。

【聖ポール天主堂跡 / 大三巴牌坊】
地下B座, Edificio Cheong Van, 46號 R. da Tercena, マカオ
【Senado Square / 議事亭前地】
Largo do Senado, Macao

(食)花街の歴史が残る通りで気軽に食べるフカヒレスープでシメ【翅客】

マカオで昔の歓楽街だった通り、福隆新街 / Rua de Felicidade にあるお店です。この通りは今でも昔の町並みが残されていて、マカオ滞在中に一度は歩きたいエリアです。

昔の建物を利用したショップや飲食店が並びます。
マカオの中華レストランは、フカヒレやアワビなど高級な乾物を使った料理をウリにしているところを数多く見かけました。店頭のメニューの価格を見ると、フカヒレでも意外と手が届きそうなお値段なところも。
夜の2次会はここでフカヒレスープにしてみよう! と入ったお店が【翅客】です。ちなみに「翅」がフカヒレを表すワードなので覚えておきましょう。

メニューが漢字でわからないので(翻訳アプリを使ったら更にわからなかったです)、勘でマカオパタカ80(1,500円弱)のNo.13を頼んでみることに。

土鍋でぐつぐつ煮える、おいしそうなのが運ばれてきました。
フカヒレの他にホタテやキクラゲなどが入っていて、ものすごく良い出汁がでていました。熱々なのに夢中で食べました。

このお店もクレジットカード不可。マカオはカード不可のお店が意外と多かった印象でした。

【翅客】
Edificio Lun Fat, 10 Beco do Matapau, Macao

ミックスカルチャーのマカオを楽しもう!

西洋と東洋、歴史と現代が共存するマカオ。この後行った香港とは、全く違う印象を受けました。「予想以上にヨーロッパ」を体験しに、マカオに出かけてはいかがでしょうか。

次回は旅の後半、香港編をお届けします。お楽しみに!

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