松本大輔

主に教育のことや日常感じたことを不定期で書いていきます。どうぞ宜しくお願いします。 過…

松本大輔

主に教育のことや日常感じたことを不定期で書いていきます。どうぞ宜しくお願いします。 過去に書いたものをランダムにアップしたりしていくので、順番通りには並ばないと思いますm(_ _)m

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【一灯照遇】No.53 社員教育の5大条件

新年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 年始は熊本に帰省しておりました。結婚式を挙げた熊本城内の加藤神社に初詣。2人の娘が生まれた報告をさせていただきました。 今年は寅年。十干十二支で言うと、「壬寅(みずのえとら)」だそうです。この壬寅という年は、「新しく立ち上がる」「生まれたものが成長する」といった縁起の良さを表しているそうです。 ぜひとも成長の年にしたいものです。 さて、新しい年を迎えるにあたって、これまでの総括のようなことを書い

    • 【一灯照遇】No.54 戦争から考える足下の教育

      ここしばらくは鬱々とした毎日を送っています。海の向こうで戦争が継続しています。大学で戦争について専攻していた身としては、非常な危機感を覚えずにはいられません。 75年前まで日本も戦争をしていました。第一次も第二次も、戦端が開かれたのはヨーロッパでした。そして第二次世界大戦はヨーロッパで戦争が始まってから2年後に日本も参戦しました。 もしもそんなことになったら…と思うといてもたってもいられなくなり、長女には今のうちに伝えられるものを伝えておこうと家庭でも独自の寺子屋のような

      • 【一灯照遇】No.52 数字は万能か?

        徳と功 日本人は道という言葉が好きです。柔道、剣道、書道、華道、など。相手を尊重し、それぞれに行動作法があり、勝ち負けというよりも自己修養のために行うものです。 礼に始まり礼に終わる。その根幹には道徳という考え方が根付いている気がします。この「道」という考え方は、「こういう行動や言動をすれば、人として道を踏み外さずに済むんだよー」という手本を示しているものであると思います。 一方「法」は「これをしたらダメ。こんな罰を受けてもらうよ」という、「道を踏み外した後」のことに重き

        • 【一灯照遇】No.51 山を登る

          先日ある雑誌の中で逆境指数(AQ)という言葉を目にしました。IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)はよく聞きますが、AQという言葉には初めて出会いました。 アメリカのストルツ博士という人が提唱した指数だそうで、人が生活や仕事の中で遭遇している様々な逆境に対してどのように立ち向かうのかを分析し、数値化したものだそうです。 まずは、人が逆境に直面した時にいかに反応し、考えを巡らせるか。4つの要素にまとめられるようで、 ①コントロール(Control) どれだけ自分の反応をコ

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        【一灯照遇】No.53 社員教育の5大条件

          【一灯照遇】No.50 人生の名優たれ

          人は誰でも社会的な営みの中で、ある「役」を与えられて(あるいは自ら立候補して)演じている生き物ではないでしょうか。 私生活で言えば、「親」「子供」「夫・妻」「兄・姉」「弟・妹」「友人」など。仕事であれば「経営者」「管理者」「新人」「若手」などなど。立場や役職の違いは様々あれど、一人の人間は様々な役柄を演じながら社会生活を営んでいます。 そして日頃から仕事や生活をする上で、私たちが発揮している基礎的な能力に「読む」「書く」「聞く(聴く)」「話す」「考える」があります。これを

          【一灯照遇】No.50 人生の名優たれ

          【一灯照遇】No.22 母を思う

          これは、2020年の5月に書きました。 五月と言えばゴールデンウイーク。その中のこどもの日。祝日法によると、こどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝することが趣旨のようです。 母に感謝する日か、知らなかった。 そして今年の五月十日は「母の日」。 五月は母を思う月のようです。ということで母の詩をいくつか。 十億の人に 十億の母あれど わが母にまさる 母あらめやも 暁烏敏 私がここにいるということは 母の必死の 祈念があるということ 東井

          【一灯照遇】No.22 母を思う

          【一灯照遇】No.49 さよならばあちゃん

          先日、コロナウイルスのワクチン2回目を摂取してきました。当日は何もなかったのですが、翌日からひどい倦怠感と悪寒が…。一日中真冬の格好でガタガタ震えていました。 自分で言うのもなんですが、私は社会人になってから風邪やインフルエンザに罹ったことがなく、家族が罹患していてもなぜが一人だけ平気なんです。そんなこともあり、体調を崩すことにあまり慣れていません。久々に病気のしんどさを味わいました。 同時に、健康のありがたみも再確認。40も近くなると、しみじみと感じられるものです。普通

          【一灯照遇】No.49 さよならばあちゃん

          【一灯照遇】No.14 あたりまえをあたりまえに

          これは、2019年の夏に書いたものです。 夏の甲子園も終わり、大阪代表の履正社が悲願の優勝を遂げました。 球児たちは猛暑の中、一生懸命な姿を見せて多くの人に感動を届けてくれました。 その中でも私は一つのエピソードに「うーん」と思わされました。 8月18日、準々決勝の星稜(石川)対 仙台育英(宮城)での出来事です。 憶えておられる方も多いと思います。 (以下記事引用) 七回裏。仙台育英の攻撃中、星稜の先発・荻原の右手がつりかけた。仙台育英の4番打者・小濃は、荻原の小さな異

          【一灯照遇】No.14 あたりまえをあたりまえに

          【一灯照遇】No.18 自由=孤独×責任×後始末

          「自由」という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 自由自在、自由の女神、自由研究、自由民主党、自由行動、自由研究などイロイロあります。 自由を読み下してみると、「自ラニ由ル」となるでしょうか。 「原因・理由を自分に求める姿勢」とでも訳したらいいですかね。 自由の解釈は様々あると思いますが、平安時代には使われていたようで、当時は我儘放蕩という悪い意味で使われていたようです。そして明治になり、外国の本を翻訳するうえで、LibertyやFreedomを自由と訳すようになり、

          【一灯照遇】No.18 自由=孤独×責任×後始末

          【一灯照遇】No.39 靴を履かない人たちに靴を買ってもらうには?

          とある初冬の昼下がり。 お客様への訪問前に少し時間があったので、公園のベンチに座っていました。ふと前方に目をやると、車いすに乗った人が。身なりなどから察するに、ホームレスでしょうか。これから寒くなるのに大変だな、と思っていると、作業を始めました。車いすでベンチの前に移動して、ベンチを机代わりにして、ガチャン、ガチャンと何かを始めました。どうやらなにか器具を使って空き缶を潰しているようです。 そうか、生活の資にするんだな。 私はなんとも言えない気持ちになりました。かわいそう

          【一灯照遇】No.39 靴を履かない人たちに靴を買ってもらうには?

          【一灯照遇】No.40 名言のリレー

          今日は美しく咲いている花も、夜半の嵐で翌朝には散っていることもある。明日とも頼めぬこの命。花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが、人生だ。なんて言葉もある。出会いは一期一会。 人との出会いは必然か、いや偶然か。『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』という森信三氏の言葉が頭をよぎる。正直、必然でも偶然でもどちらでもよいが、物事の捉え方によって、人生が主体的になるか、受け身になるかは変わってくると思っている。主体的な人は、何事も自

          【一灯照遇】No.40 名言のリレー

          【一灯照遇 No.42】「教育」という言葉に対するちょっとした反抗

          先日、ある会社の教育担当の方から、下のようなメールをいただいた。 (前段略) 少し話は変わりますが、コロンビア大学のサーマン博士という人が 「社会における教育の役割とは?」 との記者からの質問に対して 「質問の仕方が違うのではないですか? 『教育における社会の役割は?』と聞くべきだ。」 と答えたそうです。つまり、 「教育は、社会の一部ではなく、社会から派生したものでもなく、 教育こそが最初から人間とともにあり、人間の最も根源的な営みである」 ということです。 全部繋がります

          【一灯照遇 No.42】「教育」という言葉に対するちょっとした反抗