「母さんの手」
母さんの 手の指は
小鳥の脚のように ほそぼそ
すすきの穂のように カサカサ
メリケン粉まみれになれば
抱きウサギのような やさしさに
包まれる
夕ご飯の支度の後は
乳液をつけても まだ
タマネギの匂いがする手
傷だらけの 指輪が
節の 大きくなった
指で ぐるぐる回る
うたた寝を していると
いつも そっと
毛布を 掛けてくれる手
ころんで ひざを擦りむくと
「神様ア・・
すぐに治してくださいよぉー-」と
軟膏 塗り塗り つぶやく手
遠足の日は 朝早くから
丸っちょオニギリや おいなりさんを
チョンチョン こさえる手
ねつけない夜
ねむり唄と 一緒に
背中を トントンしてくれた手
その手の しわの
ひとつ ひとつが
ボクの人生の歩み
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