「大人は、意識しないとマイペースでいられないから。」マイペースの作り方を思い出そう
マイペース、マイペース!ってよく言うけど、マイペースってすんごい難しい。
わたしたちは他者と関わりあって生きているから、常に自分のペースを他者に合わせている。
そりゃ、マイペースになんかなれないはずだ。
他者を尊重することと他者ファーストは違う
世の中の大半の人は、周りの人から「相手を思いやって」とか「相手の立場に立って」とかなんとか言われ、そうせざるを得なくて、他者のペースに合わせて生きているだろう。
そうして生きるうちに、常に他者ファーストの考え方をするようになる。
そしていつの間にか、自分のペースを忘れてしまう。
こうなると、他者のペースに合わせて生きる、を通り越して、他者のペースで生きていることになる。
ここまでくると、(あくまで自分の頭の中では)もう自分のための人生ではなくなっているから、何のために自分が存在するのか、といったことを考え始めてしまう。
だからわたしたちは、「自分の存在意義を感じ取れる日々を取り戻す」ために、意識的にマイペースになる必要がある。
マイペースになれない要因はお国柄?!
ぼーっとしていると、他人のペースに飲まれてしまうこの世の中。
というのも、まず日本の特徴として、
まだまだ根強いお客様=神様の風潮があるし、年上を敬えとか儒教思想を形式だけ実践している雰囲気もあるし、性について固定観念を持っていることを自覚してない人も一定いるし、とにかく自分自身を大切にしない、誰得かわからない決まりや縛りが多すぎるから。
まーじで、誰のためにあるんだろね、そのルール?って疑ってるあなたは超・頭が良いです!
人口の構成比が一つの民族に偏っている日本は、伝統を大切にできる一方で、新しい思想が取り入れられにくい。
日本で暮らしていて新しい思想を持っている人は、生きづらい〜と思ってるかもしれないけど、それは当然の気持ちだから安心してほしい。
マイペースになれないときの心の状態
他人のペースに飲まれてしまう理由はまだある。
それは、自分に自信がないこと。
仕事に慣れていなかったり、人から好かれることばかりに気がいっていたりして、自分のやることなすことに自信が持てないと、物事を判断する軸が自分の中にない状態になる。
すると何かに迷った時に、多数派や、自分の周りの人の意見を鵜呑みにし、行動に移してしまう。
その結果、他の人のいいようにこき使われるなど、望まない結果を招いてしまうのだ。
大人には、マイペースになるための技術が必要
実践!マイペース作りの技術
さあ、大人の皆さん。
やっぱマイペースが一番気が楽だよねえ?
子どもの頃はいつでもマイペースだったのに、どうしてわたしたち、もうマイペースになれないんだろう。
他人のペースに飲まれて自分を見失わないように、今こそ、マイペースの作り方を思い出そうではないか。
マイペースの作り方 その①
わたしはいつも焦っている。通勤するときは、最速で乗り換えできるように、電車の内扉の真ん前に陣取って、電車の扉が開いた瞬間に先頭を切ってスタスタ歩き出し、階段を登る最中も、前に歩くのが遅い人がいたら追い越して進む。
けれど、そうした生き方をしていると、遅かれ早かれ疲れてしまうのだ。
だから、いま自分急いでるな、と思った時は「焦らない」と言い聞かせるようにしている。
だって、電車を一本逃したくらいで、人生に何の影響もないし。
「焦らない」と自分に言い聞かせるだけで、自分の行動は自分が決断していると感じることができ、何かに急かされない"自分のペース"の感覚を掴むことができる。
マイペースの作り方 その②
はいでました〜きなくさワード「工作」。
マイペースに生きていると、横槍が入ることがあります。「そんなに時間かけないでよ」「それはダメ」とかね。
この横槍が、マイペースを阻む要因のひとつなんですよね。
なので、他人から見たらマイペースに見えないように工夫して、しれっとマイペース時間を過ごしてみましょう。
例えば、ある作業に時間がかかってしまうのなら、他の作業をテンプレート化して高速で捌いて、時間のかかる作業はマイペースに取り組む。
皆のやっている行動に疑問を感じていて、自分はそれをやりたくないのだとしたら、「自分の意思でそれをやらないキャラ」ではなく「能力/性格的にそれができないキャラ」を作ってしまう。
この方法なら、いさかいを起こすこともないし、マイペースに生きていても誰も何も言ってきません。
最後に
わたしは、昔元気がなかった時期に、友人から「lipikaのペースでね」と声をかけてもらい、とても救われた経験があります。
そのとき、「ああ、わたしは自分のペースをないがしろにしていたんだな」と気づきました。
自分のペースって、思っているよりすぐに崩れてしまうものです。
この記事で、少しでも皆さんが自分のペースを取り戻せるお手伝いができたら嬉しいです。
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