記事一覧
【一灯照遇】No.50 人生の名優たれ
人は誰でも社会的な営みの中で、ある「役」を与えられて(あるいは自ら立候補して)演じている生き物ではないでしょうか。
私生活で言えば、「親」「子供」「夫・妻」「兄・姉」「弟・妹」「友人」など。仕事であれば「経営者」「管理者」「新人」「若手」などなど。立場や役職の違いは様々あれど、一人の人間は様々な役柄を演じながら社会生活を営んでいます。
そして日頃から仕事や生活をする上で、私たちが発揮している基
【一灯照遇】No.22 母を思う
これは、2020年の5月に書きました。
五月と言えばゴールデンウイーク。その中のこどもの日。祝日法によると、こどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝することが趣旨のようです。
母に感謝する日か、知らなかった。
そして今年の五月十日は「母の日」。
五月は母を思う月のようです。ということで母の詩をいくつか。
十億の人に 十億の母あれど わが母にまさる 母あらめや
【一灯照遇】No.40 名言のリレー
今日は美しく咲いている花も、夜半の嵐で翌朝には散っていることもある。明日とも頼めぬこの命。花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが、人生だ。なんて言葉もある。出会いは一期一会。
人との出会いは必然か、いや偶然か。『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』という森信三氏の言葉が頭をよぎる。正直、必然でも偶然でもどちらでもよいが、物事の捉え方によって、人生が
【一灯照遇 No.42】「教育」という言葉に対するちょっとした反抗
先日、ある会社の教育担当の方から、下のようなメールをいただいた。
(前段略)
少し話は変わりますが、コロンビア大学のサーマン博士という人が
「社会における教育の役割とは?」
との記者からの質問に対して
「質問の仕方が違うのではないですか?
『教育における社会の役割は?』と聞くべきだ。」
と答えたそうです。つまり、
「教育は、社会の一部ではなく、社会から派生したものでもなく、
教育こそが最初から人間