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まうの就活体験記

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就活が嫌すぎてたまに吐き出す本音です。喉元過ぎればなんとやらなこの気持ちも、きちんと残しておきたくて。
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まだ蕾、あるいは

まだ蕾、あるいは

気がついたら4月になっていた。4月が来たということは学年が一つ上がったわけで、私なりに重要な一年が幕を開けたということになる。

咲ききれない、開ききれないまま、季節だけが通り過ぎていく毎日。だけど決して停滞しているわけではなくて、なのに傍目から見ると何も進んでいない。ここ数ヶ月は、そんな不思議な時の流れを感じている。

ふらっと外に出てみたら、近所の桜が咲き始めていた。満開とは言えないけれど、近

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やりたいこと、やるべきこと、できること

やりたいこと、やるべきこと、できること

本日は会社説明会二本立て。朝からカメラオンの2時間半、昼からはカメラオフの1時間半をパソコンの前で過ごしました。
何時間もじっとしながら話を聞くのは苦手です。二つめを聞き終えてアンケートを提出した瞬間、閉店ガラガラおやすみなさ〜いとベッドにダイブしそのまま爆睡をかましたのが本日のハイライト。

朝からの2時間半が本当にしんどくて。眠いしだるいし退屈なのに、画面の前で常に話に聞き入っているふりをする

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天気がいい日は

天気がいい日は

3月になった途端、春を実感するようになった。
気がつけば日が暮れるのが遅くなり、うららかな日差しが部屋に差し込む朝が楽しみになってくる。

長い冬だったなあ、というよりは、もうこんな季節かあ、という感覚。歳を重ねれば重ねるほど、時間の流れがなぜかどんどん早くなっていく。本当は、いつまでも小学生の頃くらいの緩やかさで生きていきたいのに。

そんな今日は天気がよかったから、たっぷり眠りこけてしまった。

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夏、自分と戦う。

夏、自分と戦う。

こんにちは、まうです。

好きなことしかやりたくねえ〜期が再来しています。単純に忙しいからというのもあるのですが、就活サイトを長らく開いていません。毎日のように届くメールを開くだけ開いてろくに読まずに閉じる日々。

昨日あったインターン(視聴するだけ)も、体調が悪くて眠たいからとほとんど爆睡しながら参加しました。とんでもねえ就活生だな。

周りは今もきっと動き続けているんだろうなあと思いながらも、

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嘘をついて求められるくらいなら

嘘をついて求められるくらいなら

就活についてあれこれ考える中で、ある一つのポリシーに行き着いた。

自分にだけは嘘をつきたくない。

一つと書いたけれど、むしろこれしかないくらいには大事にしたいことだと思っている。

仮に私に働きたいという意志があるとして、だとしたらもちろん、自分が心から働きたいと思える企業を選ぶだろう。自分の人生の大半をそこに費やすかもしれないのだから当たり前だ。

あくまでまだ就活のしの字も始めていないペー

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夢と普通と板挟み

夢と普通と板挟み

自分のやりたいことと、自分の価値観。それらの板挟みになっている。

就活いやだよお、と両親にこぼしたら「国立でフリーターはないやろ〜」といつもの調子で軽く言われた。
まあ、私もそう思う。そう思ってしまう。なにせこのごく一般的な価値観を持った親のもとで20年あまり育てられてきたわけだから。

「一般的」「普通」という価値観は時に人を縛り、摩耗させる。

幼い頃から、普通でいなきゃいけないと半ば脅迫さ

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この社会に忠誠を誓って

この社会に忠誠を誓って

『とにかく早め早めの行動が大事です』

『23卒は厳しい傾向になりそうですね』

『今から動かないと就活本番で困りますよ』

やかましい。煽るんじゃねえ。
彼らの商売に易々と飲み込まれないよう、スマホをいじりながら話半分に聞く。別に聞いていたっていなくたってカメラオフなんだから悪印象を与えることはない。オンラインのメリットはこれくらいか。

とはいえ、その話全てが胡散臭い、無駄だと切り捨てられるほ

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何者かになるということ

何者かになるということ

働きたくない。
就活を意識しはじめた頃から、漠然と、それでいていやにはっきりとそんな思いがある。

社会人はみんなすごい。一度でも社会に出ようとしただけで、私にとっては国民栄誉賞並みにすごいことだ。

すごいけれど、私もあの中の一部になるという未来が到底想像できない。

先日、マイ◯ビとやらのオンラインセミナーとやらを受ける機会があった。
当たり前のように語られる「インターン」「企業研究」「自己P

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